坂上忍氏が子役から「怒りすぎ」とたしなめらるシーンも

 2014年8月3日、レゴランド・ディスカバリー・センター東京にて、映画『レゴ ムービー』のブルーレイ&DVDが8月2日にリリースされたことを記念したイベントが開催。ゲストとして坂上忍氏と、坂上氏が総合プロデュースを手がけるアヴァンセキッズスクールの生徒である子役の宮井くららさん、りょうた君、林タケル君が登壇し、『レゴ ムービー』への想いを語った。その内容をお伝えしよう。

▲左から、坂上忍氏、宮井くららさん、りょうた君、林タケル君。

 まず、司会者から『レゴ ムービー』の紹介があった。本作は全米でファミリームービーの決定版として3週連続で1位を達成し、全米だけで興行収入は日本円で200億円を超えるヒットを記録。次回作『ニンジャゴー』の映画化作品は2016年9月23日に決定しているとのことだ。

 作中では『バットマン』、『ハリー・ポッター』シリーズより“ダンブルドア”先生、さらには『ロード・オブ・ザ・リング』の魔法使い”ガンダルフ”などの有名なキャラクターがレゴとなって登場し、どこにでもいるふつうの青年“エメット”が、彼らと協力して世界を支配しようとしている“おしごと大王”から世界を救うという、大騒動が巻き起こる物語になっているとのこと。なお、ブルーレイ版にはメイキングや未公開シーンなど50分を超える特典映像が収録されている。オンデマンド配信も8月2日から開始しているそうだ。

 登壇した子役の3人は、つぎつぎに自己紹介。宮井くららさんは「好きなことは絵を描くことです!」と元気いっぱい。一方りょうた君は、「よろしくお願いします」というあいさつに元気がない、と坂上氏から注意を受けるひと幕も。林タケル君は「好きなことは『レゴ ムービー』を観ることです!」と告げ、坂上氏から「うまい!」という言葉をもらっていた。

▲元気に自己紹介してくれた宮井くららさん。

――まずは映画『レゴ ムービー』の感想を教えてください。
坂上忍(以下、坂上) 子どもだけなく大人が楽しめる、ものすごくクオリティーが高い作品に仕上がっていました。雨がレゴで表現されているなど、とにかく細かい作業がされていることがわかりました。同じく子どもを相手に仕事をしている身として「こういう表現ができるんだ」と驚きましたね。
宮井くららさん 水がすごくリアルでした。私は2歳のころからレゴが大好きで、想像するのも大好きなんです。主人公の“エメット”君もすごく想像力があったので、私もああいうふうに想像して、もっともっとレゴを楽しみたいなと思いました。
りょうた君 楽しかったです。「すべてがサイコー!」という歌が好きになりました。 
林タケル君(以下、タケル) 僕も「すべてがサイコー!」という歌が好きで、頭から離れません。いまでも口ずさんじゃいますね。アクションもアクロバティックで、すごかったです。

▲しっかりしたコメントをした林タケル君。

――作中では悪役の“おしごと大王”が出てきていましたけど、坂上さんはおしごと大王のように厳しいですか。
タケル 坂上さんは、レッスンではかなり怒っているのですが、テレビのインタビューではすぐに優しくなっていますね(ここですかさず坂上氏から「お前それはないだろ!」とツッコミ)。もうちょっとこっちにもやさしくしてほしいですね。坂上さんが怒って、生徒が演技じゃなくてリアルに泣いてしまうこともありますから。

 大人っぽいコメントをしたタケル君に、坂上氏は「俺が外ヅラだけいい人みたいじゃないか、もっといいところはないの?」と質問。タケル君は「坂上さんは演技のどこが悪いか、ちゃんとわかっているところがすごいです。でも、怒りすぎで、誉めているのか怒っているのかわからないところがありますね」と、坂上氏が怒ることが多いことに不満を漏らしているようだった。

▲ちょっと緊張ぎみだったりょうた君。

――作中では有名な映画のキャラクターやエピソードが引用されていますが、そこはどう思われましたか。
坂上 「これ出てくるんだ!」と驚きました。『ミュータント タートルズ』はシブいチョイスだと思いましたね。
タケル 『ミュータント タートルズ』のミケランジェロと、同じ名前の(画家の)ミケランジェロが出てくるのがおもしろかったです。

