『聖闘士星矢 ブレイブ・ソルジャーズ』プレイインプレション【浅葉たいが編第1回】

『聖闘士星矢』ファンであり、格闘ゲームマニアの浅葉たいがが、『聖闘士星矢 ブレイブソルジャーズ』を隅々まで遊び尽くす。レポート前編となる本記事では、ファンなら飛びつかずにはいられない、セイントクロニクルモードの魅力に迫る!

●『聖闘士星矢 ブレイブソルジャー』プレイレポート前編――セイントクロニクルモードで熱いストーリーを楽しむ!

 『聖闘士星矢』ファンであり、格闘ゲームマニアの浅葉たいがが、『聖闘士星矢 ブレイブソルジャーズ』を隅々まで遊び尽くす。レポート前編となる本記事では、ファンなら飛びつかずにはいられない、セイントクロニクルモードの魅力に迫る!

▲セイントクロニクルモードは、原作の物語を振り返りつつ、爽快感抜群のバトルオを楽しめる。このモードを進めることで、バトルモードで使用できるキャラクターが増えていくのだ。

■聖闘士たちの熱い物語が、ゲームで鮮やかに蘇る!

 『聖闘士星矢』といえば、アツいストーリーと豪快な必殺技が最大の魅力。筆者は、1年に一度くらい、“必殺技名をどれだけ言えるかごっこ”をするくらいのファンです。この遊びは、「いやー『聖闘士星矢』はおもしろかったよね、青春だったよ」みたいな話題があがったときに、「じゃあ、必殺技どれだけ覚えてるか言い合おうぜ」的な流れで唐突に始まります。年齢が30歳台の人間としてはどうなのかと思われるこの遊びですが、ファンどうしでやると、かなりの盛り上がりをみせてくれるので、体験したことのない人は、ぜひともこの今年中に試してみてください。この遊びで勝つための戦術としては、ペガサス流星拳やオーロラエクスキューションといった、有名な技から出していき、試合の後半でマニアックな技、サラマンダーショックや、エターナルドラウジネスを連発するのがオススメです……と、前置きが長くなってしまいましたが、大好きです、『聖闘士星矢』!

▲筆者がシリーズで一番好きなキャラクターは、ジェミニのサガ。その圧倒的な存在感は、本作でも健在。

■セイントクロニクルモードへ一直線!

 熱き小宇宙を燃やしながら、本作のディスクをプレイステーション3にイン。いつもなら、格闘ゲームを買ったら即、トレーニングモードという流れで遊ぶことが多い筆者ですが、『聖闘士星矢』となれば話は別。真っ先に原作のストーリーが楽しめる“セイントクロニクル”モードへ突入!

 厳かなナレーションから始まる黄金十二宮編の物語。ナレーションはフルボイスだけど、肝心のキャラクターはどうだろうと心配したのもつかの間、しっかりとフルボイスで会話してくれました。そしてなんと、戦いの最中に、キャラクターどうしの熱いかけあいが流れながらバトルが進行していくという、ファンにはたまらない演出が! レオのアイオリアと対戦しているときに、カシオスの声が響きわたったときは、鳥肌が立ちました。

▲セイントクロニクルモードからは、製作陣の作品愛が伝わってくる。まさか、カシオスが出てくるなんて! 同じ敵との連戦が多いものの、バトル中の演出が変化するので、原作ファン的には大満足!

▲キャンサーのデスマスクは、本作でもイイ味を出しています。ストンピング攻撃がこれだけ似合う黄金聖闘士は彼だけでしょう。聖衣に見放されたデスマスクと戦うシーンも、バッチリ再現!

