新情報が目白押しのLIVE出張版!
プロデューサーレターLIVEは、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が、インターネットのストリーミング中継を通じて『新生FFXIV』の将来像を語る人気プログラム。今回は、出張版の“in LAS VEGAS”と銘打ち、リードバトルプランナーの権代光俊氏をゲストに迎え、ローカライズ担当のマイケル・クリストファー・コージ・フォックス氏ほか、数人のスタッフを進行役に行われた。
海外プレイヤーのあいだでも人気のこのインターネット中継が間近で観られるとあって、ステージの周囲には大勢の北米ファンが集結。最新情報に歓喜しつつも、いままでPCのモニター越しに楽しんできた放送が目の前で行われている様子を、興味深そうに見つめていた。
パッチ2.4のリリース日が10月28日に決定!
当日のテーマは、公開を目前に控えた“パッチ2.4 氷結の幻想(以下、パッチ2.4)”コンテンツ特集。今年10月に東京ゲームショウ 2014の会場から放送されたパッチ2.4特集に続く第2弾として、大迷宮バハムート:真成編の中身や、新規アラガントームストーンの仕組みなどがお披露目となった。
それでは、この日に公開された情報をダイジェストでご紹介していこう。
当日のテーマは、公開を目前に控えた“パッチ2.4 氷結の幻想(以下、パッチ2.4)”コンテンツ特集。今年10月に東京ゲームショウ 2014の会場から放送されたパッチ2.4特集に続く第2弾として、大迷宮バハムート:真成編の中身や、新規アラガントームストーンの仕組みなどがお披露目となった。
それでは、この日に公開された情報をダイジェストでご紹介していこう。
Q.パッチ2.4はいつリリースされる?
吉田氏 2014年10月28日に公開予定。
Q.パッチ2.4ではある特別な女性が登場しますが、その特徴は……?
吉田氏 シヴァが姿を現す。これまで公開してきたトレーラーには新しい蛮神のBGMを毎回入れているが、今回は雰囲気が合わないのであえて避けた。
ここで会場内にシヴァのBGMがとどろく! 全編を通して女性によるボーカルが入る、ロック調の楽曲だった。
吉田 続きはパッチ2.4で聞いてほしいが、とあるフェーズを超えないといまの曲は流れない。
Q.大迷宮バハムート:真成編について教えて!
ここで動画が公開。トレーラー映像で登場したエリアのほか、バハムート本体が安置されていると思われる場所も見受けられた。
吉田氏 世界最速で攻略を目指しているプレイヤーの方々のヒントにならないように映像を制作した。
Q.大迷宮バハムートについて、クリア回数に応じて得られるアチーブメント報酬や、クリア時に得られるトークンとの交換などで得られるようにしてほしい。
権代氏 欲しい装備がなかなか取れないという要望が存在することは把握している。エクスパンションディスクに向けて新しいレイドが入るので、そのときは検討しようと思っている。
吉田氏 つぎの新規レイドから、そうした仕組みを入れていこうと思っている。また、大迷宮バハムートをクリアしたプレイヤーはその週は再挑戦できなくなっている。世界中のプレイヤーの皆さんから「フリーカンパニーの仲間の手伝いをできるようにしたい」という希望をいただいている。これが実現する仕組みを、パッチ2.45もしくは2.5で入れる方向で作業を進めている。ただし、ヘルプ(クリアしている冒険者)の人数に応じて、宝箱がドロップしないというパターンもある。
Q.大迷宮バハムート:真成編はいくつの階層で構成されている?
権代氏 大迷宮バハムート:侵攻編と同じく4層。
吉田氏 3層と4層はボスがかなりシークレットなので、あまりインターネットで情報を追わずに、その目で驚いてもらいたい。
忍者がメインとするパラメータはDEXと判明!
続いて、話題は注目の新ジョブ、忍者について。対応するパラメータの種類やアディショナルアクションに設定できるクラスなど、いくつもの新情報が明らかとなった。
Q.忍者専用のアラガン装備は追加される?
