過去7年間の集大成がここに

 2013年8月30日、東京・池袋の東京芸術劇場にて、“PRESS START 2013 -Symphony of Games-”が開催された。“PRESS START”とは、指揮者の竹本泰蔵氏、ゲームデザイナーの桜井政博氏、作曲者の植松伸夫氏と酒井省吾氏、シナリオライターの野島一成氏の5人が企画する、ゲーム音楽のオーケストラコンサート。ハードやメーカーの垣根を越えて、新旧問わずすばらしいゲーム音楽をチョイスし、フルオーケストラでファンの元へ届けるというイベントだ。2006年から毎年開催されており、今年で8年目の開催となる。
 東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で行われた今回の公演のコンセプトは“集大成”。過去7年の公演で演奏された数々の楽曲からファンの投票を募り、「もう1度聴きたい」とされた上位10曲をランキング形式で演奏するというものだった。ランキングの結果は以下の通り。本記事では、多数のゲーム音楽ファンが詰めかけた“PRESS START 2013”の模様をリポートする。

ゲーム音楽のオーケストラコンサート“PRESS START 2013”詳細リポート!_01

PRESS START 2013 セットリスト

<第1部>
オープニング スーパーマリオブラザーズ
第10位 星のカービィ
第9位 ゼノギアス
第8位 大神
第7位 聖剣伝説 Legend of Mana
第6位 バテン・カイトス
第5位 MOTHER

<第2部>
第4位 ワイルドアームズ/ワイルドアームズ セカンドイグニッション
企画者と遊ぼうのコーナー リズム天国
第3位 NieR Replicant(ニーア レプリカント) / NieR Gestalt(ニーア ゲシュ
タルト)
第2位 クロノ・トリガー/クロノ・クロス
第1位 ゼノブレイド

<アンコール>
ファイナルファンタジーX
モンスターハンター

-第1部-

■オープニング
スーパーマリオブラザーズ(任天堂)
地上BGM / 水中BGM / 地下BGM / ゲームオーバー

 『スーパーマリオブラザーズ』の楽曲は、世界でもっともポピュラーなゲーム音楽のひとつ。PRESS STARTでも、2006年や2007年に演奏されている。演奏が終わると、舞台袖から企画者たちが登場し、指揮を執る竹本氏と合流。それぞれがあいさつを述べた。

ゲーム音楽のオーケストラコンサート“PRESS START 2013”詳細リポート!_02
ゲーム音楽のオーケストラコンサート“PRESS START 2013”詳細リポート!_03

酒井省吾氏(以下、酒井) 「満席のお客さま。今日は平日で、しかも月末。お仕事は大丈夫ですか?(笑) 第1回の公演は、平日だったんですよね。今日はその第1回を思い出して、初心に帰ってやりたいと思います」
植松伸夫(以下、植松) 「外、暑いですね! 2時間ちょっとという短い時間ですが、皆さんの大好きなゲーム音楽を聴いて、暑さを忘れて楽しんでいってください」
桜井政博(以下、桜井) 「古今東西のゲーム音楽を綴るPRESS STARTですが、今回は皆さんの投票によって曲を選んでいます。いいトコ取りということで、ぜひお楽しみください」
野島一成(以下、野島) 「8回目ということは、私がこの場で個人的なことをしゃべり続けて8回目を迎えるということなんですけれども(笑)。今回は、アイロンをかけてもらった衣装を本番前に着ようと思ったら、太ってボタンが閉まらないという……。このようなハプニングを乗り越えて、この場にやってきました。どうもすみません(笑)」
竹本泰蔵(以下、竹本) 「(野島さんがそうだったので)僕も服装ネタでいきます。僕は(衣装を)黒いシャツにしてみたんです。なぜかと言うと、企画者の中で僕だけが演奏者なので、いつもはタキシードを着ているわけです。でも、最初にこうして5人で並ぶと、みんなこんな(カジュアルな)スタイルなんですよ(笑)。だから、今年だけ黒シャツにしたら……見てください、オーケストラはみんな燕尾服なんです! オケの方ごめんなさいね、こんなんで(笑)」

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▲写真左から、酒井氏、植松氏、桜井氏、野島氏、竹本氏。

第10位

星のカービィ(任天堂 / ハル研究所)
タイトル / GREEN GREENS / FLOAT ISLANDS / やきいもシューティング / デデデ大王のテーマ / エンディング

