風来坊だった前田慶次が新生・前田軍の総大将に!
カプコンから2014年1月23日に発売予定のプレイステーション3用ソフト『戦国BASARA4』の最新情報をお届け。新たに判明した登場キャラクターを紹介しよう。
これまでのシリーズでは風来坊だった前田慶次が『戦国BASARA4』では新生・前田軍の総大将となり、前田利家とまつも敵武将ながら慶次を支える。さらに、小早川軍の大将・小早川秀秋にその参謀役である謎の僧・天海も登場が決定!
前田慶次(声:森田成一)
【武器】超刀・朱槍
新生・前田軍の総大将。かつての風来坊らしい自由奔放さはそのままに、当主としての意識が芽生えつつある。突如訪れた乱世に対して、国を背負う立場としては疑問を持つ一方で、傾奇者としては人々の発する熱気を否定しきれずにいる。
<史実では>
母が前田利家の兄・利久の後妻となり前田姓を名乗る。豊臣政権では利家に仕え、義父の死を機に出奔。京都で浪人生活を送り文人達と交流した。この時に出会った上杉景勝に惚れ込み仕官。関ヶ原の戦いでは長谷堂城の戦いで活躍をするも、西軍の敗退で上杉に従い隠棲、和歌を詠むなど自適の余生を送った。とんちのきいた問答で秀吉から傾奇御免状を頂戴したり、利家を欺き水風呂に入れたという逸話があり、戦国一の傾奇者として知られる。
前田利家(声:坪井智浩)
【武器】三又槍
前田慶次の叔父であり、妻・まつの作る飯を何よりも好む武将。当主の座を前田慶次に譲ってからは、これまで以上に豪快な槍さばきを見せ、“槍の又左”の健在ぶりを示す。かつての主君・織田信長の動向を気にかけている。
<史実では>
槍の名手で「槍の又左」の異名を持つ。織田信長に仕えたが、信長が本能寺の変で討たれると羽柴秀吉に臣従。以後は豊臣の宿老として従軍し、加賀藩百万石の礎を築く。秀吉の死後は派閥争いの仲裁役となり、徳川家康を牽制 した。傾奇者の風潮を好み、若年の頃は女物の着物や動物の毛をあしらった着物などの派手な格好に、腰に赤鞘の太刀をぶら下げ、途方もない長さの朱槍を携えていたという。
まつ(声:甲斐田裕子)
【武器】薙刀
夫である前田利家と共に、新しい前田軍を支えるべく薙刀と料理の腕を振るう武門の妻。前田慶次を当主としてふさわしい武将にするため、日々厳しくも優しいお説教をくり返す。
<史実では>
前田利家の正室。学問や武芸に通じた女性であったとされる。賤ヶ岳の戦いで柴田勝家に与した利家が敗走した際、越前府中で羽柴秀吉に会って和議を講じて利家の危機を救った。利家が病死すると出家。のち、前田家に徳川家康から謀反の嫌疑がかけられた際には、交戦を主張する長男・利長を宥め、それを解消させるため自ら人質となって江戸に下り、14年間をそこで過ごしながら、前田家のために奔走した。
小早川秀秋(声:福山潤)
【武器】鍋
小早川軍の総大将。主君としてはあまりにも 優柔不断で小心者だが、食にかけては日ノ本 随一の気合いとこだわりを発揮する食いしん坊。 小早川家にとどまる謎の僧・天海とは奇妙な 主従関係を築いている。
<史実では>
豊臣秀吉の養子として育てられたが、秀吉に実子が産まれ小早川家に養子に出される。文禄・慶長の役で退却する兵を自ら追撃し功績をあげるも、軽率な行動 として秀吉に領地を没収される。しかし、後に徳川家康のとりなしで復領された。関ヶ原の戦いにて、初めは西軍に属したが本戦で東軍に寝返り、西軍・大谷吉継隊を攻撃。これをきっかけに西軍は総崩れとなり、 関ヶ原の合戦は東軍の勝利に終わった。
天海(声:速水奨)
【武器】錫杖鎌
小早川軍と行動をともにする正体不明の高僧。人をひきつける話しぶりと、優柔不断な小早川秀秋を支える参謀役としての実力から、兵士たちの尊敬を集めている。しかし、その素性を知る者はなく、度々姿を消すこともあるなど謎の多い人物。
<史実では>
天台宗の僧。機知に富んだ人物であり、当意即妙な言動で周囲の人々を感銘させた。徳川家康の側近として、江戸幕府初期の朝廷政策・宗教政策に深く関与したとされる。危篤となった家康に神号や葬儀に関する遺言を託された天海らは家康の神号を“東照大権現”とし、家康の遺体を久能山から日光山に改葬した。出自の曖昧さや墓所である日光に“明智平”という場所があることなどから明智光秀と同一人物という説がある。