2014年6月26日に5pb.から発売予定のプレイステーション Vita用ソフト『ロボティクス・ノーツ エリート』の主題歌を担当するZweiのふたりにインタビューを行った。

●祝! Zwei結成10周年!

 2014年4月22日都内にて、6月26日に5pb.から発売予定のプレイステーション Vita用ソフト『ロボティクス・ノーツ エリート』の主題歌を担当するZweiのふたりにインタビューを行った。

▲Megu(左)とAyumu(右)。

――『ロボティクス・ノーツ エリート』のオープニングテーマを担当することになったときのお気持ちを教えてください。

Megu 「きましたね!」と思いました。『ロボティクス・ノーツ』に合うように、かっこいい世界観を表現できるようにがんばろうと思いました。 

Ayumu 「『ロボティクス・ノーツ』はやっぱりゲームでしょ!」と思いました。というのは、一度アニメ化したあとにまたゲームが登場して、より楽しみが増したように思うんです。「ゲームが出るぞ!」という喜びが大きかったです。

――『ロボティクス・ノーツ エリート』は、プレイステーション3/Xbox 360版を大幅に改良してプレイステーション Vitaに移植したものですが、オープニングテーマを歌う際のイメージは変化しましたか?

Megu いつも通りですよ。オープニングにこだわるというより、Zweiのひとつの音楽として見ていましたので。『ロボティクス・ノーツ』の世界観にどう合わせていくかは、その後に考えました。

Ayumu これまで、プレイステーション3/Xbox 360版とアニメ版の主題歌である“拡張プレイス”、“純情スペクトラ”も歌わせていただきました。最初の“拡張プレイス”はかなりゲームに寄り添った曲なのですが、逆に今回はZweiのよさを前面に押し出していきたいなと思いながら歌いました。 

――『ロボティクス・ノーツ エリート』の主題歌“約束のオーグメント”はどんな曲ですか?

Megu “約束のオーグメント”は、“拡張プレイス”、“純情スペクトラ”とはちょっと違う、より複雑なアレンジになっていると思います。ですので、1回ですべてを理解できる曲というよりは、何度も聴くことによりよさが見えてくる楽曲なのだと思います。 

Ayumu 最初にこの曲をやると決まったときには、「笑っちゃうくらい難しそうな曲だな」と思いました。このように複雑に楽曲が変化しているということは、きっと『ロボティクス・ノーツ』も変化しているのだろうという予測がついて、とてもワクワクしました。

――レコーディングのときの印象に残っていることはありますか?

Megu 今回の曲は、ベースラインがものすごく動くんですね。自分にとっていままでになかったベースのプレイの形でもあるので、ある意味挑戦でした。苦戦したところも多々ありますが、ベーシストとしてすごく成長できたなとも思います。

Ayumu 本当に笑っちゃうくらい難しい曲でした(笑)。1番のサビが終わったあたりでつい笑っちゃうんですよね(笑)。苦しすぎると逆に笑ってしまうと言いますが、まさにそれです。

――でき上がったものを聴いてどう感じましたか?

Megu この楽曲は、いままでずっとお世話になっている大島こうすけさんのアレンジであり、作曲でもあるので、Zweiというボーカルとベースのユニットのバランスがうまく取れた楽曲に仕上がっていると感じました。私たちは結成10周年を迎えたのですが、いまだからこそできる楽曲なのだろうとも思いました。

Ayumu 突っ走って聴いていただきたい楽曲だなと思いました。すごくテンションが上がる曲です。ゲームの世界観と寄り添いながら、聴いていただきたいです。

――曲の中でお気に入りの箇所などはありますか?

