●東地区の代表は誰に?

 2014年11月23日、東京・六本木ヒルズumuにて“Red Bull 5G 2014 東地区代表決定戦”が行われた。
 Red Bull 5G とは、“日本のゲーミング界に翼をさずける”と銘打たれ、今年で3年目を迎えるゲームトーナメント。毎年5ジャンル5タイトルの対戦ゲームが選ばれ、オンライン予選(一部ゲームタイトルを除く)、そして東日本と西日本で開催されるエリア決勝を経て、日本一を決定する東西対抗戦が開催されるというイベントだ。
 2014年の種目に選ばれたゲームタイトルは以下のとおり。

SPORTS:『みんなのGOLF6
PUZZLE:『ぷよぷよテトリス
RACING:『グランツーリスモ6
FIGHTING:『ウルトラストリートファイター4
FREE:『バイキングぽいぽい

 今回はこれら5種目の大会の模様と、優勝者のコメントをお届けする。

▲大会の前後は選手以外もゲームプレイができたため、多くのプレイヤーが対戦やオフラインでの交流を楽しんでいた。ちなみに会場のレッドブルはタダで飲み放題!

■SPORTS:『みんなのGOLF6』
 これまではサッカーゲームが選ばれてきたSPORTS部門だが、今回は初めてゴルフゲームである『みんなのGOLF6』での開催。オンライン予選を勝ち上がってきた猛者8名の頂点に立ったのはVAN選手。決勝戦でのミスショット(ミスと言っていいレベルかは微妙だが)はラフに乗り上げてしまった1打のみ、残りはすべてフェアウェイをキープするという手堅いゴルフで勝利した。

▲SPORTSタイトル『みんなのGOLF6』東日本代表、VAN選手。

[VAN選手のコメント]
 「緊張はそれほどしてなかったと思うんですけど、ひとつ読み違いがあって、そこは危なかったですね。相手がこのキャラクターだったらこのコースを選ぶ、といったような事前の対策と練習、そして決勝に出たいという思いが強かったのが勝因だと思います」

■PUZZLE:『ぷよぷよテトリス』
 PUZZLE部門は『ぷよぷよ』と『テトリス』がそれぞれ独立したトーナメントで進行。実質2ゲームの代表を決める戦いとなっている。ゲームの仕様上オンライン予選を行なうことが難しい(対戦者以外のプレイヤーが試合を観戦することがゲーム単体ではできない)ため、多くのプレイヤーが会場に集まり、熱い戦いをくりひろげた。
 『テトリス』トーナメントはHBM選手が長期戦に持ち込まさせない圧巻の試合展開で、もりお選手、サマフ選手をくだし、三つ巴の決勝リーグを2勝して優勝。優勝候補のド本命、くまちょむ選手が早々に姿を消すサプライズが起こった『ぷよぷよ』トーナメントを制したのはSelva選手。くまちょむ選手を倒して勢いに乗る、いくす選手を退け、これまで不動だった東日本代表の座を勝ち取った。
 なお12月21日に行なわれる東西対抗戦では、『テトリス』、『ぷよぷよ』の優勝者がタッグを組み、西日本の代表と2対2のチーム戦を行なう。

▲『テトリス』部門で優勝したHBM選手(写真左)と、『ぷよぷよ』部門を制したSelva選手(写真右)。

[HBM選手コメント]
 「『テトリス』はお互いが拮抗しているときに攻撃をしかけるタイミングがすごい重要なんですけど、それがうまくいって勝てました。チーム戦はまったくちがうゲームなので(笑)、いまから練習してがんばります」

[Selva選手コメント]
 「今回は“ぷよぷよ黄金世代”と言われている、くまちょむさんとALFさんが予選で敗退したということで、これは世代交代のチャンスだなと。東西対抗戦でやるチーム戦はおじゃまぷよが上から降ってくる『ぷよぷよ』ルールのほうがミスしやすいのがナイーブなところなんですけど、本番までにHBMさんと練習してがんばりたいと思います」

