コザキユースケ氏直筆サイン入り色紙のプレゼントも!

 レッド・エンタテインメントは、2014年6月29日、東京・秋葉原の“13式催事空間”にて『ファイアーエムブレム 覚醒』ドラマCDシリーズ記念イベントを開催した。

 本イベントは、ドラマCD第4弾『異界の絆編 捜索のドリーミング・ティアラ』を購入した人を対象に行われ、会場には、ソール/ジェローム役の新垣樽助さん、ウード役の高橋英則さん、シンシア役の山本彩乃さんがゲストとして登場。さらに、ニンテンドー3DS用ソフト『ファイアーエムブレム 覚醒』でドニ役を務めた市来光弘さんも司会として参加した。

『ファイアーエムブレム 覚醒』ドラマCDシリーズ記念イベントが開催 書き下ろしミニドラマ実演やキャストサイン色紙贈与など、盛りだくさんの内容_04
▲左から、市来光弘さん、山本彩乃さん、新垣樽助さん、高橋英則さん。
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▲市来さんは鍋をかぶって司会を進行。

 まず初めに現れたのは、司会の市来さん。ドニのビジュアルを模して、鍋をかぶっての登場だ。市来さんは「もはやこの鍋は僕のアイデンティティーのようなものですので、イベント中はずっとかぶらせていただきます」と宣言し、司会者が鍋をかぶり続けるという前代未聞のイベントはスタート。

 続いて登場した山本さんは、市来さんに「鍋をかぶって登場したのに、あまりウケなかったですね(笑)」と同情の言葉をかけ、会場の笑いと市来さんの落胆を誘った。

 おつぎは新垣さんが現れ、「これ忘れてるよ?」と市来さんに鍋の蓋を手渡した。市来さんは「うっかりしてました~。盾がなくちゃ話にならないよねー」と蓋を受け取り、しばらく新垣さんと鍋を駆使したコントを展開。
 
 最後に登場した高橋さんも「これ忘れてるよ? 武器」と、なにやら待機所にあったらしい巨大な謎の道具を手渡した。市来さんが防具、盾、武器のフル装備を完成させ(武器は邪魔なのですぐに片付けられました)、会場の空気が温まったところで、最初のコーナー“ライブ支援会話”が開始された。
 “支援会話”とは、『ファイアーエムブレム』シリーズにおいて、キャラクターどうしの好感度を上げるための会話システムだ。好感度がMAXまで高まると、そのキャラクターと結婚することも可能。今回の“ライブ支援会話”は、『ファイアーエムブレム 覚醒』のプレイヤーキャラクターとの支援会話の一部を、キャストがキャラクターになりきって生で披露してくれるという、ファン垂涎の企画だ。もちろん会場は大盛り上がり。大きな拍手と歓声が上がった。

 続いては、本イベントのためだけに書き下ろされたミニドラマが披露された。内容は、高橋さん演じるウードと山本さん演じるシンシアが、敵と遭遇した際に発する口上を練習しているところに、新垣さん演じるジェロームが現れ「くだらんな。そんなもの練習してなんの役に立つ?」と苦言を呈するが、徐々に雰囲気に飲まれ、最終的に超絶中二病セリフを言わされ恥をかくというもの。
 テンポのいいセリフの掛け合いと、内容のユニークさが相まって、会場は終始笑いに包まれていた。

 ミニドラマが終わると質問コーナーに移る。あらかじめ募集しておいた質問の中から、市来さんが任意に選び出し、それをゲスト三名に答えてもらうという内容だ。
 ひとつ目の質問は、「ゲームの発売からしばらく経ってドラマCDが発売されましたが、やはり役の感覚を取り戻すのに時間がかかりましたか?」というもの。新垣さんは、「ドラマCD第2弾を収録する直前に、スタジオでゲーム版の音声を改めて聞き、感覚を取り戻したんです。だからそんなに苦労はしませんでした。ね? みんな?」とコメント。しかし、ドラマCD版には未出演の市来さんは「いいなぁ、楽しそうで……」とため息をついた。山本さんが「すごく楽しかったですよ!」、高橋さんが「みんなと再会できてほんといい機会だった」とさらなる追い打ちをかけ、市来さんの心はぽっきり折れてしまったようだった。
 心が折れたからといって帰るわけにはいかない。それが司会である。というわけで、ふたつ目の質問。「ゲームの収録とドラマCDの収録はどっちが大変でしたか?」という内容だ。これには全員「どちらも大変ではありませんでした。楽しかったですから(笑)」といった、仕事への愛があふれるコメントをしてくれた。
 3つ目の質問は「『ファイアーエムブレム 覚醒』のゲームとドラマCDに関わったことで、深く思い出に残ることはありましたか?」。この質問に対する答えも、キャストたちは共通しているようで、『ファイアーエムブレム』という素晴らしい作品に関われたということ自体が最高の思い出だという。

 さて、イベントもいよいよ大詰め。お待ちかね、プレゼントのコーナーがスタート。ジャンケン大会が催され、勝者にそれぞれ市来さん、山本さん、新垣さん、高橋さんのサイン色紙がプレゼントされた。
 また、『ファイアーエムブレム 覚醒』のキャラクターデザインを務めるコザキユースケ氏直筆サイン入りの、ドラマCD全巻収納BOXも5名に贈呈。
 さらに、ドラマCDのVol.1~Vol.3を会場で購入した人にはダブルチャンス。抽選でコザキユースケ氏直筆サイン入り色紙が贈られた。見事抽選に当たったお客さんは「え!? ほんとに!? やったー!」と大喜び。

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▲ジャンケン大会。登壇者ひとりずつと、来場者全員が一斉にジャンケンし、負け&あいこの人は座っていくというルール。

 最後は、登壇者たちが感謝の言葉を述べ、イベントは終了した。以下に、それぞれのコメントをご紹介。

山本彩乃さん
 「CD発売から結構経っているのですが、こうやって集まれてとてもうれしいです。またイベントなどがありましたら、ぜひ来てください。ゲームもたくさん遊んでください。CDもいっぱい聴いてください。今日は本当にありがとうございました!」

新垣樽助さん
 「今日は暑いなか、集まっていただきありがとうございます。CD発売から時間が経過しているにも関わらず、こうして集まっていただけたということは、きっと皆様は、自宅にジェロームの仮面を飾っているくらい、『ファイアーエムブレム』を好きでいてくれていると確信しております。なにはともあれ、皆様とこうして楽しい時間を過ごすことができたのは、『ファイアーエムブレム』という素晴らしい作品と、ファンの皆様のおかげです。今日はありがとうございました!」

高橋英則さん
 「こうやって、ファンの方と生で触れ合える機会を得られたことは、とてもうれしいことです。皆様が『ファイアーエムブレム』を愛してくれているおかげで、僕はウードというキャラクターを生きることができました。本当にありがとうございます!」

市来光弘さん
 「僕は、最近まとめてドラマCDを聴いたのですが、ゲームのときとはちょっと印象が変わり、新鮮でした。それを踏まえてまたゲームをやると、好きなキャラも変わったりして、一回目とはまた違った楽しみが得られると思います。なので皆様も、ドラマCDを聴いたらぜひ、ゲームをもう一度プレイしてみてください。今日は楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました!」

(取材・文 ボイス塩宮)

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