Megu 出だしのベースです! ベーシストとしての自分の主張ポイントです(笑)。それに、そこのイントロからは、「これからどんな曲が始まるのだろう?」とさまざま想像ができると思うんです。ですので、とても気に入っています。

Ayumu 最初と最後に“Wow Wow”という歌詞がありますが、当初、ここは違う歌詞だったんです。“拡張プレイス”にも“Wow Wow”という歌詞があって、そこはライヴでものすごく盛り上がる箇所なので、ぜひ今回も入れたいと思って相談してみたんです。

――ゲームのプロモーションビデオも公開されていますが、歌と映像が合わさっているのを見てどう感じましたか?

Megu 今回の曲はスタイリッシュで、かっこいい雰囲気の曲なので、イントロと同時にあき穂ちゃんや海翔くんたち5人で並ぶシーンが、とても勇ましく見えるんです。ふだんのキャピキャピした姿とはまた違う、かっこいい部分が垣間見えて、とてもおもしろかったです。
 
Ayumu 久々に『ロボティクス・ノーツ』の動いた映像を見ました。私たち、去年ライヴのために種子島へ行ったのですが、その際島をいろいろ見て回ったんです。そこではゲームの舞台を間近で感じることができて、ものすごく感動しましたし、うれしくて写真をいっぱい撮りました。とくに旧種子島空港は、すごく広くて、ゲーム中と同じような雰囲気で、感動しました。それと、海翔くんって原付に乗っているじゃないですか。実際に種子島に行ったときも海翔くんが乗っているような原付を発見したんですよ。スーパーの大きな駐車場にあって(笑)、すごく興奮しましたね! そして今回『ロボティクス・ノーツ エリート』の映像を見て、またまた興奮しました! 実際の種子島にすごく忠実なんですよ、『ロボティクス・ノーツ』は。


――話は変わりますが、“約束のオーグメント”の“ロボノ・コラボ盤”のジャケットがあき穂ちゃんの水着姿なのですが、その件に関して感想などはありますか?

Megu 衝撃的でしたね。ゲーム中の季節が夏なので、爽やかなイメージでいいかもしれませんね。  

Ayumu 男の人ってこういうのが好きですよね! 私の中で、このジャケットのイメージは、ノスタルジックな居酒屋に貼ってある、ビール片手に微笑む水着の女性のポスターって感じです。わかりますかね?(笑)。アグネス・ラムみたいな……古いか(笑)

Megu 過剰にエロくないのがまたいいですね! ちょうどいい露出具合。手に取りやすい!

――“約束のオーグメント”は、ワンマンライヴで初披露されたそうですが、そのときの感想がありましたら教えてください。

Megu それまでのプログラムで、気持ちがものすごく高ぶっているときの新曲披露だったので、必死さと興奮が入り混じったような感じで演奏しました。それと、この曲は複雑で難しいところがあって、何度も聴くことでじわじわおもしろくなってくるような曲なんだなとも感じました。ですので、お客さんが、この曲の魅力をがんばって拾い集めてくれているような気がして、それがとてもうれしかったです。

Ayumu 1曲がすごく短く感じました。そしてこの曲は、一回聴いただけではわからない点もあると思うので、CDでも聴いていただけたらな、と思いました。あと、ベースラインやドラムなど、個別に聞いてみても、またさらに楽しめる曲だと感じました。

''――今回、“ロボノ・コラボ盤”には“拡張プレイス”、“純情スペクトラ”が収録され、さらに同梱のDVDには『ロボティクス・ノーツ』のプレイステーション3/Xbox 360版、アニメ版、プレイステーション Vita版それぞれのオープニングムービーが収録されます。その“拡張プレイス”、“純情スペクトラ”について、思い出などがあれば教えてください。

Megu やはり“拡張プレイス”でZweiを知ってくれた方って、とても多いと思うんです。いまではライヴの終盤に置くお決まりの曲にもなっています。この曲が、私たちの曲であることはとても誇らしいことだと思います。『純情スペクトラ』も同じように、私たちにとって大切な曲で、こちらは自分たちの音楽性をより主張できた気がします。

