“オールドライブ”でフレンドとマルチプレイを楽しむ

 2013年9月19日~22日に開催された“東京ゲームショウ2013”。会期中に、エレクトロニック・アーツから発売される『ニード・フォー・スピード ライバルズ』についてのお話をうかがうことができた。新生『NFS』はどこへ向かうのか? 本作の開発を担当しているGhost Gamesのプロデューサー、Marcus Nilsson氏に聞いた。

新たな『NFS』を指し示す最新作! 『ニード・フォー・スピード ライバルズ』インタビュー【TGS2013】_01

――『ニード・フォー・スピード』(以下『NFS』)シリーズは、タイトルによって、さまざまなスタンスのゲームになっていますが、最新作の『ライバルズ』はどんなゲームですか?
Marcus Nilsson(以下、Marcus) タイトルの通り、警察とレーサーによるライバル関係がテーマです。追う側と追われる側ですね。

――本作では、シングルやCo-op、マルチプレイの垣根をなくした“オールドライブシステム”があるとのことですが、具体的にはどういったものなのでしょうか?
Marcus “オールドライブシステム”というのは、シングルプレイとマルチプレイをシームレスに行き来することができるシステムです。これまでのように、各モードを選ぶのではなく、ゲームを立ち上げれば、すぐにオンラインにつながって、世界中のフレンドと同じマップでレースを楽しむことができるわけです。

――MMOのような感じなのですか?
Marcus いえ、MMOのようなシステムではありません。たとえば、私とあなたがフレンドだとします。私が『ライバルズ』をプレイしているときに、あなたも『ライバルズ』を始めれば、自動的にいっしょのマップに繋がるわけです。とくに面倒な設定をすることもなく。それぞれ別のレースで走っている様子を見ることができるのです。そこから互いの準備ができたら、自動的に新しいレースを始めることができます。警察とレーサーにわかれていれば対戦になりますし、同じだったら協力プレイになります。また、同時にプレイできる人数は、PS3/Xbox 360版では6人までで、新世代機では、もう少し人数が増える予定です。もちろん、シングルでプレイしたい方は、“オールドライブシステム”をオフにすることもできます。

――本作では、カスタマイズも注目ポイントとのことですね。
Marcus そうですね。それも“オールドライブシステム”を考えたときに、やはり、自分のクルマのカスタマイズを自慢したいだろうと思いました。カスタマイズは最初からもある程度できますが、ゲームを進めてプレイヤーのレベルが上がっていくと、いろいろな要素がアンロックされていきます。高レベルのプレンドのカスタマイズカーを見て、「僕もがんばろう」と思ってほしいですね(笑)。

――タブレットやWebなどとの連動はお考えですか?
Marcus “オートログ”という機能があります。そこでは、自分のスコアなどをフレンドも見ることができるので、ゲームをプレイするモチベーションに繋がると思います。まさに“ライバル”な関係になるわけです(笑)。

――それは楽しそうですね。では、最後にメッセージをお願いします。
Marcus 『NFS』シリーズは、本作から新しいスタートを切るのだと思っています。ですので、この『ライバルズ』が、今後の『NFS』の方向性を示していると言っていいと思います。“オールドライブシステム”、カスタマイズ、オートログといったシステムはもちろん、あらゆる“ライバル”関係を体験できるレースゲームとして、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。

新たな『NFS』を指し示す最新作! 『ニード・フォー・スピード ライバルズ』インタビュー【TGS2013】_02
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