大観衆が縦揺れ、横揺れ！
千葉県の幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ 2014。そのパブリックデー(一般公開日)初日となる、2014年9月20日にKONAMIブースの特設ステージで行われた、ファルコムjdkBANDのライブイベントの模様をお届けする。
会場となるKONAMIブースの特設ステージ前には、オープンと同時に多くのファンが集結。『軌跡』シリーズのコスプレイヤーの姿もちらほら見受けられ、盛り上がりが感じられた。
出演するのは、日本ファルコムのゲームミュージックを演奏するプロのミュージシャンたちによるバンド“ファルコムjdkBAND”。2014年9月27日に新宿ロフトプラスワンで第5回イベントが開催される“Falcom jdk BAND Live & Talk Show”など、日本ファルコム関連のイベントではすっかりおなじみの存在だ。ニコニコ動画の“jdkTV”など、オリジナルのコンテンツ（ファルコム公認！）も配信している。
そしていよいよライブがスタート。大きな歓声とともに迎えられた彼らが1曲目に持ってきたのは、アクションRPGの不朽の名作『イース』の平原のBGMとして知られる『First Step Towards Wars』。ロック調のアレンジで、エレキギターとヴァイオリンのユニゾンが響き合う軽快なナンバーとなっており、まずはガツンと観客の心を掴む。
そして、バンドの“顔”でもある、ヴォーカルの小寺可南子が、『軌跡』シリーズのマスコットキャラクター的存在の“みっしぃ”とともに登場。おなじみの軽快なトークで場内を盛り上げつつ、ここから『軌跡』シリーズのヴォーカル曲を続けていく。
まずは『英雄伝説 零の軌跡』の主題歌、『way of life』。ただし、ゲームとは異なり、しっとりとしたアコースティック調のアレンジになっていた。ちなみに、このアレンジは先日配信が開始され、CDも発売される『軌跡jdkアクースティックス』にも収録されているとのこと。
続いて、2014年9月25日発売予定のシリーズ最新作『英雄伝説 閃の軌跡II(センノキセキII)』の主題歌、『閃光の行方』が披露された。この曲をライブ演奏するのは、日本では今回が初めてということで、待ちわびていたファンも大興奮！ まだゲーム発売前であるにもかかわらず会場のファンも演奏に合わせて歌っていた。ちなみに、この曲も音楽配信サイトなどで配信中となっている。
MCでは、「『閃の軌跡』をクリアーした人ってどのくらいいる？」という小寺さんの質問に、ほとんどの人が手を挙げるという、『軌跡』シリーズファンの熱心さが明らかになった驚きの出来事も。一方で、「まだ学園祭のところで……」と、ギリギリクリアー目前のところまで迫っているという小寺さんは、『閃の軌跡II(センノキセキII)』発売までのクリアーを、口をモゴモゴさせながら誓っていた。
その流れで、4曲目は発売中の『英雄伝説 閃の軌跡(センノキセキ)』の主題歌『明日への鼓動』を演奏。オープニング曲にふさわしい、アップテンポなノリですっかり会場の空気も“仕上がった”感じに。
もう、MCで何を言っても「イェー！」と返ってくるほどの雰囲気になったところで、5曲目の『I miss you』がなんと最後のナンバーに。「えー！」と、お約束の声を上げる会場のファンたち。そんな彼らに応える、セクシーな歌声と演奏が、最後に届けられてライブは終了した。
終了後のMCでも、ファンと一体となって爆笑トークをくり広げるjdkBAND。ファンにはおなじみの光景だが、jdkBANDのライブではこんな雰囲気がいつも味わえるので、気になるもののまだ行ったことがないという人は、ライブイベントにぜひ足を運んでみることをオススメする。
セットリスト
1．FIRST STEP TOWARDS WARS(『イースI』)
2．way of life(『英雄伝説 零の軌跡』)
3．閃光の行方(『英雄伝説 閃の軌跡II(センノキセキII)』)
4．明日への鼓動(『英雄伝説 閃の軌跡(センノキセキ)』)
5．I miss you(『英雄伝説 閃の軌跡(センノキセキ)』)
ファルコムjdkBANDメンバー
岡島俊治（Dr）
水谷美月（Vn）
宮崎大介（G）
榎本敦（B）
小寺可南子（Vo）
