家庭用で追加されたドクロちゃんには“第3の技”も?
セガのプレイステーション3、プレイステーション Vita用ソフト『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX(ファイティング クライマックス)』の発売日当日となる2014年11月13日、秋葉原セガ1号館にて発売記念イベントが開催された。ここではイベントの様子と、会場に訪れた開発者と公認応援団“電撃FIGHTINGガールズ”へのインタビューをお届けしよう。
秋葉原セガ1号館前では、『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』のソフトを購入することで参加できる抽選会が開催。ゲームに登場するキャラクターのコスプレをした電撃FIGHTINGガールズも抽選会に駆けつけていた。なかにはA賞のICカードステッカーセットをゲットして、友だちから羨望のまなざしを向けられていたユーザーもいた。
会場4階ではずらりとアーケード版『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』が並ぶなか、プレイステーション3版の試遊台も設置されていた。この日には、電撃FIGHTINGガールズと、20人弱のユーザーとの対戦会が行われていたとのことだ。
ここからは会場に訪れていた『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』プロデューサーの野中竜太郎氏、ディレクターの寺田貴治氏、電撃FIGHTINGガールズの芦澤佳純さん、高田亜鈴さん、高橋百合子さん、十束祐梨子さんへのインタビューをお届けしよう
——本日の体験会を迎えられて、率直な感想を教えてください。
寺田貴治氏(以下、寺田) やっと家庭用の『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』が発売されて、ようやくひとつのゴールが迎えられたと、感無量です。
野中竜太郎(以下、野中) 僕はそれとは正反対で、「ついに発売するんだ」という緊張感は、あまりなかったです。でも、今日の発売記念イベントでは、初めて家庭用で『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』を遊ぶというユーザーさんからの声をいただいて、新たにファンが増えたことが実感できてうれしかったです。
——電撃FIGHTINGガールズの皆さんにお聞きします。皆さんは『電撃文庫』作品のファンということですので、ファンでこそ楽しめるゲームのおすすめポイントを教えてください。
芦澤佳純さん(以下、芦澤) いつものシャナ(『灼眼のシャナ』より)のコスプレをしている芦澤です。今回のゲームでは『灼眼のシャナ』の原作のクライマックスシーンも再現されていて、ほかにもたくさん「こういうシーンもあったなあ」と気づける楽しさがありました。そうそう、シャナの「うるさいうるさいうるさいー!」というセリフも再現されていて、そのときのドット絵がとってもかわいいのでぜひ注目してください。
高橋百合子さん(以下、高橋) いつものキリト(『ソードアート・オンライン』より)のコスプレをしている高橋です。私のオススメキャラは、今回の家庭用で追加されたサポートキャラクターである『デュラララ!!』の折原臨也(おりはらいざや)です。原作を知っている方であれば必ずわかるシーンが再現されていますので、臨也ファンはぜひプレイしてみてください。
十束祐梨子さん(以下、十束) いつもの御坂美琴(『とある魔術の禁書目録』より)のコスプレをしている十束です。家庭用では“ドリームデュエル”という新システムがあります。これは、1キャラごとの掛け合いを楽しむことができるというもので、原作のファンであれば、クスッと笑えるシーンや、「この人がこんなことを言うの?」とキャラクターの新たな一面を見て驚けると思います。格闘ゲームの部分だけでなく、そういったところもぜひ楽しんでほしいですね。
高田亜鈴さん(以下、高田) いつものアスナ(『ソードアート・オンライン』)のコスプレをしている高田です。私もなんと言っても“ドリームデュエル”が魅力的でした。原作のファンであれば、いろいろなキャラをもっともっともっと会話をさせてみたくなると思いますし、私もキャラの掛け合いを見るだけでテンションがあがりまくりました! ぜひアーケード版のユーザーさんも試してみてください。
——家庭用『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』の反響はどれほどのものなのでしょうか。