権代氏 忍者の武器は、パッチ2.3以前から蛮神戦の報酬として得られるものを含めて、すべて追加されている。防具は、既存のバトルクラスで装備できたもののうちのひとつが装備可能になる。
ここで吉田氏がパンチのしぐさ。おそらく格闘士/モンク装備だろう。
権代氏 忍者がメインとなるパラメータは、DEX。
吉田氏 武器については、忍者のものがすべて用意されている。防具については、パッチ2.3までに実装されたコンテンツの報酬品に関してのみ、某戦闘職と同じものになる。そろそろ(装備を調える)準備を始めてほしい。
Q.忍者のサブクラスは何?
権代氏 忍者を取得するために必要になるクラスは、レベル30の双剣士とレベル15の格闘士。アディショナルとしてセットできるアクションは、格闘士と槍術士。
吉田氏 メレー系のDPSをやっている人は、そのままいけると思う。
Q.大迷宮バハムート:真成編の第1層の攻略に必要なアイテムレベルはいくつ?
権代氏 最速攻略を目指すくらい腕の立つ人は、パッチ2.4で獲得できる最初の装備で1層はクリアできるだろうと思っている。もしかしたら2層は難しいかもしれない。
Q.たとえば、防衛システムを模したマウントなど、大迷宮バハムートを連想させる乗り物がほしい。
吉田氏 球体のものならばすぐにできるはずので、担当者に伝えておく。決定すればすぐに実装できるはず。
Q.アライアンスでコンテンツに突入し、それぞれのパーティがバハムートのさまざまな部位と戦えるようにしてほしい。
吉田氏 アイデアとしてはおもしろいが、あの難度で24人でやるのは無理だと思っている。たとえば、バハムートの左腕と戦っているパーティが手間取ると、ほかの集団から「何をやってるんだ!」と言われることになってしまいそう。なお、クリスタルタワーは、パッチ2.5でファイナルを迎える。拡張ディスクから、これに代わる24人向けの新しいレイドが始まる予定。
テュポーン先生&オルトロスと戦えるコンテンツが存在した!
大迷宮バハムート:真成編の話題はこれにて終了。ここからはヒルディブランドが大活躍する事件屋クエストに関する話題に移った。
Q.先日公開された事件屋クエストの映像の1シーンにオルトロスが登場していたが、もしかして……戦える?
「何かプレゼントはないの?」という吉田氏の発言を合図に、ここで秘蔵映像を公開。
テュポーン&オルトロスと戦っているシーンが映し出された。
吉田氏 「はないき」にはぜひ気をつけてほしい。みんなで笑いながら楽しんでもらえるバトルになっているので、ぜひお楽しみに。
Q.極ギルガメッシュ討滅戦は、いつ実装される?
権代氏 極討滅戦ではないが、8本腕のギルガメッシュと戦える機会を用意する。
吉田氏 公開時期はパッチ2.5を予定している。ヒルディブランド関連のバトルは、コンテンツファインダーで集まってみんなでワイワイ遊んでもらうことをポリシーに作っているので、さほど難しいものにはならない。
Q.事件屋クエストは拡張ディスク発売後もアップデートされていく?
吉田氏 ヒルディブランドに関連するクエストは、物語的にはパッチ2.5で一応の決着を見る。その後の展開、たとえば北の方角に飛んでいくことがあるとすれば、それは皆さんのご要望次第。『旧FFXIV』時代に宿屋を追加する際に何気なく起用したキャラクターが、ここまで大きくなるとは思わなかった。
Q.ヒルディブランドのお母さんは今後登場する?
吉田氏 バージョン2.0時点のプロットには存在を確認したが、確かにこれまで登場していない。“あのお父さん”の奥さんなので、かなり変わった性格のはず。楽しみにお待ちいただければと。
つぎなるアラガントームストーンの名称は詩学(しがく)!
Q.新規アラガントームストーンの名称は?
権代氏 日本語ではアラガントームストーン:詩学。英語表記はPoetics。
吉田氏 またロウェナに納品する日々が……(笑)。
Q.アラガントームストーン:詩学の実装に伴い、神話は廃止される?
権代氏 廃止になる。
吉田氏 戦記と神話を、既存のNPCを介して交換できるようになる。忘れずに戦記への交換を。いままで神話で交換できたものが、今後はできなくなるので、所持していても意味がなくなる。哲学をまだ所持している場合は、それを一度神話に変えて、さらに別のものに替えてほしい。
Q.詩学と交換できる装備は、戦記のように大迷宮バハムート:真成編で手に入る素材を利用することで強化できる?
