おすすめキャラもバッチリ紹介! これで序盤は問題なし!
DMM.comがサービス中のPCブラウザゲーム『V.D.-バニッシュメント・デイ-』。
『フロントミッション』シリーズでおなじみの、土田俊郎氏がプロデューサーを務めている、骨太なタクティカルバトルRPGだ。
シミュレーションゲームに造詣の深い土田氏だからこそ実現できた戦略的なゲームシステム、そして作りこまれた重厚なストーリーや世界観に、どっぷりのめり込む人が続出している。
さらに、音楽を『スーパーマリオRPG』、『キングダム ハーツ』シリーズなどの楽曲で知られる下村陽子氏が担当しているのも魅力だ。
この記事では、そんなやりごたえ十分の本作について、初心者に向けて基本システムや序盤の攻略方法を、シミュレーションゲーム好きな記者が、プレイリポートとあわせてお届けする。
■“消された”日本を舞台にした骨太ストーリー
本作は、謎の企業“レイマン・インダストリー”によって世界から消され、異次元へ飛ばされてしまった日本が舞台のSF作品だ。そしてなんと、戦える人間は一部の子どもだけという設定。特殊な電磁波の影響で、ほとんどの人間は戦場で体を動かすことができないのだ。子どもたちは、日本を解放するため、蔓延るオート・マトンを殲滅していくことになる。
と、ややブッ飛んだ内容だが、戦うことでしか未来を切り開けない子どもたちが織りなす物語はじつに骨太で、ドラマチックである。プレイすればするほど続きが気になってしまうこと請け合いだ。
■細かい戦術が大きく勝敗を左右する
本作のジャンルはタクティカルバトルRPG。タクティカルという言葉が示すように、戦術が勝敗のキモだ。初めは親切なチュートリアルが付いているので、序盤は、まずしっかりとゲームシステムを頭に入れることに努めるといいだろう。とはいえ、難しいことは何もない。簡単に、なおかつ奥深いバトルを体験することができるぞ。
まずは、出撃させるメンバーを決めよう。キャラクターにはそれぞれジョブが存在する。ジョブは全部で5種類あり、そのうち、アサルト、スナイパー、ヘビーガンナーの3つのジョブは、いわゆる攻撃職だ。攻撃職にはそれぞれ、ジャンケンのように得意不得意な相手が存在する。というわけで、まずは攻撃職を軽く紹介しよう。
◆アサルト
近接武器を装備し、素早い動きで敵に近づき攻撃するジョブ。ATK(攻撃力)とSPD(スピード)が高く、チームの主戦力として活躍する。ヘビーガンナーに強い。
◆ヘビーガンナー
戦場の前線にて、特殊なガンケースを盾に戦うジョブ。DEF(防御力)が高く、壁となって味方を守る。スナイパーに強い。
◆スナイパー
ライフルを装備し、後方から敵を狙い撃つジョブ。HP(体力)やDEFは低いが、狙いすました一撃は強力。アサルトに強い。
上記のように、攻撃職は三すくみの関係になっている。敵にもそれぞれジョブが割り当てられているので、戦闘前にきちんとチェックして、メンバーを選んだほうがいいだろう。相性のいい相手に対しては、通常の1.5倍のダメージを与えることができるので、バトルが俄然有利になるのだ。
さて、ジョブを理解し、準備を完了したらいよいよ戦闘開始だ(このほかにも、メディックとエンジニアというジョブがあるが、そちらについては後述する)。
正直、初めのほうは敵も弱く、あまり深く考えなくてもゴリ押しできるが、それではいずれ破綻する。ストーリーを進めていった先のことを見据え、初めからいかに被ダメージを抑えるか、いかに少ないターンでバトルを終わらすかを意識して戦い、慣れていったほうがいい。
コツは、敵を1体ずつ確実に破壊すること。そうすることで、敵から受ける攻撃の総数を減らすことができる。まずは相性のいいジョブの敵を見つけ出し、総攻撃をかけて潰してしまおう。
「ヤバイ!」と思ったら思い切って撤退しよう
ゲームを進めていくと、やはり苦戦する場面に出くわす。そんな場合は、悔しいが撤退しなければならない。撤退は、自軍の背後にある離脱エリアにキャラをドラッグすることで実行することができる。
戦闘中にHPが0になり戦闘不能になったキャラは、バトル終了後に経験値を獲得できない。だからこそ、戦闘不能になるくらいならいっそ逃げたほうがマシである。
敵からダメージを受け、HPが少なくなると、そのキャラには“ピンチ”の表示がされ、赤く点滅する。そうなったらキャラを離脱させることを考えたほうがいい。
また、戦闘前には、全国のプレイヤーが使用するキャラの中からランダムに選出されたキャラを、助っ人として戦闘に参加させることができる。適切な助っ人選びをできるかできないかも、勝率を大きく左右するはずだ。同時に、あなたのキャラクターも全国の同志たちに使用され、役に立つことができる。なんかそれってステキですよね。
なお、助っ人として使用できるキャラは、自分のレベルに合ったキャラがピックアップされるので、ゲームバランスが崩壊する心配はない。
必殺技で形勢逆転を!
キャラクターはそれぞれ“必殺技”を持っており、バトル中に“秘”ゲージが満タンになると発動させられる。必殺技は、敵に怒涛の連続攻撃を加えるものもあれば、味方のステータスを大幅に上昇させる補助的なものも存在する。強敵と戦うようになってくると、この必殺技が非常に重要になってくる。
強敵との戦闘では“メディック”や“エンジニア”を活用
強敵が出現し、バトルが長期化するようになってくると、ジリ貧に陥りがちになる。そこで活躍するのが“メディック”というジョブだ。メディックはいわゆる回復役。傷付いた味方を後方で癒してくれる、強敵との戦闘には欠かせない存在だ。
なお、物語を少し進めると、メディックの“大井こころ”が自動的に仲間になってくれるので、しばらくは彼女に回復役を任せるといいだろう。
メディックは、ターンごとに範囲内の仲間の体力を回復してくれる。前列に配置すれば攻撃を行うこともできるが、攻撃を行ったターンは仲間を回復させることはできない。
また、もう少し物語を進めた後の話になるが、“エンジニア”というジョブを持つキャラも仲間にすることができる。エンジニアは、敵や味方に特殊な効果を付与するジョブだ。味方の強化や敵の弱体など、部隊をアシストしてくれる、テクニカルでありがたい存在である。
強敵とのバトルとなると、ひたすら火力で押すだけでは勝てない。そこでメディックやエンジニアといった補助職が、勝利のカギを握ることになるのだ。
レベルを上げて“スキル”を習得させよう
戦闘で経験値を稼ぎ、キャラクターのレベルが上がると、必殺技とは別に“スキル”を習得することがある。スキルは、発動条件が揃うと自動で発動し、戦闘を有利にしてくれる。発動条件は“キャラクターライブラリ”で確認可能なので、スキルを習得したら欠かさずチェックしよう。
増援システムでさらに広がる戦略性
ストーリーモードのミッションをクリアーしていくと、途中で“増援システム”が解放される。このシステムは、先発メンバーとは別の部隊を控えさせておき、補充要員として途中から戦闘に参加させることができる、というものだ。先発メンバーがピンチになったらチェンジさせることも、ここぞというときに攻撃力の高いアサルトを大量投入して一気に片をつけることも可能。作戦をガラリと変更することができるので、有効的に活用すれば、ドラマチックな逆転劇を演じることができるかもしれない。