ただの“雰囲気ゲー”ではない! 小気味良いアクションも注目
海外で3月11日にXbox OneとPCで配信される2Dプラットフォームアクション『オリとくらやみの森』(原題:Ori and The Blind Forest)。東京ゲームショウにも出展され、どこか感傷的にさせる幻想的なグラフィックが高い評価を受けている本作を、サンフランシスコで行われたプレビューイベントで体験した。
今回プレイできたのは、初公開となるステージ“Forlorn Ruins”。このステージでは、アクションのギミックに新たな捻りを加える仕組みが入っている。
実は本作、その柔らかなタッチからは想像しにくいかもしれないが、結構アクションが小気味良く、二段ジャンプやホバリングなどのギミックも豊富。それがこのステージで新たな選択肢が加わることで、プラットフォーマーアクションとしても、パズルアクションとしても、深みが出てくるトコロなんである。
カギとなるのは、冒頭で出てくるオーブ。これを背負うと、ダメージを受ける床を歩いて進むことができ、さらにそのまま壁や天井を歩くこともできる。要するに、重力が画面下ではなく、常にキャラの下方向に働くようになるのだ。
一方で、二段ジャンプや、敵や敵の弾を蹴り返したり踏み台にできる“バッシュ”といったアクションが使えなくなるので、これまで覚えたアクションと、オーブを背負った状態での新アクションの使いドコロを考えなければいけない。
もちろん、「横方向に落ちていく」とか「天井に降り立つ」といった、オーブを背負った状態でしか進めないプラットフォームパズルも仕込まれていて、ポータルをちょっと思いだすぐらいにギミックを駆使して進むシーンも。ただの“雰囲気ゲー”に終わらない、アクションとパズルの出来の良さにも注目して欲しいタイトルだ。
※原題に間違いがあったため、お詫びして訂正します。修正前:Ori and The Blind、修正後:Ori and The Blind Forest(2015年1月21日午後10時59分)。