2014年6月10日~12日に開催された、アメリカのロサンゼルスで世界最大のゲームの見本市E3(Electronic Entertainment Expo)。任天堂ブースで出展されていた注目タイトルのプレイリポートをお届けする。

●まずは『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』から!

 
 2014年6月10日~12日に開催された、アメリカのロサンゼルスで世界最大のゲームの見本市E3(Electronic Entertainment Expo)。任天堂ブースで出展されていた注目タイトルのプレイリポートをお届けする。(Text バサラ佐藤)

 E3の会場直後に任天堂ブースに行ってみると、すでに黒山の人だかり(外国人が多いので、黒くはないのだが……)。さすが『スマブラ』! 会場では、発表されたばかりのWii U用ゲームキューブコントローラ接続タップコチラ】を使って、ゲームキューブコントローラが設置。さっそく手に取って見ると……やはりなじむ!! しかも、操作方法は以前のシリーズとまったく同じ。ゲームキューブ、Wiiの『スマブラ』で何度も使ったコントローラ&操作方法なので、説明を見なくても(英語なので難しい)サクサクとプレイできちゃう! キャラクターも思った通りにひょいひょい動いてくれるぜ。いやー、慣れってすごいよね。「ゲームキューブコントローラを使えるようにした、任天堂ステキ!」って思った。いまから、ゲームキューブコントローラを買い足しておいたほうがいいでしょうね。間違いない。そんな感じで、操作に関しては言うことなし!

出展されていたバージョンでは、以下の20人のキャラクターが使用可能だった。
・マリオ
・クッパ
・ロゼッタ&チコ(新登場)
・ドンキーコング
・サムス
・ゼロスーツサムス
・リンク
・ゼルダ
・むらびと(新登場)
・ピット
・カービィ
・フォックス
・マルス
・ゲッコウガ(新登場)
・ピカチュウ
・オリマー
・リトルマック(新登場)
・Wii Fit トレーナー(新登場)
・ロックマン(新登場)
・ソニック

 
選べるステージは、以下の8つから。
・戦場
・パイロスフィア
・村と街
・特設リング
・パイロットウイングス
・闘技場
・ワイリー基地
・マリオUワールド

 俺のキャプテン・ファルコンがいない……。それはさておき、キャラクターは非常に多くて誰を選ぶか迷ってしまったが、やはり気になったのは新登場のキャラクター。その中でも俺が注目したのが、ロックマンとゲッコウガ。ロックマンは、ゲームでおなじみのさまざま武器を、各種攻撃で使用する。必殺技は飛び道具が豊富かつ、横スマッシュ攻撃もロックバスターになっており、溜めることもできるという優れもの。中距離~遠距離での戦いで有利になれそう。一方のゲッコウガは、動きが素早いうえに飛び道具を持っており、攻撃のリーチもそこそこ、さらにカウンター技までもっているという、なんでもござれのキャラクター。「新キャラクターを使って4人対戦で勝ちにいくなら、このどちらかしかない!」って思った。試遊するのに勝ちにこだわらなくてもいいだろ! って気もするかもしれないけど、『スマブラ』公式大会“SUPER SMASH BROS. INVITATIONAL”のエキシビジョンに、日本のメディア代表として出ることになっていたので、めっちゃ必死だったんだよ!
※詳細はコチラ

▲ロックマン
▲ゲッコウガ

 
 まぁ、勝ち負けにこだわらず、ワイワイ楽しめるのが『スマブラ』のいいところで、まったく言葉が通じないアメリカ人(俺が英語わからないせいだが……)とも、熱いバトルが堪能できたぜ! ステージも、ワイリー基地ではイエローデビルが出てきたりパイロットウイングスでは足場の飛行機がめまぐるしく動いたり、どれも特徴的で、バトルの熱さに拍車をかける! 新キャラクターはもちろん、おなじみのキャラクターもひと味違った感じに仕上がってるし、こりゃあ発売が待ちきれませんな。

