声優、そして歌手として活躍する、“ミンゴス”こと今井麻美さんの9thライブツアー“little legacy”が、2014年12月23日、東京のZepp Diber City Tokyoにて開催された。

●濃密で多様なミンゴスライブ!

 声優、そして歌手として活躍する“ミンゴス”こと、今井麻美さんの9thライブツアー“little legacy”が、2014年12月23日、東京のZepp Diber City Tokyoにて開催された。同ライブは、今井さんにとっては恒例の年末ライブであり、今回は2014年11月26日に発売されたアコースティックアルバム『little legacy』を引っさげてのライブ。アルバムに収録された楽曲の数々はもちろん、これまでに発売されたCDから、多彩な楽曲を披露し、会場に集った“+A”メンバー(※今井麻美さんを含むバックメンバーやファンなどの総称)とともに“いっしょに楽しんで”大いに盛り上がった。

 バンドメンバーの紹介の後、「We are +A!!」というナレーションとともに幕を開けた9thライブツアー“little legacy”。今井麻美さんのライブと言えば、ベースの宮下智氏、ギターの中村天佑氏、山口和也氏、ドラムの白川玄大氏、キーボードの花岡環氏、サックスの渡辺ファイアー氏、ヴァイオリンの車谷歩氏、フルートの宮地夏海氏、パーカッションの伊達弦氏と今井さんを支えるバックバンドの豪華さも見どころのひとつとなっている。これだけのバンドメンバーに加え、ダンサー4人(桑原薫、エビちゃん、FU-KO、NAO)とともにくり広げられるパフォーマンスは、とにかく“楽しさ”が強調された内容となっており、1曲目の『little legacy』から今井さんは満面の笑顔を見せ、弾むような歌声を響かせる。『Strawberry~甘く切ない涙~ -Frais richesse ver.-』や『Tender is The Night -Whispering night ver.-』、『風と猫のStoria』といった楽曲ではやさしい歌声で観客を魅了した。

 曲の世界への入り込みかたも、声優という職業をこなす今井さんならではの持ち味だ。ときには少女のような仕草を見せ、ときには踊り子のように華麗に舞いながら、ステージ全体を使ってパフォーマンスをくり広げ、歌で曲の世界を作り上げていく。それはひとつひとつの楽曲にしっかりと向き合う今井さんだからこそ生み出せる、色彩豊かで強烈なステージだと言えるだろう。『Hasta La Vista -Blanco llama ver.-』や『花の咲く場所』、『AQUAMARINE』、『この雲の果て -Angel’s ladder ver.-』、『旅人』などといった楽曲では力強く、色濃く世界観を描き出し、『遠雷 -Piano Ballad ver.-』や『三日月色』、『星屑のリング -Midnaight glitter ver.-』などといった楽曲では、じっくりと体に浸透させていくように歌声を響かせる。また、アコースティックアルバムがメインとなっているとはいえ、やはりそこはライブ。アツく盛り上がる楽曲も欲しいと思うのは、決して欲張りな願いではないはず。そんな観客の心を見透かすかのように、『ヴィーナスのハルモニア』や『漆黒のサステイン』、『Limited Love』といった楽曲では、今井さん自身も飛んだり跳ねたり踊ったり、会場のファンとともにテンションを上げていく。とくに『漆黒のサステイン』ではタオルを振り回しながらの歌唱で、これまでのアコースティック感とはまったくベクトルの違うステージを見せ、ファンを楽しませた。曲ごとのアプローチの違いに、驚き、楽しみ、心を揺さぶられながら、音楽に身を委ね、荒ぶることもできる。何とも多様なライブを作り上げるものだ。

 バンドメンバーによる恒例のinstrumentalも『スター・ウォーズ』の楽曲のロックアレンジや『G線上のアリア』のロックアレンジなど、多彩な楽曲で観客を楽しませる。このバンドメンバーのinstrumentalを楽しみにしているファンも多いほどで、音楽ファンならば誰もが心を奪われるような、アツいインストがくり広げられる。今井さんだけではない、まさに+A全員で作り上げるライブというのが、こういった場面からも見て取れるのだ。