Ayumu 『ロボティクス・ノーツ』との出会いを大切にしたいと思い、自分たちはずっとゲームに力を与えられるような存在になりたいと考え続けています。少し話は変わりますが、以前舞台版の『ロボティクス・ノーツ』を観に行ったんです。そこで私、大泣きしてしまいました(笑)。舞台でもいい感じに『拡張プレイス』が流れるので、それにも感激でした! 『純情スペクトラ』は、「お風呂に入ろうかなぁ」というときにテレビから流れてくる率が高かったです(笑)。アニメの『ロボティクス・ノーツ』が始まる時間と私がお風呂に入る時間が似通っていたんですね(笑)。よく友だちからも、「アニメやってるんだけど、これってZweiの曲じゃない?」と連絡がきました。曲を出すことを伝えていなかった友人にもわかってもらえたことが、すごくうれしかったのを覚えています。

――通常版のみに新曲のカップリング曲が収録されますが、こちらはどのような曲になっていますか?

Megu すごくドラマチックな曲です。劇場にいるような、映画のオープニングのような、それでいてちょっとダークなイメーシを喚起させる曲です。Zweiの得意とする分野だと思います。ヘヴィで、力強い曲になったなと感じます。

Ayumu 今回は、お誘いを受けて、作詞に挑戦させていただきました。でもじつは、最初はあまり乗り気ではなかったんですよ。もちろんいずれはやりたいと思っていたのですが、まだそのときではない、という思いもあって。それでも最後は、自分でやろうと決断しました。そこで感じた葛藤などを、歌詞に取り組んでもいます。歌詞って、通常誰かに伝えることを目的に作ると思うのですが、今回のこの曲に関しては、伝わらなくてもいいと思って書きました。自分を改革するための曲にしたかったんです。

――初挑戦の作詞は、やはり難しかったですか?

Ayumu そうですね。やりたいことがいっぱいありすぎて、書いているうちに定まらなくなってしまうんです(笑)。

――作詞をするときは、曲が先にあって、それに合わせるようにして作るんですか?

Ayumu 今回はそうでした。曲が先にあるというパターンは、最近では多いと思いますよ。音に言葉を当てはめる作業はとても難しかったです。メロディーをちょっと無視したりもしましたね(笑)。

――やっぱり『ロボティクス・ノーツ』といったら自分らしかいないだろう! という気持ちはありましたか?

Megu もちろんです!

Ayumu そりゃあもう、もちろんです!

――もし仮に今回、主題歌のオファーが違うアーティストさんにいっていたら、どうしましたか?

Megu 直談判ですよ! 「ちょっとどういうことですか~!?」って(笑)。話してダメならもう、闘いますね! 断固として闘いますよ!

Ayumu 同じく、闘いますね!

――それほどまでに思いが強いということですね(笑)。

Megu そうですね(笑)。シリーズものの最初の主題歌を担当させていただくと、やはりそのあとの作品も担当したいと思ってしまいますね。ほかのアーティストの方もきっと同じように感じると思います。自作で担当を外された場合って、新しい風を入れたい場合を除き、何か理由があるはずだと思うんです。私たちは『ロボティクス・ノーツ』の1作目を担当できたということがすごく誇りで、その誇りを持ち続けるためにも、シリーズはすべて担当したいと思います! ですので、『ロボティクス・ノーツ エリート』の主題歌を担当できたことは、とても幸せに思います。

――ゲーム、アニメ、ゲームと、今回3曲目の主題歌を担当されましたが、歌っていくうちに『ロボティクス・ノーツ』シリーズから影響を受けた面はありますか?