●『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』

 
 もうひとつの目玉が、9月13日に発売が決定した、ニンテンドー3DSの『スマブラ』。気になる操作方法は、アナログスティックが移動、十字ボタンがアピール、XとYボタンがジャンプ、Aが通常攻撃、Bが必殺技、Lボタンがつかみ、Rボタンがシールドという感じ。ゲームキューブコントローラと比べるとボタンが少なく、つかみが左側のLボタンになっているという点が特徴的だが、シリーズに慣れている人なら少しの慣れで自在に動かせるようになるはず。なお、使用できるキャラクターはWii U版とまったく同じ。大乱闘モードで選べるステージは、以下の10ステージだった。
・戦場
・3Dランド
・レインボーロード
・ゲルドの谷
・汽車
・プリズムタワー
・フェリア闘技場
・コトブキランド
・初期化爆弾の森
・子犬がいるリビング

 Wii U版と3DS版では、登場するステージがまったく異なるので、それぞれ違ったバトルが楽しめるということ! こいつはすげえぜ!

 もうひとつ忘れちゃならないのが、ニンテンドー3DS版ならではの要素、“フィールドスマッシュ”。これは、広大なフィールド舞台に、制限時間5分で敵を倒しながら進んでいくというもの。敵を倒すとさまざまなパワーアップアイテムが手に入り、取るとキャラクターのスピード、ジャンプ、アタック、必殺技、武器、防御のステータスが上がっていく。フィールドでは自分のほかに3人のキャラクターも同時に冒険しており(試遊ではCPU)、5分経過後に4人で戦うことになる。つまり5分のあいだにいかにパワーアップするかが、最終決戦の勝利のカギを握るというわけ。パワーアップアイテムをとっていくと、キャラクターは露骨に強くなっていく。スピードをアップしまくれば、ドンキーコングでもフォックス以上のスピードになるし、攻撃力を高めまくれば、超強力な一撃が出せるようになる。また、フィールド上には扉があって、そこに入るとパワーアップアイテムがたくさんあったり、巨大なクリスタルを破壊することでたくさんパワーアップアイテムが得られたりする。なるべく早くフィールドを隅々まで探索しつつ、いろいろなパワーアップをゲットしていくというタイムアタック的な要素も。『大乱闘スマッシュブラザーズX』にあった亜空の使者とも異なる、短時間で楽しめるモードって感じ! 爽快感があっておもしろいよ!

●『Splatoon(スプラトゥーン)』

 
 E3で発表された本作。イカに変化して移動することと、インクをビシャビシャ塗り捲るというインパクトは抜群だが、いかんせん謎のゲーム感が否めない。というわけで、じっくり遊んできたぜ! まず、ゲームはすでに紹介されている通り、4人対4人のチームバトルで行われる。会場でも、必ず4人どうしで戦うことになった。各チームにはリスポーンポイントが用意されており、どちらもそこからスタート。そして、ゲームが始まったら、地面や壁にひたすらインクをぶっかけまくり。そして、制限時間の2分が経過したときに、より多くの面積にインクを塗ったチームが勝利となるのだ。地面にインクを塗ったり、敵にインクをかけて倒したりするとスコアが伸びていき、試合終了後には個人のリザルトも出るのだが、たとえ個人成績が1位になっても、自チームのインクを塗った面積の割合が相手チームより低い場合は敗北となってしまう。つまり、個人プレーに走ってスコアを稼ぐよりも、味方と連携してチームの勝利を考えなくてはいけないってこと。ある意味、俺がいちばん苦手とするところ。ついでにいうと、アメリカ人とコミュニケーションが取れないので、ずっとワンマンで戦うことになってしまった。俺といっしょにプレイした人、スミマセン!!

 
 操作について説明すると、Lスティックが移動、ZRボタンでインクを発射、ZRボタンがイカへの変身、Rボタンがボム、Xがジャンプ、Yがカメラリセットで、Rスティックとジャイロセンサーで視点を変更できる。Rボタンでインクをドバドバ出しながら、ひたすら地面を塗っていけばとりあえず遊べるという親切設計。ただし、インクを発射していくとインクのゲージ残量が減っていき、ゲージがゼロになるとインクが発射できなくなってしまう。そのときは、自分と同じインクの場所でZLを押してイカになると、地面に潜り込みつつインクが補充できる。イカ状態は、自分と同じ色に塗った地面を高速移動できるうえに、インクの補充という役割もあるってわけ。なお、イカ状態のときは、垂直になっている壁などもインクが塗ってある限り登っていける。目の前に高い壁があった場合、インクを上に向けて発射して壁にインクを塗り付けたあと、イカに変身することで壁の上に登ることも可能だ。イカすげえ!

