なんと開発機材ごと会場に持ち込み!
2014年10月25日(土)〜同26日(日)の2日間にわたって開催される“『GOD EATER 2 RAGE BURST』×「プレコミュ」PS4版最速体験&超合同サミット”。プレコミュユーザーを対象に開催された本イベントは、『GOD EATER 2 RAGE BURST(ゴッドイーター2 レイジバースト)』(以下、『レイジバースト』)を試遊して感想を書いた後、実際に開発者とコミュニケーションが取れるというもの。今回のイベントで特筆すべきは、本作のプレイステーション4(以下、PS4)版に最速で触れられるということと、会場内に開発環境が持ち込まれ、プレイヤーの意見をその場で反映して見せるという試みが行われることだ。
イベントには、32人を1組として計7組が時間差で参加する。開発チームは、それこそ朝から夜までフル稼働で、これを2日間やるというのだから、そのバイタリティーには頭が下がる。それでは、イベントの流れを追っていこう。
PS4版はヘッドホンを装着してどっぷりと世界に浸り、PS Vita版はその場に居合わせた人とマルチプレイを楽しむ。同じ作品であっても、プラットフォームやプレイスタイルが変わることによって、その印象もまた大きく変化するということを参加者は実感できただろう。
試遊を終えてレポートを書き上げた後は、いよいよ開発者が待つ開発会議エリアへ。参加者5人に対して開発者1名がつき、じっくりとゲームについて話し合う。会議時間は45分間。濃密な時間だ。バックヤードには、開発機材を持ち込んだ“出張開発室”があり、参加者の意見をもとにその場でプログラムを変更して、結果を見てみるという試みも行われた。これは先進的だ
ファミ通のチーム神喰も体験プレイ!
取材もそこそこに、ファミ通の『GOD EATER』攻略班“チーム神喰”のメンバーも体験プレイ。まずは、チーム随一の腕前を持つハイネ鳥居が、PS4版をプレイ。その様子を、スマホで直撮りした。蛍光灯の映り込みや、音声の品質の低さ、そして鳥居が一度戦闘不能になるなど、いろいろと言い訳の多い動画ではあるが、その点ご了承いただきたい。
ハイネ鳥居がPS4版『レイジバースト』をプレイ!
動画をご覧いただいた後は、ゲームライター・JOKERによるインプレッションをお届けしよう。
まず、自分でプレイしたときにもっとも感じられたのが、PS4によって描画されたグラフィックの緻密さ&美麗さ。体験会では『GE2』より登場した敵アラガミ“ガルム”が出現するミッションをプレイできたが、“ガルム”の毛並みの質感すら感じられるほどだ。当然ながら、プレイヤー含めた“ゴッドイーター”の面々や、ステージ背景や各種エフェクトも細部まで描かれている。PS Vita版ももちろん美麗な映像だが、PS4版のそれは予想を遥かに上回っていた。
また、携帯機と据え置き機の違いによる操作感の違いもほぼ感じられず、両機種の各ボタンが共通した役割を持つので、操作感の差に不安を持つプレイヤーも安心してほしい。今回追加された新システムの“ブラッドレイジ”関連の操作のみは、PS Vita版はタッチスクリーンで行うのに対して、PS4版はコントローラによるボタン操作になるので大きく操作方法が変わるが、慣れてしまえばボタンのみで操作可能なPS4版のほうが素早い操作ができるかもしれない。
PS Vita版では、ふたりでのマルチプレイが体験可能だったので、マルチプレイ時における“ブラッドレイジ”のシステムに注目してプレイしてみた。まず、マルチプレイでの“喚起率ゲージ”は、それぞれのプレイヤーが個別に所持しており、“感応制御システム”の起動もそれぞれのプレイヤーが自由に行うことができる。“誓い”で設定した条件を満たすための挑戦にはすべてのプレイヤーが参加可能だが、達成時に“ブラッドレイジ”を発動できるのは“誓い”を立てたプレイヤーのみである点には注意したい。とくに、部位破壊に関する“誓い”は、破壊できる部位の数に限りがあるため、誰が部位破壊の“誓い”に挑戦するかなど、前もってユーザー間で足並みを揃えておく必要がありそうだ。
また、激しく動き回るアラガミを対象にした場合、各種アイテムを駆使して足止め役に徹するプレイヤーを決めておくと、スムーズにブラッドレイジを発動できるだろう。このように、マルチプレイ時の“ブラッドレイジ”にはプレイヤー間の意思疎通が重要になる部分が多く、“共闘”の本懐、とでもいうべき設計になっているのを感じた。
ちなみに、“誓い”の達成に成功し、“ブラッドレイジ”が発動している効果中はBGMが特別なものに変更される。効果の強力さと相まって、盛り上がること間違いなしだ。(文:JOKER)
■PS4版のスクリーンショット
ちょっと息抜き。メディアとの懇親会も開催
取材の合間に、開発者とメディアのランチ懇親会も行われた。バイキング形式で料理をいただきながら、開発者としばし談笑。参加者から寄せられたアイデアに関する話題や、PS4版の感想など、おのおの意見を交わしていた。
なお、26日(日)のイベントの様子は、17時35分からニコニコ生放送で中継される。この放送内では何やら新しい発表があるとか……? 会場に来れない『ゴッドイーター』シリーズのファンにも、この放送は目が離せないものになりそうだ。
番組ページはこちら。