権代氏 賛否両論あると思うが、同じ方式の強化システムを採用している。
Q.ギャザラーとクラフター向けの高アイテムレベルの装備やアクセサリは追加される?
吉田氏 追加する。ギャザラーとクラフターのアイテムレベルがだいぶ高くなってきたので、新規で始めたプレイヤーが比較的楽に装備の質を高められるように、パッチ2.45で調整を加えたいと思っている。トップを走る方たちは、パッチ2.4でさらに上を目指してもらえれば。
エターナルバンドは日取りの決定だけでなく招待状の発送も自身で行う
ここから、ハウジングとエターナルバンド(旧名:結婚システム)の詳細なシステムの説明が行われた。
Q.ハウジングについて何か教えて!
吉田氏 パッチ2.4で家を建てられるワード(区画)が倍になるので、その詳細を説明したい。
吉田氏 まずは、いままでの1から8区画までのハウジングエリアに移動。この部分に関しては、パッチ2.3時点と変更はない。いままでは区画が1から30までだったが、パッチ2.4以降、“拡張区”が31から60まで追加されている。行きたい区画を選んでワープし、簡易エーテライトにアクセスすると、拡張されたエリアが一覧で表示される。そうするとサブの区画へワープする。
吉田氏 ワープした先で購入希望の土地を買う流れはいままでと同じ。家を購入するまでは、新しく追加された“拡張区”に直接ワープできないので注意してほしい。くり返しになるが、いままでの1〜8区画にいったん飛んでから、新たに追加されたワードにワープしてもらうことになる。なお、値段については、何も変わっていない。
Q.ユウギリの素顔はいつ明らかになる?
吉田氏 maybe 2.5……? She is new race.
Q.エターナルバンドの実装に伴い、エターナルバンドのパートナーに個人宅の権限を付与したい。
吉田氏 いまのところ予定はない。権限を渡せるようにしたほうがいいとは思っているので、検討させてほしい。
Q.エターナルバンドを申し込む際のルールは?
吉田氏 誰ともエターナルバンドしていないことが条件。今後、Lodestoneにシステムがアップされ、そこにエターナルバンド希望者向けの腕輪が用意されている。それを申し込んでもらい、パートナーとなる相手に腕輪を渡すという流れ。腕輪を装備した状態でNPCに話しかけると、「いつセレモニーを行いますか?」という感じのクエストが発生する。リングは、その後で作ったりしてもらえる。ただし、スケジュールを事前に登録してもらう必要がある。すでにほかのプレイヤーが申請している日時は選択できない。日程と時間が確定すると、招待状というアイテムがもらえるので、それをモグレターでフレンドやフリーカンパニーのメンバーに郵送……という流れ。エターナルバンドはパッチ2.45で公開予定。PVの準備も進めている。
吉田氏 詳細は、今後トピックスでお知らせする。
黄道十二文書の“交換レート”がパッチ2.4で引き下げ!
話題は、パッチ2.4で追加されるそのほかの要素へ移行。バトルシステムに関する質問が目立った。
Q.どうかアートマのドロップ率を緩和してほしい。
権代氏 パッチ2.4でドロップ率を緩和する。
吉田氏 (現在の)倍よりちょっと上がったくらい?
権代氏 もっとかなりじゃないですか?
吉田氏 アートマだけでなく、黄道十二文書のアラガントームストーン(パッチ2.4以降は戦記に変更)との交換レートも引き下げられる。古の武器・アニムスまでは比較的容易に突破できるようになるのでは。
権代氏 (今後も)段階的に緩和していこうかなと考えている。
吉田氏 忍者向けの古の武器・ネクサスは、デザインがかなりかっこいい。
Q.ジョブチェンジした際に発生する、アクションのクールダウンタイムをなくしてほしい。
権代氏 このペナルティを設けている理由は、戦闘中の技のリキャストタイムをリセットできてしまうのを防ぐため。ただし、エーテライトの近くなどのレストエリアでは、この制限を緩和していこうと思っている。
吉田氏 リスキーモブが出現したら、すぐにジョブチェンジしてバトルが開始できる……というくらいのテンポのよさを目指して、これからひとつずつ対応していきたい。
Q.ストンスキンを毎回唱えるのがたいへん! どうにかして!