 また、敵にインクを当てると敵を倒すことができ、自分のスコアが増えて敵のスコアを減らせる。倒した敵は、一定時間でリスポーンポイントで復活する仕組み。攻撃方法には、通常のインクのほかにRボタンのボムがあり、これは前方にインクのボムを投げつけるというもの。ただし、インクゲージを70%ほど消費してしまうので、無駄遣いはできない。そのほか、インクを塗るにつれて画面右上のゲージが増えていき、このゲージが満タンになったときにRスティックを押し込むと、インク発射装置がパワーアップ。一時的に、インクをトルネード状にして前方に一直線に放つ強力な攻撃がくり出せるようになる。敵が複数きたときなど、ここぞという場面で使用して、敵を一網打尽にするといい感じだ。ほかにテクニックとしては、Wii U GamPadに表示されているマップ画面の味方をタッチすると、その位置まで一瞬で飛ぶことができた。四六時中つかえるわけではなさそうだったが、うまく使えばピンチの味方に駈け寄ったり、復活直後に前線に戻ったりできそうだ。

 
 いろいろ語ったが、操作は簡単でルールも簡単なので、誰でもすぐに遊べるゲームなのは間違いない。ただ、敵を倒すことではなく、エリアをなるべくおおく塗りつぶすことが勝利条件なことや、移動速度が速くインクのリロードが行えるが、自分の色の中じゃないと移動できないイカ状態といった要素が、戦略性を大きく高めている印象だった。何も考えずに適当に遊んでも楽しいけど、めっちゃ戦略を練ってガチで対戦してもおもしろいってこと! 見た目は変だし、イカとかインクとか意味が分からないけど、やってみるとスゲーおもしろから、みんなも遊んでみてくれよな!(いつ遊べるのかわからないけど……)

●『Captain Toad: Tresure Tracker』、『Kirby and the Rainbow Curse』

 
 こちらふたつもざっくりと紹介するぜ! 『Captain Toad: Tresure Tracker』は、『マリオ』シリーズなどでもおなじみのキノピオ隊長が活躍するゲーム。パズルっぽいステージを、視点変更を駆使してギミックを使いながら突破していくという感じ。会場では全部で4つのステージがプレイできた。
1 Walleye Temple Steal the Star!
2 Mine Cart Summit Throw the Turnips!
3 Maguma Mountain Time to Climb!
4 Mystery Mansion Doorway Drama!

英語が堪能(!)な俺が訳してみると、
1 寺院(?)から盗まれたスター?。 Walleyeってなんだろう……
2 鉱山のカートでタニップス(?)を投げろ!
3 マグマモンスターが時間でクリムブ(?)
4 ミステリーマンションのドアの行方がドラマ

 わかっていただけただろうか? まず1面から全然意味が分からないので翻訳サイトにかけてみると「ウォールアイ寺院、スターを盗む!」とのこと。なるほど。回転する足場や、左右に移動する敵を視点変更を活用してかわしながら、上を目指していくという感じのステージだ。

 2面は、「鉱山カート頂上、カブを投げる!」だそうです。これはわかりやすい! 鉱山のステージで、トロッコに乗り込むと、自動で進んでいく。トロッコに乗っている間に何かを投げつけてコインを取ったり、スターを取ったり敵を倒したりするシューティングゲームのようなステージだった。この投げている何かというのが、ご存じ「Turnips(野菜のカブ)」というわけだ。

 3面は、「上昇するMaguma山地標準時!」とのこと。何やら中国で間違って訳された日本語のようになってしまっているが、舞台となるのは火山。ステージの真ん中に大型のモンスターがいて、その周りをぐるぐる回りつつ、上のほうに登っていくという内容。モンスターはときおり火を吐いたりするので、障害物を使って火を防ぎながら山頂を目指していく