野中 発売されたばかりなのでまだわからないところがあるのですが、予想以上にプレイステーション Vita版で遊ばれるユーザーが多いという印象はありますね。
寺田 実際、アーケード版を遊んでいたユーザーが、帰りの電車で「あのコンボってつなげることができるんじゃないか?」と思って、その場でプレイステーション Vitaを取り出してコンボを試してみる……という話は聞いています。そうそう、家庭用のトレーニングモードでは、コンボを“記憶”させることができるので、“自分が考えたコンボをどう切り抜けるか”と“自分の倒しかた”を研究するユーザーもいるそうです。プレイステーション Vitaというプラットフォームだと、そういう研究が手軽にできるという利点がありそうですね。
——家庭用とアーケード版で、キャラクターの強さに違いがあるのでしょうか。
寺田 いいえ、家庭用に追加されたサポートキャラクターはいますが、基本となるゲームバランスは変えていません。それには理由がありまして、家庭用で遊んだ人がアーケードでもプレイしてみて、実力をつけて大会にも出場する、という流れを作りたかったんです。アーケードと家庭用の垣根をなくすことで、ユーザーはどちらでも違和感なく遊べるようになっていると思います。
——家庭用で追加されたサポートキャラクターの魅力を教えてください。
寺田 『とある魔術の禁書目録』の一方通行(アクセラレータ)は、反撃がしやすく、射程距離も遠く、攻撃がヒットした相手を“バウンド”させることができるという独特の性能が魅力的ですね。
折原臨也は女性受けしそうな見た目の格好よさはもちろんなのですが、目の前で強い攻撃が当たると怖い怖いと言って逃げて行くんですよ(笑)。敵なのか味方なのかわからない妙な雰囲気も楽しめます。あとは、臨也と同じく『デュラララ!!』のキャラクターである平和島静雄(へいわじましずお)との関係も見所になっていますね。
『撲殺天使ドクロちゃん』のドクロちゃんは、撲殺バットで敵を血まみれにするというだけでおもしろいのですが(笑)、使い勝手が非常にいいキャラクターになっています。また、出しかたはまだ公表していませんが“第3の技”も隠されています。そこは、ぜひユーザーさんに見つけていただきたいです。
——ユーザーに向けて、メッセージをお願いします。
高田 格闘ゲーム初心者というみなさんも、この機会に『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』を遊んでみてください。これからプレイされる方といっしょに楽しめたらうれしいです。
十束 私は家庭用の楽しさはもちろんですが、ゲームセンターで顔を合わせて対戦する楽しさも伝えていきたいです。
高橋 私もまだまだ初心者なので、Twitterなどでユーザーのみなさんと情報を共有しながら、ゲームをもっと楽しみたいです。
葦澤 『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』はキャラへの愛があれば、格闘ゲーム初心者でもどんどん成長できるゲームだと思います。私たち電撃FIGHTINGガールズも、ユーザーのみなさんといっしょに成長していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
寺田 本作は家庭用でやり込んだテクニックをそのままアーケードで活かすことができます。いろいろなところで、ユーザーがコミュニティを作ったり、大会に出場するなどして、ユーザー同士と交流が生まれるとよりゲームがおもしろくなると思います。そういった場でユーザーの皆さんとお会いできることを、楽しみにしております。
野中 本作は『電撃文庫』のキャラクターが集まって、わいわいとバトルをする“お祭りゲーム”だと思っています。キャラの掛け合いや細かいネタなど、“ただプレイしているだけも楽しい”内容になっているので、格闘ゲームという点で「自分ができるのかな?」と不安に感じている方もぜひ一度試してみてください。ユーザーの皆さんと、このお祭りをもっともっと盛り上げていきたいです。
プレイステーション3、プレイステーション Vita用ソフト『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』はダウンロード版も発売中。非売品ノベルティが当たるTwitterプレゼントキャンペーンを実施も実施されているので、こちらもぜひチェックをしておこう。
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