――作中では150以上のキャラクターを、8人の声優さんが吹き替えていますが、観ていてどうでしたか。
坂上 吹き替え版で観たのですが、気づかなかったです。
タケル たくさんの役をやっていると混乱すると思うのですけど、そこを乗り越えてひとり20人くらいを演じられていて、すごいと思いました。

 ここで坂上氏は、りょうた君に「お前も声を使い分けられるよな」と振ったが、緊張ぎみだったりょうたくんの声の使い分けは“元気があったかないか”だった様子。りょうた君は、くららさんとタケル君に励まされていた。

▲くららさんとタケル君が、りょうた君を慰める場面も。

――ストーリーには、“完璧を求める大人を戒める”という教訓もありましたね。
坂上 僕らくらいの年齢になると、忘れがちになっている教訓が感じられる映画でしたね。親子で観るのももちろんですが、夫婦で観るのもアリだと思いましたね。子どものいないところで奥さんといっしょ観て、そのメッセージを受け取ってみるのもいいのではないでしょうか。
タケル お母さんに後で怒られちゃうと思うのですが……お母さんは普段は映画観ていると10分くらいで眠っちゃうんです。でも、『レゴ ムービー』はずーっと笑ったり、「へーっ」て言いながらみていました。お母さんでも楽しめるんだなって思っていました。

 ここで、2014年11月6日発売予定のプレイステーション4、プレイステーション3、Wii U、ニンテンドー3DS用ソフト『レゴ ムービー ザ・ゲーム』のトレーラーが紹介された。


 『レゴ ムービー ザ・ゲーム』は2013年に発売された『レゴ シティ アンダーカバー』に続く最新作。吹き替えは『レゴ ムービー』と同じく山寺宏一さん、沢城みゆきさん、玄田哲章さんなどの豪華声優陣が担当している。子役たちからは「欲しい!」という元気いっぱいの声があがった。

 また、2014年11月19日にはDVDで『レゴ バットマン:ザ・ムービー』が発売。『スーパーマン』や『グリーンランタン』など『DCコミックス』のヒーローが総出演の長編アニメとなっている。

 さらに、2015年1月22日にはプレイステーション4、プレイステーション3、Wii U、ニンテンドー3DS用ソフト『レゴ マーベル スーパーヒーローズ ザ・ゲーム』がリリース。『アイアンマン』『キャプテン・アメリカ』などの『アベンジャーズ』のメンバーはもちろん、『X-MEN』のキャラクターも登場するオールスターメンバーのゲームになっているそうだ。

 ここで、スペシャルゲストとして『レゴ ムービー』の主人公“エメット”が登場。首を回したり、腕を振り上げたりと、レゴらしい動きが再現されていた。

▲坂上氏がエメットのポーズをまねることも。

 さらに、坂上氏にはレゴブロックで作られた似顔絵が贈られた。これは、世界で11人しかいないレゴ公認の“マスタービルダー”である大澤よしひろ氏が制作したものだ。

▲レゴで作った坂上氏の似顔絵を持つ大澤よしひろ氏。

 大澤氏がこの似顔絵の制作にかかった時間は約4時間ほどのこと。なお、大澤よしひろ氏はレゴランド・ディスカバリー・センター東京で開かれる“レゴ教室”で講師を務めている。

 特別な似顔絵をもらって意気揚々としている坂上氏は、「アヴァンセキッズスクールに入校希望の履歴書に、“趣味はレゴ”と書いている子どももいて、その人気に驚いています。くり返しになりますが、『レゴ ムービー』は大人が楽しめる作品に仕上がっていますので、ぜひご家族、ご夫婦でもご覧になってください」とイベントを締めくくった。

 なお、イベント後の囲み取材では、タケル君は将来の夢について「夢はふたつあって、ひとつは坂上さんみたいな人になることです。でももう少し叱らないようにしたいですね。もうひとつはいろいろなテレビに出て、人の心を動かせるようになりたいです」と語った。

 坂上氏は3年以上のつきあいがあるりょうた君について、「はじめはしゃべることもままならないくらいだったのですが、今回共演ができてうれしかったですね。僕のほうが緊張していたぐらいでした」とやさしい言葉をかけていた。

 『レゴ ムービー』は坂上氏が語ったように、大人にこそ観てほしいメッセージがある優れた作品だ。アクションに驚き、有名すぎるキャラクターの登場に笑い、終盤の意外な展開は大人こそが感動できるだろう。レゴならではの“作る”ワクワクまでもが感じられる『レゴ ムービー』を、ぜひDVD&ブルーレイで楽しんでほしい。

(取材・文:編集部/オスカー岡部)