新世代レーシングゲームの幕開け

  2014年9月18日~21日に開催された東京ゲームショウ 2014にて、10月2日発売予定のXbox One用ソフト『Forza Horizon 2(フォルツァ ホライゾン2)』のメディア向けプレゼンが行われた。今回のプレゼンには、マイクロソフト Xbox プロダクト・マネージャーのChris Bishop氏が来日し、レーシングゲームの新たな可能性を示した本作について語ってくれた。

『Forza Horizon 2(フォルツァ ホライゾン2)』でさらに進化した“オープンワールドレーシング”を【TGS 2014】_02
▲Chris Bishop氏

 『Forza Horizon 2(フォルツァ ホライゾン2)』は、2012年にXbox 360で発売された『Forza Horizon』の続編にあたる。Xbox 360に加え、Xbox Oneでもリリースされる本作、Xbox Oneならではのパワーを生かした魅力が満載となっている。
 Beshop氏は本作について、まず「南ヨーロッパを舞台にした広大なオープンワールドを堪能できる」と説明した。前作では必ずしもマップのすべてを走ることはできなかったが、本作ではありとあらゆる場所を走ることができるという。そういった意味でもレースゲームがさらに進化したという自信を持っているそうだ。さらに、ゲーム中は天候が変化するので、空模様が怪しくなれば雨が降ったりすることもある。また、ビジュアル面の特徴として、クルマのライティング技術を上げてくれた。時間の経過に天候の変化と、まったく同じ状況がなく、刻一刻と変化するオープンワールドを楽しむことができるのだ。

 本作に登場するクルマは200種類以上。Bishop氏は、徐々にクルマをアンロックして所有車を増やしていくのも楽しいはず、と語る。アップグレードすることができ、またすべてのクルマでコクピット視点でのプレイが可能となっている。

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“Drivatar”はシリーズならではのアイデア

 ほかのプレイヤーのAIを学習し、ライバルとして登場する“Drivatar”。Xbox Oneのクラウド機能により、CPU相手と言えど、ほかのプレイヤーと競っている感覚を味わえる。「もうオフラインのシングルプレイやオンラインマルチプレイといった概念では語れないのが本作」というBishop氏の言葉にうなずけるシステムだ。確かにライバル車には、世界中のプレイヤーの誰かの魂が宿っているわけだ。プレイヤーは、700以上ものレースイベントにチャレンジすることができ、クリアーすることでレベルアップしていく。クレジットを獲得して、新しいクルマを購入したり、アップグレードすることも可能だ。
 そしてもうひとつ、“Perk”というシステムがある。これはいわばドライバーのカスタマイズ要素のようなもの。チャレンジやアクションを行うことで得られるスキルポイントで、25種類からカスタマイズしていく。

 本作では、オフラインとオンラインの切り替えはシームレスに行われる。最大12人でプレイできるマルチプレイは、通常のレース以外にも“キング”(クルマを使った鬼ごっこのようなもの)など、楽しみかたはさまざま。オープンワールドの魅力がもっとも感じられる瞬間かもしれない。Bishop氏は「単純にタイムを競ってプレイするもよし、気ままにドライブをするもよし。プレイヤーによってさまざまな楽しみかたができる、新しいレースゲームだと思います」と最後にコメントしてくれた。

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