『デジモン』を知らない人にも、ぜひ遊んでほしい作品! 『デジモンストーリー サイバースルゥース』プレイインプレッション

バンダイナムコエンターテインメントより、2015年3月12日発売されたプレイステーション Vita用ソフト『デジモンストーリー サイバースルゥース』のプレイインプレッションをお届けする。

●ざまざまな要素がパワーアップ!

 バンダイナムコエンターテインメントより、2015年3月12日に発売されたプレイステーション Vita用ソフト『デジモンストーリー サイバースルゥース』。本作は、2006年に第1作が発売された『デジモンストーリー』シリーズの最新作。これまでのシステムを継承しつつ、“大人になった『デジモン』ファンへ”をコンセプトに制作され、さまざまな部分がパワーアップ。そんな本作の魅力を『デジモンストーリー』シリーズ初プレイの私、takaがお届けしていきます。

■『デジモン』を知らなくても楽しめる!?

 正直に言ってしまうと、私自身『デジモン』自体は、子どものころに玩具で遊んだり、アニメを観たりはしていましたが、そこまで「大好き!」という作品ではありませんでした。なので、開発コンセプトが“大人になった『デジモン』ファンへ”となっている本作を楽しめるか不安だったのですが、RPG作品としてのクオリティーが高く、どんどんハマっていき、気が付いたときには『デジモン』の虜になっていました! どのようにして私が『デジモン』の虜になっていったのか? それをこれから紐解いていきたいと思います。

■RPGとしても完成度が高い作品!

 本作には、大きく分けて冒険、育成、バトルという3つの要素があります。それらの要素が絶妙なバランスで絡み合って、テンポよく遊べるだけでなく、やり込み甲斐のある作品に仕上がっています。まずは、そのひとつ“冒険”について。本作では電脳空間と現実世界のふたつの世界を行き来し、さまざまな事件を解決していきます。現実世界では、東京の中野、新宿、渋谷、秋葉原といった実在の街が再現されて登場するのですが、そのクオリティーが半端なく高い! 実際に訪れたことのある人はもちろん、テレビや雑誌などでもよく目にする場所がほとんどなので、誰もが「ここは、あの場所だ!」となること間違いないです。やはり、そういう場所が舞台になっているとリアリティーが出て、ゲームへの没入感も増しますし、新たな場所に行けるようになるたびに、「この街は、どんな風になっているんだろう?」とワクワクして、冒険心をくすぐられますよね。ちなみにファミ通.comでは本作の聖地巡礼ガイドとなるリポート記事もアップされているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。私の言っていることの意味がよりいっそう理解できるはず!

 つぎに“バトル”。本作では、“アクティブターンバトル”というシステムが採用されています。これは、敵と味方の行動が画面右に表示されたタイムラインに沿って順番に行われていくというもの。ただし、威力の高いスキルを使うと行動順が遅くなったり、スタンなどの状態異常攻撃によって行動が遅れるといった要素もあるため、うまく活用すると、味方のターンをずっと続けさせるといったことも可能。物語後半の敵やボス戦などには、じっくり考えて戦闘を行わなければ勝てないような敵もいるので、ふだんから意識しておきましょう。私もプレイしていたときに、何度かボス戦で負けることがありましたが、理不尽に強いというわけではなく、立ち回りかたや、パーティー構成次第で大きく難易度が変化するバランスになっています。試行錯誤をくり返して勝利したときには、思わずガッツポーズを取ってしまうほどの喜びや達成感が待っているはずです。

 そして、最後は“育成”について。デジモンたちは、レベルなどの一定の条件を満たして“進化”させると、見た目を変化させながらどんどん強く成長していきます。それがこの手のゲームの醍醐味だと思うのですが、私はいつも「キャラに愛着が湧いて、強くも育てたいけど、見た目が変化するのはちょっと……どうしよう?」と悩んでしまうんです。しかし、本作では、デジモンの進化形態をひとつ前に戻す“退化”を行えるので、その悩みは簡単に解決しました! “退化”すると、レベルが1まで戻ってしまう代わりにレベルの上限が上がります。このシステムをうまく活用すれば、お気に入りのデジモンの見た目はそのままに、能力を強化したデジモンへと育成できるのです。ふつうに進化を重ねてデジモンを育成するよりも、能力が少し劣ったり、時間や手間もかかってしまいますが、お気に入りのデジモンとずっといっしょに冒険を続けられるのは、何よりうれしいポイントですよね。これはシリーズ伝統のシステムのようですが、シリーズ初体験の私には新鮮で、きちんとユーザーのことを考えて、システムとしてフォローしてくれているところに感動しました! しかも230体以上も登場するデジモンの中から、自分好みに育成できるので、夢中にならないわけがありません。私もゲーム序盤からずっといっしょにいる“テリアモン”を、たいへんであることは理解しつつ、“進化”と“退化”をひたすらくり返して“テリアモン”のまま、物語を進めてしまいました。効率よりもロマン派なんです!

 もちろん、デジモンのかわいさ、カッコよさなど、魅力はほかにもたくさんあります。しかし、何よりも私が心を惹かれたのは、“RPG作品としてのデキのよさ”でした。デジモン』のことをあまり知らない人でも、プレイステーション Vitaで遊べる新作RPG作品としてめちゃめちゃオススメできます! プレイしていくうちに、きっとお気に入りのデジモンが見つかるはず。そのデジモンをどうやって活躍させるか? そんなことを考えているうちに、きっとあなたも『デジモン』の虜になっているでしょう!


デジモンストーリー サイバースルゥース
メーカー バンダイナムコエンターテインメント
対応機種 PSVPlayStation Vita
発売日 2015年3月12日発売
価格 6640円[税抜](7171円[税込])
ジャンル RPG
備考 プロデューサー:羽生和正、ディレクター:大窪哲也(メディア・ビジョン)、キャラクターデザイン:ヤスダスズヒト、CGムービー:神風動画、イーターデザイン:大暮維人、音楽:高田雅史

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