初代PSを分解して、ゲーム機の仕組みを学べる“プレイステーション ワークショップ”が実施

東京お台場にあるソニーの体験型科学館“ソニー・エクスプローラサイエンス”にて、2014年3月15日、初代PSを分解して、ゲーム機の仕組みを学べる“プレイステーション ワークショップ”が実施された。

●20年の時を経て初代プレイステーションを丸裸に

 東京お台場にあるソニーの体験型科学館“ソニー・エクスプローラサイエンス”にて、2014年3月15日、ゲーム機の仕組みを学べる“プレイステーション ワークショップ”が実施された。

 本ワークショップは、初代プレイステーションを参加者自身で分解し、ゲーム機の仕組みについて学べるというもので、参加者は抽選で選ばれた親子約20組が参加した。

 ナビゲーターは、『世界一受けたい授業』などにも出演した元ソニー社員で、現在は、ソニー・エクスプローラサイエンスでカリスマ分解博士として活動中の金子金次氏。金子氏は、“分解”とは「分けることによって理解する」(金子氏)こと。それに対して、“破壊”は、構造を無視して“破って壊す”こと。どちらもバラバラにする行為ではあるが、学び取れることは違う、分解と破壊、そして分解の意義を説明した。

▲金子金次氏はドライバーの持ちかたなど、分解するための工具の使いかたなどもやさしくレクチャー。

▲分解ワークショプは、ソニー創業者である井深大氏も幼少期に体験した時計の分解が自身の科学への好奇心の原点だったと語っていることもあり、分解を通じて機器の仕組みの理解、子どもたちの好奇心を刺激できれば、といった意図で開催されている。

 また、今回はソニー・コンピュータエンタテインメントから、“プレイステーション博士”として、池田高雄氏も登場し、初代プレイステーションの仕組みなどを解説した。

▲“プレイステーション博士”として登場したソニー・コンピュータエンタテインメントの池田高雄氏。

▲SCEの現役エンジニアを含め、プレイステーションのハードやソフト関連の仕事に携わる方々がサポートスタッフとして登場。

 いざ分解作業が始まると子どもたちはドライバーを手に、真剣な表情でネジを外し、プレイステーションを解体していく。基板や電源ユニットを外し、光学ユニットを取り……。さらに取り外したユニットを観察し、ネジがあればさらに外していく。親御さんたちは、「熱心にプレイしていたのは初代プレイステーション」という方が世代的に多いと思われるが、その内部構造に興味津々の様子で、お子さんといっしょに楽しそうにしていたのが印象的だった。

▲お父さんも熱心に分解。

▲PS Vitaで撮影するお父さん。さすがです。

▲若かりしころ、熱中したプレイステーションが分解されていくことに「ちょっと切ない気持ちになった」というお父さんも。わかります。

▲当時は家庭用でポリゴンが表示できるスゴイマシンだった初代プレイステーションも、いま見るとファンなどもなく、シンプルな作り。

▲光学ディスクからどうデータを読み取るか、読み取ったデータがCPUに送られて……といった技術的な話も簡単に解説された。

▲初代プレイステーションは、テレビの前や床などプレイヤーの側に置かれることを想定し、誤って踏んでも壊れないように、かなり頑丈な構造にしていたという。そこで、実際にプレイステーションに乗ってその頑丈さを証明。まずは子どもが乗って、大人も乗ってみたが……大丈夫! ※ご家庭ではマネしないでください! 壊れても責任は負いかねますので。

▲新ハード、プレイステーション4を体験できるコーナーでは『プレイルーム』を参加者がプレイ。プレイした子どもたちはみんな笑顔。その様子を見た、まだプレイステーション4を購入していない、あるお父さんは「(PS4も)視野に入れなければいけませんね」と苦笑していた。

 分解、そしてプレイステーション博士を始めとしたエンジニアの方々からの解説などで2時間半、たっぷりと初代プレイステーションの仕組みが勉強できた今回の催し。最後は、ワークショップの修了証が参加者に手渡された。参加した子どもたちからは、「楽しかった!」という声が多く、中には「今度は作ることがやってみたい」という頼もしい発言をしたキッズも。また、本ワークショップに応募&参加しただけあって、「すでにプレイステーション4を購入し、楽しんでいる」という親子もいる一方で、「まだウチではプレイステーション2がまだまだ現役です」といった方もおり、新旧問わず“プレイステーション”は愛されている、といったことも感じれたワークショップだった。

▲分解されたプレイステーションは分別されてリサイクルへ。