 4面は「ミステリー大邸宅戸口ドラマ!」。奇をてらおうとしておかしな方向性に走ってしまったサスペンスドラマのようなタイトルだが、ミステリーハウスのような感じ。いくつもドアがあり、ドアに入ると別のドアから出てくるので、それを利用して進んでいくというステージだ。ここでは、Wii U GamePadのタッチ操作で、ドアのついているブロックを左右に動かしたりするという動きを新たに使うことに。ドアの出口を移動することで、パズルを突破していく。また、テレサが登場するが、隊長が頭部につけているライトを当てるとひるんだりする。この辺はいかにもテレサという感じ。各ステージごとに異なるギミックを楽しみつつ、パズルを解いていくゲームということで! 予想外におもしろくて、全ステージを遊ぶために何度も並んでプレイしていたら、コンパニオンのお姉さんに「HAHAHA! ユーはまたやるの? キノピオ大好きなのね!」的な感じで爆笑されたぜ! でも、おもしろかったんだよ! いいじゃねーか!

 
 最後に、『Kirby and the Rainbow Curse』はカービィが活躍するゲーム。プレイヤーがカービィを操作するのではなく、Wii U GamePadのタッチ操作を駆使して、カービィをゴールまで導いていくという内容。カービィにタッチすると、カービィは転がるように前進する。そして、タッチ操作でヒモのようなものを出すと、それにそってカービィが進んでいくのだ。障害物をさけてアイテムを回収しつつ、うまくカービィを誘導していくことがキモとなる。目の前の外国人がものすごく簡単そうにプレイしていたので、「楽勝だろう」と思っていたら、思いのほか繊細な操作が必要で、ガサツな俺には難しかったよ! いや、難しくはないけど、丁寧にプレイすることが必要だ! 忘れるな!

●『BAYONETTA(ベヨネッタ)2』

 林編集長から、「『BAYONETTA(ベヨネッタ)2』もやったほうがいいんじゃないの?」と言われ、「シリーズ遊んだことないんですけど」って言ったら、「そんなの関係ないから触ってきて」と言われたので遊んできました! 余計なこと書くんじゃねーよって言われそうだけど、俺がシリーズを遊んだことがないってことは前提として書いておいたほうがいいかなって思ったんだよね。そんなわけで、初めての『BAYONETTA(ベヨネッタ)2』をプレイ! どうやら、昨年のE3でも出展されていたらしい(こちら)。ふむふむなるほど、これは参考になりますね。ベヨネッタって「こんなショートカットだったっけ?」って思ったら、やっぱりイメチェンしてたみたいなので安心。あと、今回は3つのステージが遊べたんだが、一番上の初心者向けっぽいのは去年プレイできたステージと同じやつの模様。飛んでいる飛行機の上で、フィーバーしまくる感じだった。何にしても『BAYONETTA(ベヨネッタ)2』は初プレイだったので、なんというか独特な表現とイカした演出はカッケーなぁと思った! あと、わりとボタンを適当に連打しているだけでもいい感じのコンボが決まるし、回避もわりとざっくりでウィッチタイム(時が遅くなるカッコいいやつ)が出まくるので、「俺、ゲームうまいんじゃね?」って容易に錯覚できるところも素晴らしい。あと、今回遊べたいちばん難しいっぽいステージをプレイしたら、武装変更でスゲーカッコいい細身の長剣の二刀流が使えたんだけど、これがまたカッコいいんだよ! カッコいいしかいってないけど、二刀流は男ロマンだよね。ベヨネッタは女の子だけど。あと、ステージの後半でベヨネッタの髪の毛から謎の怪物が出てきて、こいつが超巨大で、敵のボスっぽいやつも同じく巨大な怪物を出してきて、怪物どうしのボクシング対決みたいな変なのも楽しめたぜ! 怪獣大決戦みたいな、全然違うゲームになって笑った! ベヨネッタはんぱねーわ。

 
以上、ざっくりプレイリポートでした!