Ayumu 種子島に行ったときに感じました。私は、ゲームはあまりやらないほうなんです。『ロボティクス・ノーツ』はMeguさんがやっているのを見ているうちに夢中になってしまいましたが(笑)。ただ、自分はやはり、リアルから受ける影響が大きいので、ゲームに登場した場所を実際に見たときの感動はすさまじかったですね。そういった感動を得ると、「よしがんばるぞー!」って気になれるんです。  

Megu 私たちはアーティストとして活動させていただいているので、どうしても自分を主張したいという気持ちが強いんです。以前は、作品がまずあって、それに曲を合わせなくてはならないという概念だったんですけれど、『ロボティクス・ノーツ』をプレイしてみて気持ちが変わりました。主人公は熱いし、物語は感動的だし、青春を感じることもできるし、とても印象的な作品です。そんな、ともにステップアップしていきたいと思える作品に出会えたことがとてもうれしいです。

――“約束のオーグメント”について、ファンの方へ伝えたいことはありますか?

Megu “約束のオーグメント”は聴けば聴くほど味が出るスルメのような曲だと思うので、とにかく聞き込んでほしいという気持ちがあります。同時に盛り上がる曲でもあるので、ぜひライヴに足を運んでいただけたらうれしいです! 拳を上げて盛り上がりたいです!

Ayumu サビに“走り出した”と“動き出した”という箇所があるのですが、そこをライヴに来たお客さんに叫んでほしいですね! もちろん全部歌ってもらっても構いませんが(笑)。

――結成10周年を迎えてのコメントと、最後にファンの方にメッセージをお願いします。

Megu “約束のオーグメント”は、10年間精進してきたからこそできたようなクオリティーの楽曲に仕上がっていると思います。『ロボティクス・ノーツ』ファンの方は、「つぎはどんな曲が来るのだろう?」とワクワクしていたと思いますが、そんな皆様が想像している以上の曲ができ上がったと思っています。もちろんZweiや『ロボティクス・ノーツ』を知らない方にも聴いていただきたいです。まず“ロボノ・コラボ盤”で『ロボティクス・ノーツ』を知って、それからZweiもぜひ知ってもらいたいので、ぜひCDを2枚買ってください! あき穂ちゃんの水着姿の“ロボノ・コラボ盤”は非常に魅力的だとは思いますが、ぜひ通常版も購入してみてください! 水着といえば、初め、「私たちも水着になってみようか?」みたいな話をしていたんです(笑)。すかさず却下されましたが(笑)。

Ayumu 10周年を迎えて、約1ヵ月後に“約束のオーグメント”が発売されます。長くやってきたからこそ、こういった巡り合わせがあったのだなと思いますので、『ロボティクス・ノーツ』の中のみんなの青春を忘れずに、つねにフレッシュな気持ちで活動していきたいと思います。『ロボティクス・ノーツ』ももちろんですが、Zweiも今後どんどん成長していきたいと思います。ぜひ、ゲームの世界と楽曲を楽しんでください! よろしくお願いします!

■約束のオーグメント
発売日:2014年6月25日
発売元:5pb.
販売元:KADOKAWA メディアファクトリー

【ロボノ・コラボ盤】CD+DVD(2枚組)
品番:FVCG-1302
価格:1600円[税抜]

<CD>
01.約束のオーグメント(PS Vitaソフト『ロボティクス ノーツ エリート』OPテーマ)
02.拡張プレイス(PS3/Xbox 360ソフト『ロボティクス ノーツ』OPテーマ)
03.純情スペクトラ(TVアニメ『ロボティクス・ノーツ』OPテーマ)
04.約束のオーグメント(off Vocal)

<DVD>
・PS Vitaソフト『ロボティクス ノーツ エリート』OPムービー
・PS3/Xbox 360ソフト『ロボティクス ノーツ』OPムービー
・TVアニメ『ロボティクス・ノーツ』OPムービー

【通常盤】
品番:FVCG-1303
価格:1200円[税抜]

<CD>
01.約束のオーグメント(PS Vitaソフト『ロボティクス ノーツ エリート』OPテーマ)
02.新曲タイトル未定
03.約束のオーグメント(off Vocal)
04.新曲タイトル未定(off Vocal)

(取材・文 編集部/ボイス塩宮)