桜井 「『星のカービィ』は、1992年発売の作品です。わたしが企画書を書いていたのが1990年ごろですから、19歳。……もう倍以上も生きているんですね。いまもまだ『スマブラ』などでカービィに携わっているんですけれども、付き合いが長いなあと。(スクリーンに投影された初代『カービィ』のイラストを見上げて)さすがにここに描かれているイラストも古いなと(笑)」
 そんな、本作の生みの親である桜井氏のコメントから始まった『星のカービィ』メドレー。2009年公演からの再演となるが、じつはただの再演ではなく、新たに譜面が書き起こされたとのこと。譜面を新たにしたのは、この楽曲を含めてじつに6曲にも上るという。このことについて酒井氏は、「『星のカービィ』は、2009年にアンコール用の楽曲として演奏されました。そのときは、私が働いているハル研究所の池上正という者がアレンジをしてくれたんですが、今回の再演にあたり、それを元に私が新たに譜面を起こしました」と述べていた。

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■第9位
ゼノギアス(スクウェア・エニックス)
紅蓮の騎士 / 悔恨と安らぎの檻にて / 飛翔

 毎年の公演アンケートで演奏希望曲として多くの声を集め、満を持して2011年のアンコールにて初演奏された『ゼノギアス』。勇猛果敢にボスに挑む主人公の姿を思い出させるバトル曲や、回想シーンで流れる切ないメロディーなどが演奏された。また、前回演奏時はアンコールだったため、オーケストラのスタミナを配慮した抑え目のアレンジとなっていたが、今回は3曲目ということもあり、テンションアップした新しいアレンジになったということだ。

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第8位

大神(カプコン)
始まり / 両島原 其の二 / 「Reset」~「ありがとう」バージョン~

 オーケストラに尺八と三味線を加えた演奏が味わい深い『大神』も、PRESS STARTで高い人気を誇る楽曲のひとつ。2009年に初めて演奏され、今回で3度目の演奏となるが、演奏に欠かせないのが尺八と三味線を担当するイケメンユニット、HIDEーHIDEのふたりだ。
 演奏前には、桜井氏のアドリブで、尺八担当の石垣秀基氏にマイクを向ける場面も。赤いシャツに白いベスト&白いパンツ姿の石垣氏は、突然のフリに驚きながらも、「僕、この格好で以前出演したときに、“ファイアーマリオ”だと言われまして。アマテラスのつもりだったのに……(笑)」と語り、笑いを誘っていた。また、演奏後に登場した植松氏と野島氏は、「(HIDE-HIDEと)同じものを食べて、同じ日本に育ったのに、僕らはなんでこんな、ふしだらな大人になっちゃったんだ?」と会話。「ふたりで“HIDEE-HIDEE(ひでえ-ひでえ)”というユニットでも組もうか」というダジャレも飛び出し、会場は大いに沸いた。

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第7位

聖剣伝説 Legend of Mana(スクウェア・エニックス)
Legend of MANA ~Title Theme~ / 彩りの大地 / ホームタウン ドミナ / 滅びし煌めきの都市 / Song of Mana(Opening)

 名曲揃いと名高い本作。2012年の公演からの再演となるこの楽曲は、作曲者の下村陽子氏みずからが選曲した全5曲で構成されている。その最後を締めくくる『Song of Mana』はボーカル曲だが、出演を予定していたソフィ・ペルソン氏が本番直前に入院してしまったため、急遽インストゥルメンタルバージョンの譜面を作成、演奏された。

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第6位

バテン・カイトス(バンダイナムコゲームス)
星光煌めく旅路の果てへ

 『テイルズ オブ』シリーズなどの作曲家としておなじみの桜庭統氏が手掛けた、隠れた名曲がランクイン。2008年に演奏されて以来、2回目の演奏となった。第5位、第6位の演奏が終わって登場した植松氏と野島氏は、檀上で以下のようにコメント。
植松 「『聖剣伝説』は、下村陽子さんが作ったとても美しい楽曲で、僕も大好きなんです。そして、『バテン・カイトス』! これもね、僕は大好きでね。2008年に演奏したときは、お客さんにどれだけウケているか、よくわからなかったんです。でも、こうしてリクエストを募ったら、ベスト10に入ってきたっていうのは、楽曲の力なんだなって……。うれしいです」
野島 「『聖剣伝説』も『バテンカイトス』も、作った奴らはだいたい友だちっていう(笑)。だから、自分のことのようにうれしいですね」

