“陪審バトル”のデモプレイが披露
ドワンゴ及びニワンゴは、2015年4月25日(土)、26日(日)に幕張メッセで動画サービス“niconico”の超巨大イベント“ニコニコ超会議2015”を開催。開催初日にあたる4月25日には、カプコンブースにて“『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』新情報ぞくぞく発表してみたステージ”が行われた。出演声優が発表されるなど、その名の通りに新情報が続々と明らかとなった、このステージの模様をお届けしよう。
ステージに登壇したのは、『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』のプロデューサーを務める小嶋慎太郎氏と、ディレクターの巧舟氏。ご存じの通り本作では、19世紀を舞台にしているが、その経緯について巧氏は「新プロジェクトということで、思い切って100年前にしました」と説明。時代設定の大きな理由になったのは、シャーロック・ホームズ。匠氏はシャーロック・ホームズの大ファンとのことで、「いつか何かしたいと思っていた」とのことで、まさにその願いが実現したのが本作というわけだ。
“探偵パート”と“法廷パート”が楽しめる本作だが、それぞれ新趣向が凝らされているという。“探偵パート”の新要素は“共同推理”。先述の通り、本作にはシャーロック・ホームズが登場するのだが、“探偵パート”では、成歩堂とホームズの夢のコラボが実現。天才であるシャーロック・ホームズがとっと行き過ぎた推理をするのをヒントに、成歩堂がそれを正していくのが“共同推理”になるという。
一方の“法廷パート”の新要素は“陪審バトル”。いまは日本でも陪審員制度が導入されているが、「前から使おうと思っていたのですが、今回真正面から取り組むことにしました」(巧氏)とのことで、まさに万を持しての導入であるようだ。ステージでは、成歩堂龍ノ介が初めて法廷に立つシーンがデモプレイとして披露され、この“陪審バトル”の一端をうかがい知ることができた。
“陪審バトル”では、6人の陪審員がいて(しかもいずれもひと癖もふた癖もありげ)、6人全員が“有罪”のジャッジを下すと、最終弁論に突入することになる。最終弁論でいかに陪審員の決断を覆すかが成歩堂の目的となるわけだが、デモプレイでは、陪審員どうしの発言の“ムジュン”をついて、判断を覆させるというデモが確認できた。「これまでのシリーズでは、証言と証拠品の矛盾をついていましたが、以前から人間どうしの発言の矛盾をやってみたいと思っていました。これがうまくハマりましたね」と巧氏。シャーロック・ホームズの登場にしても、陪審バトルにしても、そしてこの人間どうしの発言の矛盾をつくシステムにしても、巧氏が実現したいと思っていた要素が実現したのが、この『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』であるようだ。
そんなわけで、デモプレイが終わったあとは、“新情報ぞくぞく発表してみたステージ”の名に違わず、新情報が続々と明らかにされた。つぎのページでは、そんな新情報の数々をもりもりと紹介しよう。