権代氏 たとえば、非戦闘状態であれば全員にストンスキンがまとめてかかるようにする……もしくは、別のアクションを追加という形での対応を考えている。
吉田氏 簡単に言うと、「やります」。
Q.フリーカンパニーのクレストをつけることができるチョコボ装甲を実装してほしい。
吉田氏 できるようにする。
Q.アラガン装備を染色できるようにしてほしい。
吉田氏 今後の計画を正しく進めるためにも、もう少し情報を待ってほしい。
Q.ナイトメアなど、極蛮神討滅戦で手に入るマウントのドロップ率を緩和してほしい。
権代氏 パッチ2.4で実施しようかなと思っている。
吉田氏 パッチ2.4でこれら一連のマウントが手に入りやすくなる。これらをすべて集めると……という企画も存在するので、ぜひコンプリートに挑戦してほしい。また、極リヴァイアサン討滅戦の“水神の魔鏡”もかなりドロップするようになる。
Q.大迷宮バハムート:侵攻編の難度調整について、超える力以外の緩和も予定している?
権代氏 パッチ2.4公開時点で週制限が解除され、8人パーティを組めばどこからでもコンテンツファインダーで突入できるようになる。
吉田氏 緩和の流れはパッチ2.2のときと同様。パッチ公開時点では超える力はかからず、コンテンツファインダーで8人パーティでどこからでも挑戦可能になり、かつ週制限がないため、装備がたくさん集められるようになる。(超える力による)緩和について、2週間おきになるのか3週間おきになるのかは、皆さんの侵攻編のクリア率を見て判断したい。この部分については、(パッチ2.4の)つぎのアップデートで入ってくる。そしてこの時点で、少人数でもコンテンツファインダーに登録できるようになる。
権代氏 同時に、そのタイミングでギミックの緩和を行う。たとえば、大迷宮バハムート:侵攻編2の“石化”によって戦闘不能にならなくなる……など。
吉田氏 とはいえ、たとえばボタン連打でボスを倒せてしまうような、極端な難度の緩和は行わない。
Q.今後のPvPのアップデートを教えて!
吉田氏 パッチ2.4でPvPランクの上限を開放し、いくつかのジョブバランスの調整も行ったうえで、リワードも追加。そうして、パッチ2.5で新しいルールを公開しようと思っている。その後で、新しいマップのリリースを計画している。
パッチ2.5は第一部と第二部のふたつに分けてリリースされる予定!
ゲームに関する質問はここまで。続いて恒例のお知らせコーナーに突入。ところが「出すのを忘れていたものがあった」と叫んだ吉田氏は、ここで新たな資料を見せ始めた!
吉田氏 皆さんがチョコボを直接操作して、レースを楽しんでもらおうと思っている。また、チョコボを育てて配合して新しい個体を産んで……というブリーディングの要素も入っている。
吉田氏 パッチ2.5は、パート1とパート2の2部構成になる予定。パート2のほうで、ゴールドソーサーが公開できるのではと思っている。その時点で、チョコボレースを始めとするすべての要素が導入される。(「トリプルトライアドは?」という観衆からの質問に)「Yes!」すべての要素が同じタイミングで公開できるはず。
ゴールドソーサー全体に関する話題がひと段落したところで、改めてお知らせコーナーがスタートした。
吉田氏 強さに関わるアイテムは販売しない(No pay to win)がコンセプト。オシャレに関係するものを今後追加していく。今回はショップのオープンに併せて、特別なものを用意した。
吉田氏 でぶチョコボとカーバンクルについても、ご要望が多いようなので担当部署に話しておく。
吉田氏 第一次の申し込み抽選がすでに終了しており、週明けの2014年10月21日にスケジュールがオープンとなり、購入が開始される。そのセールが落ち着いたら、残ったチケットを販売する。最後に当日券もわずかながら用意。日本のファンフェスティバルでは、拡張ディスクの“動くもの”が出てくるかもしれない。
お知らせがすべて終わった時点で、予定していたプログラムはすべて終了。ラスベガスでのプロデューサーレターLIVEはこれにてお開きとなった。