▲身代わりとしても活躍した〝アリアミンゴス”(※今井さん命名)こと、ミンゴスぬいぐるみ。今回のツアーの物販で販売中だ。

 そして、ライブの締めには、「最後にみんなで歌いたい」と今井さんが語る『いっしょ。』を、会場全体で大合唱。楽しさに溢れ、いっしょに歌えるライブ。今井さんが中心となって作り上げるライブとは、ステージと観客との距離感を感じさせず、みんながいっしょに楽しめる場所なのだろう。

▲リハーサルの様子。

 “9thライブ”というだけあって、これまでに培ってきた経験が活かされた構成も見ものだった。バンドメンバーの紹介をオープニングのインストで行ったりアンコールを廃止するなど、今井さんのライブで、いつも持て余し気味だった要素をすべて外側に押しのけ、ライブそのものをじっくり楽しめるような作りにしたようにも思える。それが功を奏し、2時間半があっという間に感じる、とにかく濃密なライブとなった。また、サービス精神旺盛な今井さんらしく、MCのトークでも9thライブツアーの物販で販売されている“ミンゴスぬいぐるみ”の話題で会場の笑いを誘ったり、女性専用エリアにいる女性ファンに向けて笑顔を振りまいたりと、会場の隅々まで気を配り、最後までファンとともに同じ時間を、ライブを、全力で楽しんでいた様子。ソロアーティスト活動5周年となった2014年。まだまだ、その進化は止まらない。

 この後も、9thライブツアーは年をまたいで、2015年1月24日(土)に北海道の小樽GOLDSTONEにて、2015年1月31日(土)に新潟の新潟LOTSにて開催される。今回の東京公演でも初参加のファンが多数いたのだが、Twitterなどで「参加してよかった」といった感想なども数多く見られたことから、「一度、ミンゴスの歌を生で聴いてみたい!」と思っている人は、物怖じすることなく、ぜひ一度参加してみることを強くオススメする。みんなで“いっしょに楽しめる”空間が、そこにはあるはずだ。

【北海道公演】
2015年1月24日(土)
【会場】小樽GOLDSTONE
【開場】17時00分/【開演】17時30分
【チケット】6200円[税込]※ドリンク代別途500円

【新潟公演】
2015年1月31日(土)
【会場】新潟LOTS
【開場】17時00分/【開演】17時30分
【チケット】6200円[税込]※ドリンク代不要
※ご購入は各プレイガイドをご利用ください。
※イープラス
※ローソンチケット
※チケットぴあ

■オープニングアクトを飾ったぺぷらむも要注目!

 今回のライブでは、オープニングアクトとして原宿系ガールズロックユニット“ぺぷらむ”のふたりが登場。今井麻美さんの9thライブツアー“little legacy”を、パワフルな歌声と初々しいパフォーマンスで開演前からアツく盛り上げた。ふたりの今後の活躍にも、ぜひ注目してほしい。

※ぺぷらむ公式サイトはこちら

■今井麻美さん9thライブツアー“little legacy”東京公演セットリスト
00. introduction(BGM)~inst(Acoustic)
01. little legacy
02. Strawberry~甘く切ない涙~ -Frais richesse ver.-
03. 想いの羽根~Angelic White~ -Siesta ver.-
04. The Azure ~碧の記憶~ -Latin ver.-
05. Hasta La Vista -Blanco llama ver.-
06. Tender is The Night -Whispering night ver.-
07. COLOR SANCTUARY - Bossa nova ver. -
08. 遠雷 -Piano Ballad ver.-
09. ヴィーナスのハルモニア
10. 花の咲く場所
11. instrumental(スター・ウォーズ/Rockアレンジ)
12. この雲の果て -Angel’s ladder ver.-
13. AQUAMARINE
14. 風と猫のStoria
15. DEPARTURE
16. 旅人
17. 三日月色
18. Aroma of happiness
19. 星屑のリング -Midnaight glitter ver.-
20. instrumental(G線上のアリア/Rockアレンジ)
21. 漆黒のサステイン
22. Limited Love
23. いっしょ。