『新生FFXIV』パーティバトルもソロプレイも拡充! パッチ2.1について吉田直樹に訊く

東京ゲームショウ2013の開幕と同日の9月19日に公開した、スクウェア・エニックス『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』(以下、『新生FFXIV』)プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏へのインタビューには、じつは続きがあった。9月21日、22日の出張版プロデューサーレターLIVEでの各種情報の公開を受け、ローンチ後初の大型アップデート、パッチ2.1について、そのインタビューで吉田氏の口から語られた部分をお届けしよう。

 東京ゲームショウ2013の開幕と同日の9月19日に公開した、スクウェア・エニックス『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』(以下、『新生FFXIV』)プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏へのインタビュー(→こちら)には、じつは続きがあった。9月21日、22日の出張版プロデューサーレターLIVEでの各種情報の公開を受け、ローンチ後初の大型アップデート、パッチ2.1について、そのインタビューで吉田氏の口から語られた部分をお届けしよう。
(2013年9月13日収録)


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▲ゲームショウでは、ステージにイベントに、ファンサービスに大忙しとなっている吉田氏。

●パッチ2.1の量は……ヤバい

──パッチ2.1に関して詳細を教えてください。
吉田直樹氏(以下、吉田) 新規のダンジョンがひとつ。『新生FFXIV』から登場したダンジョンのハードモードがふたつ。さらに公開される要素を名前だけ挙げていくと、クリスタルタワー(古代の民の迷宮)、イフリート/ガルーダ/タイタンの極・討滅戦、善王モグル・モグXII世の真/極・討滅戦、とあるボスのハードモード。……ここまでが、いわゆるパーティバトルに関する公開要素になります。
(編集部注:上記に加え、9月21日の出張版プロデューサーレターLIVEでは、完全新規のダンジョン「シリウス大灯台」の存在が明かされている。)


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▲実機でのクリスタルタワー外観。内部は何層にも分かれている。

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▲クリスタルタワーのイメージイラスト2点。右のイラストでは、クリスタルタワーに登場する『FFIII』をモチーフにしたボスが集結している。

──パーティバトル以外の部分についてはどうでしょうか。
吉田 カジュアル&デイリー系の要素が公開されます。蛮族デイリークエストにランダムデイリーと、それに付随するボーナス。そしてトレジャーハント。

──蛮族デイリークエストとは、どんな内容ですか?
''吉田" 蛮族は、もともとエオルゼアで人類と同様に暮らしていた種族ですが、彼らが虐げられた結果、いまは蛮神のテンパード(信徒)となっています。そのような蛮族の中にも、現在の状況に納得していないグループがいて、彼らが抱える問題を解決することで冒険者は信頼を獲得。蛮族しか作れないような装備が売ってもらえたりするようになります。

──友好関係を築くことが目的なのですか?
吉田 蛮族と仲よくなるほど、より大きな仕事を依頼されるようになります。そのために、クエストを毎日いくつかこなしていただきます。ソロプレイが基本で、レベル40から挑めるようになり、レベル50に到達した後も引き続き楽しめる作りです。

──蛮族の成り立ちがストーリーとして語られる?
吉田 蛮族は長い歴史を持ちますし、蛮神を召喚して世界を滅ぼそうとしているだけの単純な悪者ではない……そういった部分を掘り下げていこうかなと。

──パッチ2.1でどの蛮族のシナリオが楽しめる?
吉田 現在予定しているのはシルフ族とアマルジャ族のデイリークエスト。今後パッチが進んでいくことで、最終的にすべての蛮族がフォローされます。

──つぎに、ランダムデイリーとは何ですか?
吉田 コンテンツファインダーの申請画面に、レベリング用のインスタンスダンジョン、レベル50以上のエンドダンジョン、蛮神討伐戦、蛮神討滅戦など、種類に応じてタブで区分けされていますよね。そこで選択可能なコンテンツの中から、カテゴリーごとにランダムでマッチングされる仕組みです。これをこなすことで、トークン(各種アラガントームストーン)がもらえます。挑戦できるのは、カテゴリーごとに地球時間で1日1回まで。ランダムデイリーの参加者は、メンバーが足りないコンテンツへ優先的にマッチングされるので、パーティ編成の待ち時間の短縮が見込まれます。また、ランダムデイリーにはMVPというシステムがあって、そのコンテンツ内でもっとも活躍した冒険者をほかのメンバーが投票。そこでいちばんに選ばれた人にポイントが与えられ、それを貯めることでオシャレ装備や称号、さらにマウントやチョコボ専用防具などが手に入ります。

