夜中に見るとヤバい! 空腹に効く『龍0』コラボラーメン
2015年3月12日に発売となったプレイステーション4、プレイステーション3用ソフト『龍が如く0 誓いの場所』(以下、『龍0』)。実在企業や飲食店とのタイアップも多いシリーズだが、本作でも多数のコラボレーション企画を実施している。今回は、それらの企画の中から、ラーメン・つけ麺の通販サイト“宅麺.com”と組んだ“みそ味専門店マタドール”のオリジナルラーメンの実食リポートをお届け。本作チーフプロデューサー・横山昌義氏、プロデューサー島野光弘氏も駆けつけた店舗取材の模様をお伝えしよう。
3月某日。セガ横山氏と島野氏を交えた取材班一行が訪れたのは、東京・北千住駅東口からほど近い、“みそ味専門マタドール”。同じ北千住東口エリアに店を構えるラーメン店の雄、“牛骨らぁ麺マタドール”の姉妹店となる。牛骨ラーメンで有名な本店とは異なり、こちらは、その名の通り味噌ベースのラーメンが楽しめる店舗。時間帯によっては行列ができるほどの人気店だ。
設定にこだわりまくり店主が作る『龍0』コラボメニュー
今回のコラボメニューは、その名も“支配人の金(カレー)味噌らぁ麺”。価格950円[税込]で、『龍0』発売日からちょうど1ヵ月となる2015年4月12日(日)までの期間限定販売を予定している(※1日限定20食)。店主の岩立伸之氏にこだわりポイントを聞いたところ、「蒼天堀でキャバクラを切り盛りし、金(カレー)を稼ぐ真島吾朗の物語を、大阪の甘カレーに味噌を加えたスープで表現した」とのこと。“金(かね)”と“カレー”が掛かっていることには言われるまで気がつかなかったが……、炙りチャーシューと黒マー油で真島の眼帯を表現するなど、徹底して『龍0』の設定にこだわった逸品であることが伺えた。
それもそのはず、店主の岩立さんは、本作主人公・真島吾朗の大ファン。チーフプロデューサー・横山氏と初めて顔を合わせるなり、「今回、真島を主人公にしていただき、ありがとうございました!」というお礼の言葉が飛び出すほど熱心な真島好きだ。そんな『龍が如く』ファンが手がけるコラボメニューだけに、取材班の期待は高まるばかり!
記者も試食をさせていただいたのだが、まず印象的なのは、味噌ベースのスープにミックスされた甘いカレーの香り。岩立氏によると、「もともと大阪で流行っていて、近年では関東でも流行しつつある、甘カレーをコラボメニューに取り入れてみた」とのこと。味噌ラーメンのコクと旨味にカレー風味が合わさり、クセになってしまう味わいだ。
この甘カレーのポイントは、最初のひと口は黒マー油が掛かった味噌ラーメンの味わいなのだが、中に入ったひき肉のかたまりをほぐしていくと、徐々にひき肉に溶かし込まれた甘カレーが広がってくるところ。この趣向には横山氏も感嘆。「混ぜると味が変わっていきますね!」と、味の変化を楽しんでいた。横山氏いわく、「味噌とカレーの組み合わせは、最初に今回のコラボメニューの話を聞いたときからイケると思っていた」とのこと。余談だが、横山氏が自宅でカレーを作る際も、隠し味として味噌を入れることがあるそうだ。
また、上の写真を見ると、ラーメンの器の横に真っ赤な四角のものが見えると思うが、なんとこれ、本作のカギを握る所有者不明の土地“カラの一坪”になぞらえた“辛(から)の一坪”! 唐辛子とゼラチンでゼリー状に固めた辛味・刺激をお好みで加えることで、さらなる味の変化が楽しめるという仕掛けになっている。
最後に、宅麺での“支配人の金(カレー)味噌らぁ麺”の味わいについて、岩立氏に聞いてみたが、「店舗で作ったスープと麺、具材をそのまま冷凍しているだけに、味の再現性はかなり高い」とのこと。ただし、味噌スープと黒マー油が最初から混ざった状態で冷凍されているので、スープが混じっていく感じは楽しめないそうだ(“辛の一坪”は別に付属!)。もちろん、近くにお住まいの方は、お店を訪ねてもいいし、もしも遠くにお住まいの方は、その当たりを踏まえたうえで宅麺.comで注文してみるのもいいだろう(2015年3月17日現在、宅麺.comの在庫がかなり減っているとのことなので、注文を希望される方はお早めに。売り切れていたらごめんなさい!)。
■店舗情報
店舗名:みそ味専門マタドール
住所:東京都足立区千住旭町43-13杉山ビル1F
商品名:支配人の金(カレー)味噌らぁ麺
価格:950円[税込]
販売期間:2015年4月12日予定 ※1日限定20食まで