新機軸の戦いが楽しめる『ガンダム バトルオペレーションNEXT』

 2015年4月30日より、プレイステーション4で『ガンダムバトルオペレーションNEXT』のβテストが開始された。開発現場に足を運んでいち早くプレイさせていただいた、βテストのインプレッションをお届けする!
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『ガンダムバトルオペレーションNEXT』βテストプレイインプレッション_01

 週刊ファミ通バサラ佐藤だ! 俺といえば『ガンダム』のゲームの数多くをプレイしていることでおなじみだ! いや、おなじみではないかも知れないが、たとえばガンダムコンクエストファミ通方面軍司令部などもアレしていたりするので、一部の人にはおなじみかも知れない。俺の話はどうでもいいので、ゲームの話をしていく!

5対5のチームバトルで、互の戦力ゲージを奪い合う!

 まずはゲーム概要から。完全オンライン専用となっており、ネットワークを介して全国のプレイヤーと5対5のチーム戦を行う。前作は最大で6対6だったので、そこがまず違うところだな。そして両チームには戦力ゲージがあり、機体を撃墜すると機体コストに応じて戦力ゲージが減っていくという仕組み。もちろん、高性能な機体ほどコストも高くなるってわけ。また、中継地点を敵より多く占領していると敵の戦力ゲージを継続的に減らすことができ、敵拠点を破壊すると敵戦力ゲージを大きく減らせる。制限時間内に敵の戦力ゲージをなくすか、制限時間が過ぎて戦力ゲージが多い方が勝ちとなる。なお、出撃には時間で回復する出撃エネルギーが必要で、たくさん遊びたい人は出撃エネルギーを購入することも可能といった点は、前作と同様。もちろん、βテスト期間中は、エネルギーの購入は無料なので、時間の許す限り無限に出撃できるというわけだな!

『ガンダムバトルオペレーションNEXT』βテストプレイインプレッション_03

スピード感溢れるバトル

 何が変わっているのかっていうと、ひと言でいうと「全部」だ! 全部なんだが、触ってみて明らかに違うのはプレイ感覚。前作の『機動戦士ガンダム バトルオペレーション(バトオペ)』は、“全体的にずっしりしている重厚感のある作り”だったのに対し、本作はだいぶスピーディーになっている! 「速く、軽い」ってこと! 前作がジワジワ戦線を上げていく感じだったら、本作はもっとイケイケなイメージ! だからといって単機で突っ込んでいいのかというと、それは別の問題だが、全体的にスピーディーなのは間違いない! しゃがみ状態で○ボタンを押すとサブフライトシステムが呼べるんだが、これに乗って移動したりすればさらに速いこと間違いなし! とにかく、高機動、ハイスピードなバトルが楽しめるってことよ!

『ガンダムバトルオペレーションNEXT』βテストプレイインプレッション_04

バトルはMSのみで、歩兵戦はなし!

 違うことが多すぎて何からいっていいのかわからないが、大きな違いは歩兵での戦闘はなくなっていること。完全にMS対MSどうしの戦いに専念できるというわけだ! 「なんかレーダーに映ってるけどよく見えないからバルカンを撃ちまくっちゃうぞー」ってことはなくなるから安心! 倒すべきは敵MSだ! 中継地点の占拠も、特定エリア内にMSが入るだけで行えるようになっているのでめっちゃ楽チン! 歩兵は歩兵で味があって楽しいんだけど、どうしても歩兵で遊びたいって人は、並行してサービスが続く前作を遊べ! また、敵の拠点もMSで攻撃することになるんだが、一回アークエンジェルに単機で挑んでみたら、硬すぎて全然倒せなかった! なんか、バシバシ砲撃してくるし、拠点狙ってると敵に後ろからやられるし(当たり前か……)、ひとりで行くもんじゃないなと思った。そう、これはチームで戦うゲームだからな。

操作方法も一新!

 いろいろ説明する前に、操作方法が全然違うことを言っておいたほうがいい気がしてきた。操作方法はこう!
・L3スティック…移動(押し込みでしゃがむ)
・しゃがみ中○…SFS(サブフライトシステム)呼び出し
・しゃがみ中△…レーダーポット設置
・R3スティック…視点変更(押し込みでロックオン)
・□ボタン………メイン攻撃(長押しで予測射撃)
・△ボタン………サブ攻撃(長押しで予測射撃)
・○ボタン………格闘攻撃
・R1+○…………タックル
・R1+△…………特殊攻撃1
・R1+□…………特殊攻撃2
・×ボタン………ジャンプ(2度押しでブーストダッシュ)
・L1ボタン………マニュアル射撃モード
・L2ボタン………メンバー情報確認
・R1ボタン………ガード(2度押しでステップ回避)
・R2ボタン………拡大マップ確認
・L3押し込み+R3押し込み……パイロットスキル発動
・方向キー………シンボルチャット、簡易メッセージ
・STARTボタン…ミニマップ切り替え
全部のボタンを使っているので難しそうな印象を受けるかもしれないが、すぐになれるから大丈夫だ! とくに、ほかの『ガンダム』ゲームを遊んでいるプレイヤーならまったく問題なし!