──この機能は、ほかのMMOにもありますよね。
吉田 たとえば『World of Warcraft』にも同様の機能がありますが、それはいくつものアップデートを経て公開されたものです。でも『新生FFXIV』をプレイする方たちの多くは、そうした要素は初体験。ですので、あえてコンテンツファインダーをもっともシンプルな形で公開し、そこで当然出てくる問題点の解決策として、ほかのMMOで定番となっている機能を追加する流れにしました。こうすれば、プレイヤーの皆さんのなかでの納得感みたいなものが高まるのではないかなと。

──すべての便利要素を最初から入れた場合、ゲームじたいを窮屈に感じてしまうかもしれませんしね。ともあれ、マッチング時間の短縮はうれしいです。
吉田 ほかにも、タンクといった集まりにくいロールでコンテンツファインダーへ登録した人を対象に、ボーナスが付くようにもなります。

──蛮族デイリークエストとランダムデイリーを両方とも終えるまでに想定している時間はどれくらいですか?
吉田 約60~90分ぐらいです。平日の平均的なプレイ時間を2時間半と仮定して、ランダムデイリーと蛮族デイリークエストを終えたあとの残り1時間弱の遊びかたを考えてもらう感じです。

──ログインした人に、ゲーム側から遊びを提案するイメージですね。
吉田 はい。まずログインしたら蛮族デイリークエストに挑戦。つぎにランダムデイリーに参加してトークンを獲得。そのあと、今日は何をして遊ぼうかな……という流れを作れればと。

──トレジャーハントとはどのような内容ですか?
吉田 フィールド上から宝箱を見つけ出す遊びです。

──ファン注目のハウジングの中身については?
吉田 3リージョンぶんのハウジングがパッチ2.1でオープンになります。S・M・Lの3つの大きさがあり、それぞれに5タイプずつ、家が用意されます。

──15タイプの家が3リージョンぶんということは、45パターンの家が用意されるのですね。では、ハウジングのパーツはどこまで公開されるのですか?
吉田 屋根、屋根の色、カベ、ドア、窓。さらに、屋根に付く煙突や風見鶏といったパーツの種類とその色も設定可能です。加えて、家具などの小物も合計380種類入った状態でスタート予定。なお、パーツはパッチごとに約50個ずつ追加されていきます。


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▲家とウルダハのハウジングエリア。左の写真はおそらく最小サイズか。

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▲内装に、家具に、置物に。所有者やカンパニーの個性がひときわ色濃く出るだろう。

──パッチ2.1で導入されるそのほかの要素は?
吉田 後はウルヴズジェイル(PvP)関連ですね。専用アクションがけっこうな数と、報酬として得られるPvP戦専用装備が入ります。それからPvP戦専用の薬品、クラフト、マテリア……が必要だ、と指示しています。どこまで1回でいけるか、という感じですね。


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▲海上に浮かぶウルヴズジェイル。まずは4人vs4人の対戦から。

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▲中では日々乱戦がくり広げられることになるだろう。

──ものすごい量ですね……。
吉田 ユーザーインターフェース(UI)関連のアップデートもかなりの数が入ります。あとパッチが進むにつれて(新たな高性能装備が追加されることで)コンテンツの難易度が緩和されていきます。次回パッチで、その部分が少し見えてくると思います。パッチ2.2が公開されると、現在の大迷宮バハムート:邂逅編のクリア率が一気に上がるはずです。


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▲内部は、クリスタルタワー同様、何層にも分かれており、それぞれの仕掛けや趣向が異なる模様。

──ズバリ、パッチ2.1のタイトルの名称は?
吉田 まだ考えているところです。皆川(裕史氏)にまだロゴも発注していないです(笑)。

──かなり前に決まっていると思っていました。
吉田 いやいや(笑)。この1ヵ月のあいだで、エクスパンション(拡張ディスク)が発売されるまでのストーリーのプロットと、それ以降のおおまかなシナリオの骨子を書き上げるまでが精一杯でした。パッチ2.3のタイトルはなんとなく決まっているのですが、それを具体的にお話すると先々までのスケジュールがわかってしまうので、秘密です(笑)。

──パッチ3.0公開のタイミングで、エクスパンションが発売されるという流れなのでしょうか。
吉田 僕らはエクスパンションを3.0と呼んでいます。

──ロゴはどのようなデザインになるのでしょうか。
吉田 タイトルロゴの"新生エオルゼア"と書かれている周辺が、パッチの表題に置き換わる感じですね。

──拡張ディスク発売に向けて何かが進行する?
吉田 第七霊災を彷彿とさせるような、ライブで進行する驚きの展開をご用意します。パッチ3.0が公開される直前に、皆さんに「うわー!」と思っていただこうと思っているのでぜひご期待ください。
──心待ちにさせていただきます!


●まとめの代わりに


 本日9月22日の出張版プロデューサーレターLIVEでも、多くの事柄が発表された。そちらについては、追って新たにご報告する。


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