ライセンスは“Professional Edition”、“Personal Edition”の2種
マルチプラットフォーム向け統合開発環境“Unity”を提供するユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、本日2015年3月4日、ゲームエンジン“Unity”の最新バージョンである“Unity 5”の正式版を公開した。
また、昨今の円安基調の定着にともない、現在16万2000円[税込]で提供されている“Unity 5 Professional Edition”の価格が5月1日より改定。5月1日より19万4400円[税込]にて提供される。なお、ドル建て価格に変更はない。
こちらの記事では、アメリカ・サンフランシスコで開催された、Unity Technologiesプレスカンファレンスの模様をリポート。あわせてお見逃しなく。
以下、リリースより。
Unity、ゲームエンジンUnityの最新バージョン Unity 5を公開
ライセンスは「Unity 5 Professional Edition」、「Unity 5 Personal Edition」の2種。従来のUnity Pro専用機能が無料に。Professional Editionユーザー向けにサブスクリプションプランの発表、日本販売価格の改定を公表。
マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」を提供するユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社は、本日、ゲームエンジンUnityの最新バージョンであるUnity 5の正式版を公開しました。Unityでゲームを制作している開発者の皆様は、本日よりUnity 5 での開発を行えます。
Unity 5について
Unity 5は、物理ベースシェーダー、EnlightenによるリアルタイムGI、リフレクションプローブ等の最新機能を備えたグラフィックエンジンに、ゲーム作りをますます便利にする様々な機能を備えた高性能64ビットUnityエディタを搭載し、スマートフォン、パソコン、コンシューマ機、WebブラウザやOculus Riftなど、業界をリードする21のプラットフォーム向けにUnity 5上で作られたゲームを簡単操作で展開できます。Webブラウザ向けの対応では新しくWebGLに対応、さらにiOSでは新しいグラフィックスAPI「Metal」に完全対応。さらにUnity 5から、Unity Cloud Buildへ連携することで最新版ビルドの配布を効率化し、開発チームに生産性のアップをもたらすことが可能となります。
Unity 5は、ゲーム制作だけでなくゲームビジネスを支援するサービスや機能が付属する有料の「Unity 5 Professional Edition」と、従来Proユーザーのみにしか使えなかった各種機能を備えた新しい無料バージョンの「Unity 5 Personal Edition」の2つのライセンスモデルによって展開されます。ユーザーは自らのビジネスに合わせて、ベストなライセンスモデルが選択可能となっています。またUnity 5 Professional Edition向けには、月々$75でご利用いただけるサブスクリプションプランもご用意しました。またどちらのエディションを使ってゲーム制作を行われても、Unityを使ったゲーム販売にあたって、ロイヤリティを支払う必要がないのは従来どおりです。
Unity 5 Professional Edition と Unity 5 Personal Edition について
●プロ開発者および企業ユーザー向けの「Unity 5 Professional Edition」
Unity 5 Profesional Editionは、Unity 5の全機能に加え、プロユーザーおよび企業の皆様がより効率的かつ大規模な開発を行うにあたり必要となる、Unity Cloud Build Pro、Team License、Game Performance Reporting、Asset Store Level 11、Unity Analystics Pro、今後のUnity 5.x βへの特権アクセス権など、様々な開発支援のための機能およびサービスが追加されたバージョンとなります。こちらは従来通り有料の通常ライセンス、もしく月々$75のサブスクリプションでのご提供となります。
●無料の「Unity 5 Personal Edition」
Unity 5 Personal Editionは、従来Unity Freeとして提供されてきたバージョンに、従来のPro向け専用機能の大部分を加えた、新しい無償バージョンです。
Unity 5 で搭載された物理ベースシェーダー、Enlighten、リフレクションプローブ等の多くの新機能の他に、プロファイラー、オクルージョンカリング、レンダーテクスチャ、ポストプロセスによる特殊効果などの、従来はProユーザーのみに公開されてきた機能が含まれています。
Unity 5 Personal Editionは、従来のUnity Freeと同様、直前会計年度の総収益もしくは総予算が US$100,000 以下の個人もしくは小規模チームでご利用いただけます。
Unity 5 Professional Edition が搭載するPro向け機能およびサービスについて
●Team Licenseの標準搭載
従来別提供だった、キャッシュサーバとバージョン管理ツールを含む Team Licenseが標準搭載となります
●Unity Cloud Build Proへの1年間無償アクセス権
様々なプラットフォームへデプロイ&ビルドする際の時間と負担を大幅に軽減してくれる、Unity Cloud Build Proへの1年間無償アクセス権が付属します。
●Unity Analytics Pro
Unityで制作し公開したゲームを、どのようにプレイヤーが遊んでいるかの統計分析を簡単にとることができます。Unity Analytics Proで得たプレイビヘイビアの分析結果を、ゲームのマネタイズやプロモーションに是非お役立てください。
●Game Performance Reporting
Unityで制作されたゲームをモニターし、例外ログをプレビューします。
●Asset Store Level 11
Professional Editionユーザーのみの、Unity Asset Storeでの特別割引や優待販売が始まります。
●Unity 5.x β版アクセス権
今後予定されている全てのUnity 5.xへのβ版アクセス権が付属します。今後追加される先進的な各種機能の早期チェックや、Asset Storeに出品中のアセットの事前チェック等にお役立てください。
Unity 5 Professional Editionのご提供価格およびサブスクリプションプランについて
Unity 5 Professional Editionの発表に合わせて、サブスクリプションプランのご提供を発表いたします。
サブスクリプションプランは、月々$75のお支払いでProfessional Editionの全機能が利用できる、非常に利用しやすいライセンス形式です。
従来通りの通常版Unity 5 Professional Editionの販売(新規$1500、バージョンアップ$750)も引き続き行います。
サブスクリプションプランは日本国内でも利用できますが、ご購入いただくのは米国のサイトからになります。日本国内のサイトよりのご購入は今しばらくお待ちください。また企業ユーザーの方でサブスクリプションプランをご希望の方は、別途弊社セールス担当までご連絡をよろしくお願いします。
日本販売価格の改定のお知らせ
昨今の円安基調の定着に伴い、Unity 5 Professional Editionの日本販売価格を以下のように2015年5月1日より見直しさせていただきます。なお、ドル建て価格は従来どおり変更はございません。
現在:162,000円(税込) ⇒ 2015年5月1日より:194,400円(税込)
Unity 5発表記念:期間限定販売価格維持キャンペーンのお知らせ
価格改定の前に、Unity 5 発表の記念および日本のお客様への日頃の感謝を込めまして、本日より4月30日までの期間限定で、現在の日本販売価格での販売を維持させていただきます。
2015年4月30日までの販売価格:162,000円(税込)
歴史的な円高時代の恩恵が受けられる最後のチャンスです! お得な本期間の内にPro関連製品をご利用いただけますよう、よろしくお願いします。