遊ばなければ究極的に損をする!? 『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』4人の編集者による4つのプレイインプレッション

2014年4月24日に発売を迎えた、ニンテンドー3DS用ソフト『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』。本作は、『ファイナルファンタジー』(以下、『FF』)シリーズの名曲を楽しむリズムアクションゲームだ。今回、『FF』ファンの編集者たちによるプレイインプレッションをお届けする。

●ついに発売を迎えた『シアトリズム FF』シリーズ決定版!

 2014年4月24日に発売を迎えた、ニンテンドー3DS用ソフト『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』。本作は、『ファイナルファンタジー』(以下、『FF』)シリーズの名曲を楽しむリズムアクションゲームだ。今回、本作の記事を担当する、本誌編集者・世界三大三代川を中心に、編集部にいた『FF』ファンの編集者たちによるプレイインプレッションをお届けする。合計4人の編集者は、本作をプレイするなかでどのようなことを感じたのか。その差異を楽しんでほしい。


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●単なる続編だと思ったら大間違い!

 「どの『FF』シリーズが好き?」なんていう質問を、週刊ファミ通編集部で聞いたとする。すると、ひとりが「やっぱ『FFVII』かなー」と答えたと思ったら、「でも、『FFX』のエンディングもいいんだよね」と語り始め、そのうちに周囲から「いやいや、『FFXI』こそが」とか、「『新生FFXIV』の極タイタン戦が……」とか、「『FFIV』のパロムポロムのブレイクに泣く」とか、「俺の物語だ」とか「興味ないね」とか「いいですとも!」とか、まあ、ラストのほうは言ったか言わないかはわからないというか、ちょっと盛ったりもしましたが、そんな感じで、終わりが見えないくらい盛り上がったりする。それと同じように、編集部で『シアトリズム FF カーテンコール』を始めたが最後、みんなで「あの曲やりたい」、「その曲遊ばせて」などなど、友だちの家で遊んでいるかのような状況になって、気づけば数時間経っているのである。

 そもそも「『シアトリズム FF カーテンコール』ってなんだっけ」という方もいると思うので、ちょっとだけ解説。本作は、『FF』シリーズの楽曲で楽しむリズムアクションゲームで、フィールド曲を楽しむFMS、バトル曲を楽しむBMS、ゲームの名場面のムービーを背景に有名曲をプレイするEMSという3種類が楽しめる。前作よりも、新要素がいろいろとあるものの、何よりも推したいのは221曲という収録曲。221曲! 『FF』シリーズのナンバリング作品だけでなく、スピンオフ作品も入っているのだから、その主要曲を集めるとそうなるのかもしれないけれど、あまりの多さに、先にROMをお借りしてプレイしている筆者ですら、まだまだ未プレイの曲が多くある。あと、RPG風のクエストメドレーだったり、知人やインターネット上のライバル、またはコンピューターと対戦が楽しめるバーサスバトルだったりと、いろいろ遊んでわかる新要素がたっぷりと入っているのだが、それは本記事の末尾にある動画をご覧くださいませ。

 というわけで、本題に移ると、本作をプレイしたとき、編集者のみんながみんな楽しむものの、その楽しみかたが冒頭に書いた思い出を語るときのように、あまりに違っておもしろかったりする。ならば、ここで自分の感想ばっかり書いても本作の楽しさは伝えきれないと思われるわけで。こういうインプレッションではあまり例がないけれど、編集部のほかの人にもインプレッションを書いてもらった。


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●『FFV』好き編集者の場合

どんな“好き”と向き合って、どんな音楽を奏でます?

 『はるかなる故郷』で胸がキューっと締めつけられ、『飛空艇』で心がワクワクし、『新しき世界』でまたちょっと物悲しくなる……。“物語が好き”、“登場人物が好き”、“システムが好き”など、好きな部分によって最高の『FF』作品が変わるオラだけど、音楽に関しては『FFV』が人生史上最高傑作! 本作のうれしいところは、リズムゲームが得意ではないオラにも、絶妙と思わせるゲームバランスにあると思うんだナ。3つある難度は、もし失敗しても「つぎはクリアーできるかも」、「キャラクターが育ったからいけるかも」と思わせる、心憎い難度。失敗を乗り越えてクリアーできた日には、思わずガッツポーズしたくなる達成感が味わえるゾ。というわけで、今日も夜な夜な『はるかなる故郷』に想いを馳せつつ、キャラクターを育成するんだナ。

Text by しんのすけ


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●『新生FFXIV』好き編集者の場合

タイタンはこちらでも猛威を振るっちゃうのか!?

 つい先日、119曲(+シークレット1曲)という、とんでもない曲数のサントラが発売された『新生FFXIV』ですが、プレイヤーの中に強烈なインパクトとして残っているであろう楽曲は、やはりタイタン戦でしょう。印象的なリフから曲がスタートし、敵の攻撃がハードになるにつれ、曲調もハードになっていくという、非常にテンションの高い曲です。しかも、このタイタン戦(正確には極タイタン)、マジで難しい!! 何度この曲を聴きながら絶望したことか。今回の『カーテンコール』には、そのタイタン戦の最終フェーズの楽曲が収録されているとのこと。ああ、いまからイヤな汗をかいています……。ほかにも、『FFXIV』の印象的な曲が数多く収録されている本作。音楽で感じる『FF』を体感してほしい!

Text by オポネ菊池


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●『FFX-2』好き編集者の場合

オレの胸が熱くなるバーニングミュージックが満載!!

