今回はロンドンから欧州向けに放送
スクウェア・エニックスから国内では2015年3月19日に発売予定のプレイステーション4、Xbox One用ソフト『ファイナルファンタジー零式 HD』と2015年発売予定の『ファイナルファンタジーXV』。両作の情報を発信するWeb番組“田畑DのActive Time Report - London - 26.02.2015”が配信。今回の放送では、『ファイナルファンタジーXV』のダンジョンのゲームプレイの様子や、同作の自然世界の壮大さをうかがい知れる動画なども公開された。ここでは、その『ファイナルファンタジーXV』に関する情報をピックアップしてお届けしよう。
ダンジョン内部に侵入
ダンジョン内は真っ暗で一寸先や闇状態。懐中電灯の光を頼りに進むノクトたち。そこへ恐ろしい容姿をしたゴブリンたちが突然襲いかかる。キャー。「昔の『FF』のダンジョンは怖かったイメージがあるんですが、その怖さを最新の技術で表現しようとしています」(田畑D)。
『FFXV』版ネイチャー・ドキュメンタリー?
本放送は、イギリスからの中継ということで、『ファイナルファンタジーXV』の世界をBBC(イギリスの公共放送局)のネイチャー・ドキュメンタリー風に表現した特別動画“WOW(World of Wonder)”も公開。田畑Dは「通常のゲームプレイとは違う側面の映像として公開します。BBCがあるイギリスだからこそ、喜んでもらえるんじゃないかな(笑)。それと同時に『XV』の世界が、ここまでしっかり構築されているのか、ということがわかってもらえたらと思います」とコメント。その動画は、『XV』の世界がいかに広大か、フォトリアルに作られた世界がいかに美しいか、そしてモンスターの生態系・食物連鎖のようなものも感じられるものになっていた。
ちなみに、前回の放送でも触れられた製品版の世界の広さについて、今回も改めて説明が。それをまとめると、体験版はダスカ地方の一部を切り取ったもの。ダスカ地方は街もあるし、遺跡などもあるような大きなエリアとなっている。正確に計ることは不可能だが、製品版はそのダスカ地方の少なくとも10倍以上はある、とのこと。
体験版には街は入っていないが、ちょっとした施設があり、そこに「おもしろいカップルがいるので捜してみてください」(田畑D)。
ロンドンっ子たちからの質問
今回のアクティブタイムリポートには、同番組でおなじみ、宣伝担当の大藤氏も登場。大藤氏は、前回の放送からの反響としてあった、 “ヒットストップ”について田畑Dに直撃。ヒットストップとは、攻撃がヒットした際に、その攻撃力の高さをストップモーションで表現したもの。単位時間あたりのダメージ調整などにも使われる。このヒットストップが前回放送された『FFXV』のバトルでは、長すぎるのではないか、という声があったという。
これに対し、田畑Dは、「いま体験版のマスターアップを控えて、1週間単位で手触りがすごく変わっています。いまのバージョンではちょっと短くなっている」と、どこが最適か模索中であるとコメント。
続いて、ガードについて。ガードについては、ガードボタンを押しっぱなしにしているあいだ、攻撃を自動で避けたりガードできたりするが、その分、MPがどんどん減るというのは、既報のとおり。だが、敵の攻撃に合わせて目押しする(ジャストガードする)と、MPの減りをある程度抑えられるという。また、MPを消費しないガードも存在するらしい。これはファントムソードを入手したあとに使えるようになる、テクニカルなガードがそれに当たるというが詳細は不明だ。
番組恒例の質問コーナーも。ここでは、ロンドンっ子の質問の中からおもなものをピックアップ。
――ハードに備わっている配信機能を使った動画配信やシェアプレイ(PS4)はできる?
ファイナルファンタジーXV体験版→動画配信はできる。シェアプレイは体験版なのでできない(体験版は『XV』に限らず、もれなくできない仕様のようだ)。
――体験版では、防具やアクセサリなどは入ってる?
体験版には入っていないが、製品版には当然ある。
――クルマは道路でしか運転できない?
クルマは道路を走る。それ以外の場所では歩いたり、(製品版では)チョコボに乗ったりして移動できる。さらに別の移動手段もある。
――ボタン操作のカスタマイズは可能?
体験版では不可能(決定とキャンセルは日本と欧米とでは異なるため、その部分の変更は可能)だが、製品版ではカスタマイズできるようにする予定。どういったカスタマイズを実装するかは、体験版を遊んだ人からのフィードバックを参考にしたい。
――体験版のレベルキャップは?
99まで。体験版のすべての要素を楽しむために、99までレベルを上げる必要はない。製品版のレベル上限をどうするかは未定。
――メインキャラで好きなキャラは?
(ここはイギリスだからと前置きして)じつは、ブリティッシュ英語を話すキャラがいる。イグニス。
アメリカ・ロサンゼルスに続き、二度目の海外からの配信となった今回。放送されたダンジョンとWOW(World of Wonder)動画は、後日、公開されるそうなので、ぜひ高画質な動画でチェックしよう。