名越氏&横山氏の人気ぶりといったら! お店には長蛇の列が
2014年1月23日、葛西・ゲームズマーヤにて、セガ『龍が如く 維新!』の店頭体験会が実施。あわせて、『龍が如く』シリーズの総合監督・名越稔洋氏と、『龍が如く 維新!』プロデューサー・横山昌義氏のサイン会が行われた。イベントでのサプライズは、プレイステーション4版『龍が如く 維新!』試遊台が国内初出展されたこと! ゲームズマーヤ・店長の秋谷久子さんによると、「わがままを行って用意していただきました」とのことだが、初めてプレイステーション4版に触れられるとあって、熱心なファンが多数詰めかけた。

週刊ファミ通の記事などでもすでに明らかにされている通り、『龍が如く 維新!』のプレイステーション3版は秒間30フレームなのに対して、プレイステーション4版は秒間60フレーム。実際にプレイステーション4版を見てみると、動きの滑らかの違いは明らか。さらに画質なども相当異なっている。体験された方に話を聞いてみると、「動きが滑らかですね」「一コマ一コマの密度が違う感じがします」といった意見が聞かれた。なお、今後行われる『龍が如く 維新!』の体験会ではプレイステーション4版が使用されるとのこと。現時点で明らかにされている体験会は、2014年1月25日のヤマダ電機LABI1池袋モバイルドリーム館と2014年2月1日のヨドバシカメラマルチメディア博多の2個所(⇒イベントの詳細はこちら)。お近くの方は、プレイステーション4版『龍が如く 維新!』に触れる、絶好のチャンスです!



プレイステーション4版の試遊にも増して、さらに盛り上がったのが、名越氏と横山氏によるサイン会。サイン会に参加を希望する人は、色紙やグッズなど、サインを書いてほしいものを自由に持ってくることも可能だったのだが、『龍が如く』シリーズのパッケージや関連グッズなど、皆さん思い思いのアイテムを持参。多くのファンが名越氏&横山氏と記念撮影をするなど、和気あいあいとした雰囲気のうちにサイン会は進んでいった。うれしそうに名越氏や横山氏と握手をするファンの皆さんの笑顔が印象的だった。




体験会や体験版などで、まずは『龍が如く 維新!』の魅力に触れてほしい
1時間をかけて行われたサイン会はあっという間に終了。イベント終了後に、名越氏と横山氏にお話を伺った。
――サイン会を終えていかがですか?
名越 いつも、たくさんのファンの方に来ていただけて感謝しています。
横山 僕は、マーヤさんは初めてなんですよ。前からすごい熱気だとは聞いていたのですが、すごい熱気ですね。マーヤさんでも『龍が如く 維新!』がさらに盛り上がるといいなと思います。
――今回国内で初めてプレイステーション4版が出展されましたね。
名越 今後、いいご意見がいただけるといいなと思っています。
横山 さっきちょっと(試遊している様子を)見させていただいたのですが、バトルとかを「綺麗だ」とおっしゃりながら、遊んでくださるお客さんもいたので、まずはひと安心です。ぜったいにいいものだという自信はあるので、少しでも多くの人に触れてみていただきたいと思います。
――こんなところを楽しんでほしい、といったところはありますか?
名越 今回バトルの気合が入っています。あと、2014年2月13日より、プレイステーション Vitaで無料アプリを配信しますが(⇒記事はこちら)、それもバトルに紐づくところがけっこう大きいんです。バトルの広がりを味わっていただくのが、まずは(シリーズの)成長した姿としては捉えていただきやすいと思います。
横山 まずは、バトルの手触りを味わってほしいですね。バトルには“殴る”だけではなくて、“斬る”と“撃つ”も含めて4つも型がありますので、体験会や体験版を通じて楽しんでいっていただければ……と思います。
――ちょうど昨日(2014年1月22日)には『龍が如く 維新!』の完成披露会も行われ(⇒記事はこちら)、いよいよ2014年2月22日の発売まであとわずかとなったわけですが、ファンの皆さんに向けて、ひと言お願いします。
名越 よく「プレイステーション4版とプレイステーション3版の何が違うのか?」と聞かれます。全員の方が体験会に行けるわけでもないのですが、持っているハードで間違いなく同じように遊べるので、まずは触ってもらいたいなというのが素直な思いです。
――『龍が如く 維新!』のためにプレイステーション4を購入されるという方も多いようですね。
名越 そういう方が多いということは伺っています。ありがたいことですね。
横山 2月13日からプレイステーション Vitaで無料アプリも配信されますので、それを皮切りに『龍が如く 維新!』に興味を持っていただいても構わないと思っています。『麻雀』目当てでも何でもいいので、とりあえずはまずは触っていただければと。バトルもできますので、(アプリを)楽しんでいただいて、2月22日の発売日を楽しみにしていてください。
名越氏も横山氏も、2014年2月22日の『龍が如く 維新!』の発売に向けて、大きな手応えを感じているようだ。なお、最後にゲームズマーヤ・店長 秋谷久子さんにお話を聞いたところ、「『龍が如く 維新!』は、さらに一般的なお客さんに広がる作品になり得ると思っています。それが新しい本体(プレイステーション4)で遊べるということで、どうしても体験会をやりたかったんです。毎回、『龍が如く』の体験会を実施していますが、今回はとくに違った『龍が如く』を見て欲しかったという思いがありました」とのこと。今後ゲームズマーヤでも『龍が如く 維新!』を盛り上げていくとのことだが、同作はいままでのシリーズ作よりも「ロングランで売れる“持久力”で勝負できるソフト」なのではないかと、秋谷氏は言う。2月22日の『龍が如く 維新!』の発売日が楽しみだ。

さて、リポートが前後してしまうが、『龍が如く 維新!』のサイン会には、たくさんの熱心なファンが参加。『龍が如く』シリーズの人気ぶりを改めて実感させられた次第だが、せっかくの機会だからということで、ファンの方に少しお話を聞いてみると、みなさんいかに『龍が如く』シリーズがお好きか……ということがよくわかる。来場者の比率は男性8:女性2でとなっており、“漢”をテーマとした同シリーズだけに、さすがに男性人気が高い。「男の絆に惹かれます」「男くさいキャラクターの魅力がたまらない」といったご意見が聞かれた。中には、「ストーリーがいいです」という方も。
『龍が如く』シリーズのファン歴も皆さんまちまち。びっくりしたのが、『龍が如く』シリーズファン歴3週間という方がいたこと。2013年末に思い立って『龍が如く』を遊び始め、この短期間で全作をクリアー。いまでは、PSPで『クロヒョウ 龍が如く新章』をプレイしているという。何と濃密な『龍が如く』シリーズとの時間を過ごしていることか!
また、シリーズ1作目からリアルタイムで『龍が如く』シリーズを追いかけているという女性もいた。この方は、『龍が如く』シリーズのオーディションを受けるために自分磨きに励み、残念ながらオーディションには落ちてしまったものの、素敵な男性とお付き合いするきっかけになり、なんと結婚されたのだという。ご主人さんも、もともとは『龍が如く』シリーズのファンだったらしいが、奥さんがさらに深く引き込んだのだとか。まさに、『龍が如く』シリーズが人生を変えたと言っても過言ではない。
ゲームはユーザーに豊かな体験をもたらしてくれる。『龍が如く』シリーズともなると、それもなおさら、といったところだろうか。