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第5位

MOTHER(任天堂)
MOTHER』より エイトメロディーズ /『MOTHER2』より エイトメロディーズ /『 MOTHER』より スノーマン / 『MOTHER3』より LOG-O-TYPE / 『MOTHER3』より ポーキーのテーマ / 『MOTHER3』より 愛のテーマ

 第1部のトリは、こちらもまた名曲揃いとうたわれる『MOTHER』のメドレー。檀上では、最初に演奏された2006年の公演の話題に花が咲いた。
酒井 「2006年の公演では、『MOTHER』のFATHERである糸井重里さんがゲストで来てくださったんですよね」
野島 「楽屋がちょっとした緊張感に包まれました(笑)」
植松 「(作曲担当の)鈴木慶一さんもいらっしゃったんですよね」

 また、PRESS START演奏用のアレンジを担当し、『MOTHER3』の作曲にも携わる酒井氏に対し、初代『MOTHER』派だと主張する桜井氏が、「『MOTHER』メドレーと言いつつ、『MOTHER3』の楽曲が多いですよね」とチクリ。これに対して酒井氏が、「構成曲の6曲中、3曲しか『MOTHER3』はないですよ」と返す、というひと幕も。

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第4位

ワイルドアームズ/ワイルドアームズ セカンドイグニッション(ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア)
ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より ワイルドアームズ2メドレー・オープニング / 『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より バトル・VSロードブレイザー / 『ワイルドアームズ』より 荒野の果てへ / 『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』より 1st IGNITION

 第2部は、荒野の風景を思い起こさせる『ワイルドアームズ』のメドレーから演奏がスタート。『ワイルドアームズ』の楽曲の特徴である口笛も加わり、観客たちを魅了。また、演奏後には、企画者の5人が、過去の演奏曲から思い出深いものを語った。
植松 「2007年の公演で、バンドで『ファイナルファンタジーVII』の『片翼の天使』をやらせてもらったのはうれしかったな」
酒井 「2011年の公演の、ゲームフリークの景山将太さんといっしょに作った『ポケットモンスター』メドレーですね。その年の2月に桜井さんのオフィスへ行って、選曲を相談して。そこから8月くらいまでの半年間、毎週日曜日に景山さんと勉強会をやりました。それが印象的でした」
野島 「2007年に、『シューティングメドレー』で『ゼビウス』をやったじゃないですか。楽曲中の“テロリロテロリロテロリロ”っていうところを、キーボードの人が手弾きしていたんですよね。ものすごいなと思いました」
竹本 「僕はやっぱり『ザナルカンドにて』ですね」(すかさず、『ザナルカンドにて』の作曲家でもある植松氏が「いくらお支払しましょうか?」とつなげ、会場は爆笑)
桜井 「私は『スペランカー』です。あれ、楽曲の中で8回も死にますから(笑)」(『スペランカー』の演奏が、高難度のためにすぐミスになってしまうという同作を再現していたため)

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企画者と遊ぼうのコーナー

リズム天国(任天堂)
忍者

 2009年に新しい試みとして演奏された『リズム天国』。白忍者が奏でたリズムを、黒忍者(プレイヤー)がそっくりそのまま演奏するミニゲーム“忍者”を再現したもので、企画者(オーケストラを指揮するた竹本氏以外の4人)が白忍者役、観客が黒忍者役をそれぞれ担当。酒井氏はカスタネット、桜井氏はトライアングル、植松氏はタンバリン、野島氏はギロを手に取り、交代で白忍者を演じた。
 観客たちは、最初は拍手で白忍者が刻んだリズムに応じていたが、ギロを手にしていた野島氏が、突然「ウッ!」と言い放ったことで混乱。しかし、後に続く企画者たちが「異議あり!」や「ハッ! トウ!」、「イヤン」などとアドリブを炸裂させると、同じ掛け声を返すファンが出たりと、会場は大いに盛り上がっていた。

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第3位

NieR Replicant(ニーア レプリカント) / NieR Gestalt(ニーア ゲシュタルト) (スクウェア・エニックス)
魔王 / エミール / カイネ / イニシエノウタ

 国内はもとより、海外においてもサウンドトラックが高い評価を得るなど、楽曲に定評のある『NieR Replicant(ニーア レプリカント)』 / 『NieR Gestalt(ニーア ゲシュタルト)』は、2011年からの再演。演奏の途中には、ボーカリストのエミ・エヴァンス氏が青いドレスで登場。表現豊かな弦楽器の音色とも称される、神秘的な歌声で会場を魅了した。

