シリーズを振り返る楽曲&映像に感動! コンサートやシリーズの秘話も語られた『ゼルダの伝説』シンフォニーコンサートリポート【セットリスト付き】

2015年2月7日、東京・有楽町の東京国際フォーラムにて、『ゼルダの伝説』シリーズのコンサート“ゼルダの伝説シンフォニー:ムジュラの仮面 3D発売記念コンサート”が開催された。本記事では、同コンサートのリポートをお届けする。

●青沼英二氏、近藤浩治氏がゲストとして登壇!

 2015年2月7日、東京・有楽町の東京国際フォーラムにて、『ゼルダの伝説』シリーズのコンサート“ゼルダの伝説シンフォニー:ムジュラの仮面 3D発売記念コンサート”が開催された。副題として、“Symphony of the Goddesses”と銘打たれた同コンサートは、2012年にアメリカでスタートして以来、北米を中心に各地で20回を超える公演を開催。今回は、最新のワールドツアーの一環であり、2015年2月14日に発売される、ニンテンドー3DS用ソフト『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』の発売を記念して、日本でも開催された。


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 前売り券が完売となった会場には、『ゼルダ』ファンが集結。リンクのコスプレをした人や、『神々のトライフォース2』のラヴィオ風の帽子をかぶった人、『ゼルダ無双』のTREASURE BOXに同梱された“勇気のマフラー”を身につけた人などが多く見られたほか、外国人の方の姿もちらほらと。また、ホワイエ(ロビー)では、『ムジュラの仮面』Tシャツ&ポスターが販売され、多くの人が並んでいた。


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 コンサートは2部構成の全15曲。しかし、セットリスト上(末尾参照)は15曲になっているが、楽曲がメドレー形式で、複数の楽曲が入っているものが多く、ファンには非常に満足度の高いコンサートになっていた。とくに“第●楽章”と名づけられた各タイトルごとの楽曲は、オープニングやタイトル場面などの楽曲に始まり、街やフィールド、ボス曲を経て、エンディング曲で締めるといった構成になっているものが多く、スクリーンに表示された各作品の名場面集と相まって、まるでゲームを最初からエンディングまでダイジェストで追体験するような、すばらしい構成になっていた。なかでも、サリアとの会話やナビィが飛んでいくシーンを含めた『第一楽章「時のオカリナ」』、プロロ島からの最初の旅立ちを遠巻きに見るおばあちゃんと、最後にアリルとともに見送るおばあちゃんの姿を収めた『第二楽章「風のタクト」』は、楽曲のすばらしさと映像の構成の秀逸さが相まって、曲が終わった後には、会場のあちこちからすすり泣く声が聞こえたほどだ。ちなみに、記者もぼろぼろ泣いた。ナビィとおばあちゃんのシーンはズルい。見たら、絶対に泣く。いま、思い出しても泣く。


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 コンサートの楽曲の合間には、ゲストとして『ゼルダの伝説』シリーズのクリエイターが登壇。第一部には、『ゼルダの伝説』シリーズのプロデューサーである、任天堂の青沼英二氏が登場し、今回のコンサートや『ムジュラの仮面』の秘話を語った。このコンサートの開催は、青沼氏が『ムジュラの仮面 3D』の発売に合わせて開催したいと言い出したことがきっかけとのことで、満員になっている様に「こんなに埋まってうれしい」(青沼氏)とのこと。また、『ムジュラの仮面 3D』の話題になると、「ここに集まった皆さんならご存じだと思いますが、『ムジュラの仮面』というゲームはひどいゲームです(苦笑)。ゲームにはお約束がいくつかありまして、それを守らないとゲームとして成立しないんですが、それを裏切っていて、遊ぶのがたいへんなゲームなんです。これをリメイクして、皆さんに買ってもらえるのか心配だったんですが、ここ最近は“『ムジュラ』がいちばん好き”と言ってくれる人がすごく増えて。『ムジュラの仮面 3D』はその気持ちに応えられる完璧なものにしたつもりですので、またじっくり遊んでもらえるとうれしいです」(青沼氏)と、力強く語っていた。ちなみに、『ムジュラの仮面 3D』に関するポイントは、「オリジナルの『ムジュラの仮面』は、あたりを見回すことがちょっとしづらくて、落ちてくる月もあまり見づらかったんですが、Newニンテンドー3DSで『ムジュラの仮面 3D』を遊ぶと、Cスティックで視点を思い通りに操作できるので、いままでにない楽しみかたができると思います」(青沼氏)だという。


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▲青沼英二氏(写真右)。