■RACING:『グランツーリスモ6』
 ひとつのコースを5周走り、そのうちのベストラップのタイムを競う形式の『グランツーリスモ6』。ここでもPUZZLEのぷよぷよ部門と同様に、世代交代を思わせる波乱が発生。カルソニック選手と、ほんだ選手の若手ふたりが、2年連続でRACING部門の東日本代表を務めたYAM選手や、やまどぅー選手といった並みいる強豪を退けて東西対抗戦へのシート2席を確保した。

▲2位通過を果たしたほんだ選手(写真左)と、優勝したカルソニック選手(写真右)。

[カルソニック選手のコメント]
 「(西日本代表が出せなかった)1分47秒台を出したかったですね。ほかの選手の走りを気にせずに集中できたのが勝因だと思います。東西対抗戦はふたりでうまく協力して相手に揺さぶりをかけていきたいですね」

[ほんだ選手のコメント]
 「ふだんやっている環境とはちがったので正直やりづらかったです。勝てたのは運がすべてですね(笑)。チーム戦は何が起こるかわからないので、最後の最後に勝ってればいいなと」

■FIGHTING:『ウルトラストリートファイター4』
 ほかのジャンルとは異なりアーケード版が存在し、定期的にゲームセンターで大会が開催されている『ウルトラストリートファイター4』は、ギャラリー慣れしている“アケ勢”が順当に勝利していく展開に。決勝まで駒を進めたのは2年前のRed Bull 5GのFIGHTING部門代表にしてアーケード“全1”(ポイントランキング1位)ルーファスのいんこ選手と、攻めの鋭さに定評のあるジュリ使いaiai選手。互の手の内を知る両者の対決ということで拮抗した勝負が予想されたが、結果はaiai選手が2試合連続で勝利を収めて勝負あり。ゲージが溜まるまでは切り返し手段に乏しいルーファスをうまく追いつめ、得意のラッシュで封殺したのが功を奏したようだ。

▲FIGHTING部門『ウルトラストリートファイター4』を制したaiai選手。

[aiai選手コメント]
 「ゲームセンター以外のオフライン大会は初めてで緊張はしましたけど、もともと環境にはあまり左右されないタイプなのでふだん通りに戦えました。西日本代表のひかりんさんとは昔からそうとう戦っている相手で、“上がってこいよ”と指名されていたので、“上がってきてやったぞ。ボコボコにしてやんよ”と(笑)」

■FREE:『バイキングぽいぽい』
 東地区代表決定戦のトリを飾るのはFREE部門の『バイキングぽいぽい!!』、バイキングチームと市民チームにわかれてフィールドに出現する障害物を投げ合うアクションゲームだ。単純明快なルールなおかげでギャラリーにも試合内容がわかりやすく、大スクリーンに映された決勝リーグはヒートアップ。とくに『ウルトラストリートファイター4』のプレイヤーふたりのチーム、“ましましキングダム”がらみの試合では、会場に残った“ウル4勢”の応援と煽りが飛び交い、この日1番の盛り上がりを見せた。しかし最終的に勝者となったのは、サッカーゲームで名を馳せるプレイヤーによるコンビ“SVB”。3チームがすべて1勝1敗で並んだ激戦を、勝利数の“得失点差”で制覇。マップによる戦略の違いやスペースの活かしかたを研究していたという“SVB”のやりこみが実を結んだ形になった。

▲“SVB”のバイキー選手(写真左)とポイガマン選手(写真右)。

[バイキー選手のコメント]
 「(“ましましキングダム”の応援が多くて)アウェイだったんですけど、アウェイな雰囲気は嫌いじゃないですし、そのおかげで最後に彼らが勝ってくれて、得失点差で優勝できたんだと思います(笑)。東西対抗戦は3試合先取でより実力を反映させやすいはずなので、勝てる自信はあります」

[ポイガマン選手のコメント]
 「1試合目は操作ミスで負けてしまったんですけど勝ててよかったです。今回、東西対抗戦を経験したことがあるのが僕たちだけなので、そういう意味でも勝ちたいですし、Red Bull 5G 初の2ジャンル制覇も達成したいと思います」

 なお今大会で選ばれた東日本代表の選手たちは、12月21日に秋葉原AKIBA SQUAREにて、西日本代表の選手たちと雌雄を決する。現在、限定アイテムセットのチケットが発売中だ。詳細はこちらでチェック!