 『FF』シリーズと言えば、オレが昔からプレイしている史上最強のRPGのひとつ。何が最強かって、胸を打つ壮大なストーリー、毎回驚かせてくれるゲームシステム、イカしたキャラクター、そしてそれらを彩る名曲の数々。そう、『FF』シリーズの魅力を語るうえで欠かせない要素のひとつが曲ってわけだ!! それゆえ、新旧『FF』シリーズの名曲が収録されまくっている『シアトリズム FF』も、最強だと言わざるを得ない!! 当然、前作も擦り切れるほど遊んで、タッチペンの長さが半分になってしまったほど(一部誇張アリ)!! 『カーテンコール』は、収録曲が最強に増えまくり、大好きな『FFX-2』の曲も収録しているということなので、タッチペンがなくなってしまうのではないかと思っている!! よし、予備を買いまくって準備しよう!!

Text by バサラ佐藤


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●濃すぎる『FF』マニア編集者の場合

 ……と、3人の編集者に語っていただいたのだが、まあ、それはもう自然とてんでバラバラなインプレッションが上がってきた。ならばもう、自分も本当に好きなことを好き勝手に書いてみようと思う。

じつは、かつてない『FF』の夢の共演でした

 このゲームの何がすごいって、スピンオフの選曲が本当にすごい。『ミスティッククエスト』とか『FF・クリスタルクロニクル』第1作とか、渋すぎでしょう? 『FF・クリスタルクロニクル』の『カゼノネ』、ひさしぶりに聴きましたが、名曲すぎです。聴いているだけで、母や姉といっしょに“ミルラの雫”を運んだ記憶が甦る……。さらには、“『FF』アレンジベスト”の異名を持つ、『チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮』の曲まで入って、どこまでツボを抑えているんだ! ちなみに、知らない方に説明をすると、『時忘れの迷宮』は、BGMが『FF』シリーズの人気曲のアレンジ版で構成されており、『ビッグブリッヂの死闘』や『The Man With The Machine Gun』のアレンジ版が惜しみなく流れるわけで、ゲームを遊んでいなくてもサントラが欲しいというマニアがたくさんいたゲームなのです。……と、なんだか話がマニアックになりすぎなので、メジャーなスピンオフに話を戻すと、『FFタクティクス』収録の話題も外せません。イヴァリースマニアな方たちは、曲を聴くだけで、ラムザたちのセリフが浮かんでくるはず。個人的には、ガフガリオンやアルガスのセリフも浮かんできますが。『FF タクティクス』では、とくにEMSの『Brand Logo~Title Back』が、『獅子戦争』のムービーダイジェストも手伝って、感極まりまくり! EMSの“究極の譜面”は、まるで黄道十二宮のマークを描いているような気分になって、勝手にひとりで盛り上がれること間違いなし! パーティーにラムザ&アグリアス、『FFXII』のヴァン&フランを入れて、夢のイヴァリースチームを組むだけでも興奮です。スクエニさん、追加コンテンツで、『FFTアドバンス』のマーシュたちも待ってます!

Text by 世界三大三代川


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●バラバラにならざるを得ない本作の魅力

 4つめのインプレは、あえてスピンオフに絞ってみたものの、これだけバラバラな感想が生まれるゲームだということはわかっていただけただろうか。そんなゲームについて、どこがおもしろいのか……と的を絞って書くほどもったいないことはない。今回のそれぞれのインプレのように、視点の異なる人間がまったくバラバラに、それでいて本当に楽しんで遊べるゲームなのだから、的を絞ること自体が無意味であり、本作の魅力を半減してしまうことなのだろう。くり返しになるが、221曲というボリュームの収録曲は伊達じゃない。さらに、今後は『FF』シリーズの新たな楽曲に加え、『ロマンシング サ・ガ』シリーズから『下水道』や『四魔貴族バトル1』などの曲も、有料ダウンロードコンテンツとして配信されるという。それだけの楽曲数で、それだけの広がりがあれば、楽しめない人はいないんじゃないだろうか。


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 ちなみに、最後にほんのちょっと本作の魅力を付け足すと、自分は第1作目もiOS版も『シアトリズム FF』をプレイしたし、かなりやり込んだ。正直に言うと、それもあって、プレイする前は、「今回はそこまでやり込まないかな」と思ったりしていた。だが、いざプレイをすると、止まらない止まらない。まったく飽きずにプレイできたし、曲以前にいろいろなところがかなりリニューアルされていて驚いた。そのリニューアルのこだわりも相当なものだが、どれも“細かすぎて伝わらない”規模のものが多く、こういった部分で書くと「それで?」と思われるようなものだったりする。でも、その細かい積み重ねが、従来作より圧倒的にプレイをしやすくしているのは間違いない。前作を遊んだ人も、今回初めての人も、そして『FF』にあんまり詳しくない人も、まずは本作を遊んでほしい。そうすれば、あっさりと、本作の魅力に取り込まれるはずだ。

 ……と、記事を締めたような感じのところで、本当の締めとして本作の動画をご紹介させていただく。最初の動画は本作の特徴が一発でわかるプロモーションビデオ。そして、2本目と3本目が、ファミ通.comで配信しているWebラジオ“今井麻美のSinger Song Gamer”で本作をご紹介させていただいたときの対戦動画だ。声優の今井麻美さんと長谷川明子さんが楽しそうにプレイする模様をぜひご覧いただき、興味を持った方は、ぜひソフトを手に取っていただければ、インターネット上と筆者と対戦することになるかもしれない。


【シアトリズムFFカーテンコール】FINAL TRAILER

今井麻美のSSG 第258回予告前編 シアトリズムファイナルファンタジー カーテンコール に挑戦!

今井麻美のSSG 第258回予告後編 シアトリズムファイナルファンタジー カーテンコール に挑戦!


Text by 世界三大三代川&しんのすけ&オポネ菊池&バサラ佐藤




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※ニンテンドー3DSの3D映像は、同本体でしか見ることができません。画面写真は2D表示のものです。