ロックオンがあるよ!

 前作は、自分で狙いをつけるTPS的な操作方法だったが、今回はロックオンができちゃう。多くの『ガンダム』ゲームがこのスタイルなので、『ガンダム』ゲームのファンならすんなりプレイできるようになるはず。もちろん、ロックオンしているからって必ず命中するわけではないぞ! 歩き回ったり、ステップしたりすれば、そうそう当たるものではない。そこで、そういった相手に対しては、射撃ボタンを長押しすれば予測射撃ができる! 一直線に歩いているような素人なら、予測射撃でバシバシ当たるぜ! あとあれだな、武器は切り替えなしでボタンの組み合わせで使えるのもいいところ! 使いたい武器がすぐに使える、これ重要!

ウイングガンダムやストライクガンダムも参戦!

 登場機体について注目なのは、宇宙世紀の機体はもちろんのこと、『新機動戦記ガンダムW』、『機動戦士ガンダムSEED』も参戦!! βテストで使える機体は以下のとおり。
 ・ガンダム(汎用)
 ・ジム・スナイパーII(支援)
 ・ザクII(汎用)
 ・グフ(格闘)
 ・ウイングガンダム(急襲)
 ・ストライクガンダム(汎用)
 ・ストライクダガー(汎用)
 ・ディン(急襲)
 ・長距離強行偵察複座型ジン(支援)
機体ごとに、汎用、格闘、支援、強襲といったカテゴリーに分けられており、得意ジャンルが異なっている。ガンダムは汎用で、グフは格闘といったように、原作のイメージ通りで考えておけば間違いなし!

『ガンダムバトルオペレーションNEXT』βテストプレイインプレッション_02

ウイングガンダム強え!

 やはり、せっかくなのでウイングガンダムを使ってみようと思い、最初に触ってみた。本機体は、特殊攻撃が変形とバスターライフル照射になっていて、変形するとSFSと遜色ないスピードで移動できちゃう。調子に乗ってどんどん進んでいくと、敵陣の中でたったひとりなんてこともあるので気をつけたいが、それはそれでウイングガンダムっぽいような気がしないでもない。でも、集中砲火を浴びると勝てないから気をつけろ! ウイングは、やはり射撃が強力で、バカバカ射撃を撃ってるだけでも戦えそうな感じ。また、ここぞという場面でバスターライフル照射をブチあてれば、一気に大ダメージを与えることも可能! やべえ、強え! ただし、コストが非常に高いので、撃墜されるたときのリスクもかなり高い。1回やられる前に、相手を最低2機は倒すように立ち回らないと、ただ戦力ゲージを減らすだけの存在になっちまうから気をつけろ! ちなみに、かなりガッツリβテストをプレイしないと、ウイングガンダムは手に入らないらしい。欲しければ、徹底敵に遊ぶべし! 持ってる奴は本物だ!

その他の機体も触ってみた

 ジム・スナイパーIIは、イメージ通りの射撃タイプ。ほかの機体と比べても、有効射程がだいぶ長め。敵が近づくより先に、射撃で牽制できるのが強みだな。ただ、当たり前だけど近づかれて1対1になると相当きびしい。味方機体といっしょに行動したいところ! 一方、グフは格闘が強い機体。なるべく敵と距離を詰めて、一気に格闘で押していきたいところ。近づいちゃえば相当強いけど、やはり単機で突っ込むと射撃の雨あられでやられてしまうので、いかに1対1の状況を作るかが大事だな。何にしても、チーム力が大事ってことだ! 覚えておこう!

機体やパイロットのカスタムも豊富!

●機体やパイロットのカスタムも豊富!
 出撃前には、さまざまなカスタマイズが可能だ。モジュールは、機体に装備させることで、さまざまな性能アップの効果を得られるもの。また、マスタリーでは、パイロットの能力を高めることが可能だ。マスタリーによって、機動力特化、格闘戦特化、防御力特化などなど、多彩な特性を持たせられるぞ。さらに、パイロットスキルも格闘強化と射撃強化のどちらかがセット可能だ。搭乗する機体に併せて選ぶといいだろうな。

総括!

 大枠のゲームのルールは前作を踏襲しているが、実際に遊んでみると、まさに「別ゲー」。じゃあ、「なんで『バトルオペレーション』って名前なの?」って疑問もあるかもしれないが、そういったことは週刊ファミ通2015年5月28日号(5月14日発売)にインタビューが掲載されるのでチェックしてほしい! 全般的にスピード感のあるバトルが楽しめるし、登場機体もバラエティーに富んでるしで、こいつをやらない手はないな。あと、せっかくのβテストなので、あーしてほしいこーしてほしいって意見は、どんどん送っておこう! そうすれば、さらに楽しいゲームになること間違いなし! 無料なんだから(βじゃなくても)徹底的に遊ぼうぜ!