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第2位

クロノ・トリガー/クロノ・クロス(スクウェア・エニックス)
クロノ・トリガー』より 予感 / 『クロノ・トリガー』より クロノ・トリガー / 『クロノ・トリガー』より 風の憧憬 / 『クロノ・トリガー』より カエルのテーマ / 『クロノ・トリガー』より 魔王決戦 /『クロノ・トリガー』より エピローグ ~親しき仲間へ~ / 『クロノ・クロス』より 凍てついた炎 / 『クロノ・クロス』より マブーレホーム / 『クロノ・クロス』より Chrono Cross-時の傷痕-

 ランキングも残すところ後2曲となり、2位の発表時には、会場に緊張が走る。そして、第2位が『クロノ・トリガー』/『クロノ・クロス』とであることが告げられると、会場からは大きな歓声が起こった。両タイトルとも、作曲を担当したのは光田康典氏。ちなみに、第9位の『ゼノギアス』も光田氏の作曲だ。演奏では、作品を代表するメロディーの数々が、会場に歓喜をもたらしていた。

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第1位

ゼノブレイド(任天堂)
メインテーマ / ガウル平原 / 機の律動 / 伝説の勇者リキ / 燐光の地ザトール_夜 / 名を冠する者たち / 敵との対峙

 栄えある第1位となったのは、『ゼノブレイド』。演奏のために現れたエレキギター奏者、ACEの工藤ともり氏の手には、なんと、ゲーム中に登場する謎の剣”モナド”が。これは、ジュジュ役の声優、羽鳥健一さんが作ったものだという。青く輝く再現度の高いモナドは、会場の視線を釘づけにしていた。これに対して植松氏は「遠くから見たときに、新しい楽器かな? と思っていたんですよ。近づいて見てみたら、『ゼノブレイド』だ! って(笑)」と語り、また桜井氏は「(ボーカルを務める)清田愛未さんの髪にもモナドのかんざしが飾られているのですが、そちらも(羽鳥さんが)作られたそうです」と秘密を明かした。
 演奏は、オーケストラによる伸びやかな表現が続いていたかと思えば、エレキギターバリバリのハードロックに急転。さらに、清田愛未氏とACEのCHiCO氏による美しいダブルボーカルも堪能できるなど、盛りだくさんの内容。さすがトップリクエストの楽曲というだけあり、体を揺らして堪能しているファンの姿が数多く見受けられた。

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アンコール

ファイナルファンタジーX(スクウェア・エニックス)
ザナルカンドにて

 『ゼノブレイド』の演奏により、興奮が最高潮まで高まった会場。まだ拍手が鳴り止まない中に静かに流れてきたのは、ゲーム音楽ファンであれば多くの人が知っているであろう、あのピアノの調べ。アンコールは、竹本氏が思い出深い楽曲として挙げた『ザナルカンドにて』だった。会場には、この名曲を聴けるといううれしいサプライズに、感極まっている人も。

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モンスターハンター(カプコン)
英雄の証(狩猟音楽祭ver)

 『モンスターハンター』のテーマ曲である『英雄の証』。『ザナルカンドにて』が終わって、会場が割れんばかりの拍手に包まれる中、竹本氏が人差し指を上げ、「もう1曲いくよ!」と言わんばかりに演奏をスタートした。この楽曲は、2006年と2008年の2度、いずれもPRESS STARTオリジナルのアレンジで演奏されていたが、今回は“モンスターハンター オーケストラコンサートツアー 狩猟音楽祭”でのアレンジで演奏。トリを飾るにふさわしい勇壮なテーマ曲に、会場は聞き惚れていた。

ゲーム音楽のオーケストラコンサート“PRESS START 2013”詳細リポート!_28

 フィナーレでは、企画者や演奏者がステージに全員集合。すばらしいコンサートの締めくくりに、いつまでも鳴り止まない盛大な拍手が送られた。
 会場に足を運んで声援を送ったお客さんや、これまでの公演を支えてきたゲーム音楽ファンの声援に、しっかり応えたであろう、PRESS START 2013。次回開催は未定だが、また新たな感動を与えてくれることを期待して待つばかりだ。

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ゲーム音楽のオーケストラコンサート“PRESS START 2013”詳細リポート!_30
▲終演後に、グッズ売り場に立つ植松氏。
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ゲーム音楽のオーケストラコンサート“PRESS START 2013”詳細リポート!_32
▲開演前には、バックヤードツアーで企画者とファンが触れ合う。週刊ファミ通の企画によるもので、ファンは企画者と握手をしたり、サインをもらうなどしていた。