多面作戦による合戦を実現
コーエーテクモゲームスから2013年12月12日発売予定のプレイステーション3/PC用ソフト『信長の野望・創造』の合戦システムの情報が公開された。
シリーズ最多となる300 以上の城が登場する本作では、“複数の城から出陣した軍勢が連携して複数の城を同時に攻撃する”といった多面作戦による合戦が可能となり、城と城の連携による挟撃、城から敵を誘い出す策謀など、これまでにない大きな視点でダイナミックな合戦がくり広げられるのだ。以下、入手した資料より合戦システムの詳細に迫る。
1.合戦準備
本作の合戦は、複数の部隊によって複数の城を攻めるというスタイルが基本となります。多数の部隊がどの城から出陣し、どのような進軍経路で敵城を攻めるのかという、多方面での作戦立案を楽しむことができます。“軍議”では誰がどの城を攻めるといった作戦を決められますが、煩雑な操作なしに最適な編制をすることも、個々に細かな設定を行うことも可能です。
■軍議出陣 春 長尾家
“出陣”コマンドでは、目標を指定するだけで最適な部隊・進軍経路を提案してくれます。
提案に従って進めるのはもちろん、提案を元にみずから細かな調整をすることも可能です。
■出陣設定 夏
出陣する部隊を編制する画面です。
出陣する武将、兵数の他に、軍馬や鉄砲をどれだけ配備するかどうかを選べます。
装備次第では特別な攻撃が発生することがあります。
■出陣武将選択
出陣する武将を選択する画面です。
1部隊3人までで編制することができます。武勇や統率といった能力値の他にも、戦法や特性などさまざま事柄を織り交ぜつつ、自由な編制を楽しめます。
2. 合戦シーン
軍事面でもリアリティを追求した本作では、さまざまな城の軍団が入り乱れ、幅広い範囲で戦いをくり広げます。これによって戦術の幅が広がり、よりダイナミックな合戦を味わうことができます。俯瞰視点での戦闘は、凸型の部隊に対して侵攻ルートを指示することで進みます。部隊の形状は状況に応じて変化します。
■合戦 攻撃・特性
俯瞰時の合戦シーンです。
凸どうしがぶつかりあうシーンでは、多面作戦の緊張感を切らさず、スピーディーな展開がくり広げられます。
■挟撃 特性発動
織田軍と援軍部隊が、本願寺家の長島城を挟み撃ちにしています。
こうした挟撃だけでなく、多方面から部隊を操作する戦略級の作戦立案が本作の醍醐味です。
■俯瞰合戦 大友家
離れた戦場に向けて、多くの後詰め部隊が支援に向かおうとしている画面です。
複数の支城との連携した攻防によって、よりリアルで多彩な合戦を楽しむことができます。
■焼討
拠点を焼討しているシーンです。
焼討は、区画や施設に火を放って破壊します。拠点の民忠や発展度を下げるほか、攻撃側は腰兵糧を得られるなどのメリットがあります。
■海戦 援軍到着
合戦は海でもくり広げられます。
凸の形状が変わり、海路上で戦端が開かれます。海戦が有利になる特性なども存在します。
3. 会戦シーン
合戦は俯瞰視点と近接視点の“会戦”を切り替えて楽しむことができます。多方面作戦による戦略立案とはちがったダイナミックな合戦の臨場感を味わえます。俯瞰視点で大局を見つつ、ここぞという場面での会戦でみずから采配を振るう、戦術的な采配の妙を楽しめます。
■会戦
会戦では部隊を直接指揮して、その活躍を間近に見て楽しめます。
みずからの采配で武将だけでなく多くの兵士が一斉に戦う様は、総大将として采配を振るう感覚をより強めます。
■会戦 雨(上) 夕方(下)
会戦中では天候が変化することがあります。
見た目の変化だけでなく、さまざまな効果をもたらします。
また夕方などの時間帯も存在するため、多用な状況でよりリアルで飽きのこない戦いを楽しむことができます。
■会戦 織田VS今川(上) 武田VS上杉(下)
織田軍と今川軍、武田軍と上杉(長尾)軍がそれぞれ激突している画面です。
合戦の発生場所が違えば地形も別のものになります。
陣形を組み、斉射や突撃といった命令を駆使することで、俯瞰戦闘では苦しい兵力差を覆すことも可能です。
■戦法 信長(上) 慶次(下)
武将はそれぞれ会戦中に使える戦法を持っています。攻撃力や守備力を上昇させたり、敵の移動を制限したりと、効果はさまざまです。
敵の動きを封じた上で斉射をしたり、自軍を強化して乱戦に持ち込んだりと、タイミングに応じた戦法をくり出すことで、会戦を有利に進められます。
4.その他の機能
従来作からの定番である“登録武将編集”をはじめ、Facebookへの投稿をはじめとした新しい機能まで、さまざまな要素が存在します。
■登録武将
登録武将編集では、武将データを作成して、オリジナルの武将をゲーム中に登場させられます。
自分だけのオリジナル武将を思いのままにつくることができます。
■Facebook 天下創造図(上) 進軍図(下)
本作ではプレイヤーの戦いぶりを、コメントと画像を添えてFacebookに投稿することができます。
プレイヤーの版図がどのように広がってきたかを記録する“天下創造図”や、部隊の進軍経路を表示する“進軍図”をはじめ、プレイ中の画面の撮影も可能です。
5.武将スチル
■直江兼続(左) 上杉景虎(右)