■CPUはマイルドな強さ、光速ムーブを活用してクリアーを目指す

 ゲーム性もよくわからないまま始めたセイントクロニクルモードでしたが、黄金聖闘士と数回戦っているうちに、なんとなく駆け引きがわかってきました。基本的には、ダッシュで画面中を駆け回りつつ、自分の得意とする攻撃を狙いにいくのが、本作のセオリーになりそうです。攻撃に関してはボタンの組み合わせで出すことができるので、格闘ゲームが苦手という人にも、すぐなじめる設計になっています。連続技も、ボタンを押していくだけでつながるので、遊び始めてすぐに、『聖闘士星矢』らしい、大技が飛び交う爽快なバトルを楽しめます。

 とりあえずセイントクロニクルモードをクリアーしたいという人は、ダッシュで近づいて連続技を狙い、ヒットしたら弱・弱・弱から必殺技へ、光速ムーブで脱出して弱・弱・弱・必殺技を狙うという動きをすれば、そうそう負けることはありません。光速ムーブは、やられ状態を無効化して、相手の背後へと一瞬でまわりこむため、ほとんどの攻撃に対して、この行動から反撃が間に合います。

 ただし、バトル中に特定の条件を満たすことで達成できるチャレンジの項目を埋めようとすると、かなりの工夫が必要になってくるので要注意。光速ムーブは小宇宙ゲージを消費してしまうので、使いすぎるとそのほかの条件が達成できなくなってしまうのです。チャレンジを達成することで、オーブ(キャラクター強化アイテム)などがもらえるので、腕に自信のある人は、こちらも達成しつつ、セイントクロニクルモードを楽しむといいでしょう。

▲CPU攻略の基本はダッシュからの連続技。相手に攻撃されたら、すぐさま光速ムーブを発動して反撃に転じるのだ。

▲チャレンジの達成を狙うと、難度が大きく変わってくる。チャレンジの内容は、ダウンせずに相手を倒す、ビッグバンアタックを当てる、などさまざまだ。

■あのキャラクターたちも参戦!

 黄金十二宮編を終え、ポセイドン編を終え、ハーデス編を終え……ぶっ通しで遊んでいたら、朝日が見えていたという、ハマりかたをした僕ですが、いちばん驚かされたのは、冒頭で紹介した技名言い合いごっこの、マニアックな技を持つキャラクターたちが戦闘キャラクターとして登場すること。まさか、対戦格闘ゲームとなったこのゲームで、タナトスやヒュプノス、リュムナデスのカーサが使えるとは、夢にも思っていませんでした。ここまで出してしまったら、次回作ではもう、ゴーレムのロックやバルロンのルネとかを出してもらわないと……! と気の早い妄想を走らせています。

▲リュムナデスのカーサがプレイアブルキャラクターになるなんて! 技のモーションも、キャラクターのイメージにぴったりでした。

▲セイントクロニクルモードを遊んでいると、コレクションで鑑賞できる要素が次々と増えていく。操作できるキャラクターのモデリングや、さまざまなキャラクターが登場するクルセイドカードなど、ファンにはたまらないモードだ。

■原作ファンなら確実に抑えておきたい一本!

 本作は、格闘ゲームということで、若干敷居が高いように感じられるかもしれませんが、原作ファンなら楽しめること間違いなし。セイントクロニクルモードを進めていくうちに、本作のバトルのセオリーも理解できるので、すぐに物語の世界に飛び込んでみてください。一度でも『聖闘士星矢』をのマンガを読んだり、テレビアニメを見たりした人なら、こんなシーンあったなぁと思い出が蘇るはず。

 そしてそして、セイントクロニクルモードをクリアーすれば、キャラクターが多く解放されているので、いよいよ対戦を楽しむ段階へ! トレーニングモードと対戦を積み重ね、たどり着いた本作の戦いかたは……。そのノウハウについては、つぎのレビュー記事でお知らせできればと思います。

■著者紹介:浅葉たいが
インテリアデザイン会社所属のゲームライター。ロールプレイングゲーム、2D対戦格闘ゲーム、美少女ゲームが好物で、『ファントムブレイカー 公式コンプリートガイド』(エンターブレイン刊)執筆。月刊アルカディアや週刊ファミ通などで活動しています!

聖闘士星矢 ブレイブ・ソルジャーズ
メーカー バンダイナムコゲームス
対応機種 PS3プレイステーション3
発売日 2013年10月17日発売
価格 7480円[税込]
ジャンル アクション / アニメ
備考 原作:車田正美、プロデューサー:三戸 亮、開発:ディンプス

(C)車田正美/集英社・東映アニメーション (C)2013 NBGI ※画面は開発中のものです。