春からの新生活をバックアップ
日本マイクロソフトは、この春からの商戦期における同社の取り組みについてのプレス説明会を開催した。先日、WDLC(ウインドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム)による、春商戦向けパソコン販売促進施策の記者会見が行われたが、今回は、日本マイクロソフトによるさまざまな施策の提案が行われた。新たに買い換えたOffice搭載のPCなど、マイクロソフトの製品を使っての新しいライフスタイルの提案ということになる。
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コンシューマー&パートナーグループ
オフィスプレインストール事業統括本部長
宗像淳氏
まず、日本マイクロソフトの宗像淳氏が登壇し、春商戦についての取り組みの概要から説明があった。今回のメインテーマはふたつ。ひとつは、“Office搭載パソコンの活用訴求”、もうひとつは“デバイスの利用拡大”。ここでいうデバイスは、SurfaceやXbox、その他ハードウェアを指している。
宗像氏は、Office Premum搭載パソコンを活用するシナリオとして、学生編、社会人編、ファミリー編という3パターンを紹介した。まず学生編として、OneNoteやOneDrive、PowerPointを使うことで、講義ノートを共有したり、サークル活動でのミーティングに利用できるといった例を挙げた。また、クリエイターを目指す学生の例として、OneNoteにアイデアを溜め、それをOneDriveに保存し、さらにさまざまなデバイスからアクセスすることで、いつでもどこででも、アイデアを構想し、実現に向けブラッシュアップしていくことが可能だと話した。
社会人編では、モバイルPCやタブレットを活用することで外出先がそのまま仕事場に変わったり、彼女に“デキる男”をアピールする例として、情報収集やまとめにOneNoteやOneDriveを使用すれば、同期会や飲み会の幹事でたいへんな彼女を助けてあげられるという。また、結婚式など、さまざまなイベントにも、SkypeやOneDrive、PowerPointなどをうまく使えば、オリジナルの演出が簡単にできるようになる。
最後はファミリー編。年配のユーザーには「OneDriveが1テラバイトまで無料で使える」と説明しても、なかなか伝わらないため、それぞれについて具体的に、わかりやすく説明することが大事だという。何の心配もなく、情報を共有したり、保存できることをアピールし、家族旅行を計画したり、写真をアルバムにしたり……といったことが、豊富なテンプレートを使うことで、さらに豊かなライフスタイルが送れるようになるとのことだ。
最後に、新しいOfficeを搭載したパソコンの魅力として、つねに最新版にアップグレードされることや、大容量ストレージ(OneDriveでは現在1TBが無料で使えるが、将来的には制限がなくなる予定)、そして何度でもテクニカルサポートが受けられるといった利点を挙げた。また、楽しもうOfficeライフという特設サイトには、さまざまな使いかたのシナリオの提案やテンプレートが設置されているので、一度チェックしてみよう。年賀状のテンプレートは、昨年末になんと60万ダウンロードされたという。今春、各PCメーカーからOffice Premium搭載PCも続々と登場し、また、まだ買い換えるには早いと考えている人には、本日2月20日から4月19日までは“Office 365 Soloキャンペーン”として、3000円のキャッシュバックキャンペーンが行われる。
コンシューマー&パートナーグループ
Surface&PCハードウェア戦略本部本部長
三野達也氏
続いては、日本マイクロソフト・三野達也氏が登壇。Surfaceのキャンペーンについての説明が行われた。
昨年10月にOffice Premium搭載モデルへ刷新され、Core i3モデルという安価なモデルも登場したSurfaceだが、販売推移は順調だという。とくに、昨年11月から2014年いっぱい行われた“タイプカバー プレゼントキャンペーン”は好評で、販売台数にも大きく貢献したそうだ。顧客満足度も91.9%が満足という回答のSurfaceだが、春には2大キャンペーンとして、“Surface 学割キャンペーン”と“Surface Pro 3専用キーボードプレゼント”が、本日2月20日から4月5日までの期間限定で行われる。前者は、対象の学生がSurface Pro 3を1台購入すると、10000円キャッシュバックされるというキャンペーン。後者は学生以外が対象で、Surface Pro 3購入すると専用キーボードがプレゼントされるキャンペーンだ。ただし、人気の赤色は現在も出荷停止状態のため、今回のキャンペーンでもらうことは難しいとみられる。
続いては、ふたつのハードウェア新製品を紹介した。まずは、ユニバーサル モバイル キーボード。マルチOS(Windows、iOS、Android)対応で、最大3台まで同時接続でき、ワンタッチで切り換えることができる。3月6日発売予定で、価格は7980円[税抜]。もうひとつは、ワイヤレス ディスプレイ アダプター。これは専用のアプリなどを必要とせず、コンテンツをテレビやモニターへとワイヤレス接続できるというもので、Windows 8.1およびAndroid 4.2.以降のMiracast対応デバイスで使用できる。こちらも3月6日発売で、価格は6980円[税抜]。