『パペッティア』は今週9月5日発売ですよ!

 2013年9月5日にソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアより発売予定のアクションゲーム『パペッティア』。本記事では、ついに今週発売となる本作のプレイリポートを、ファミ通.com編集部の佐治キクオが全10回でお届け。ひとりプレイで、序盤をリポートしていきます。『パペッティア』を楽しみにしている人、気になっている人は、ぜひ読んでみてください。

『パペッティア』最速プレイリポート第8回――視点を変えて見る『パペッティア』の魅力_01
『パペッティア』最速プレイリポート第8回――視点を変えて見る『パペッティア』の魅力_02

まだまだあります“推し”ポイント

 いよいよ発売まであと3日! 本プレイリポートも今回を含めてあと3回! というわけで8回目です。今回は少し趣向を変えて、ゲーム内容などとは少し違う視点で『パペッティア』を推す・応援する理由を挙げてみたいと思います。まず、ハードの熟成期に良作が生まれやすいという点。PS3は日本では発売されてほぼ7年が経っています。PS4の足音が聞こえているとはいえ、まだまだ現役で活躍していくでしょうが、ハードの後期、つまり成熟していることは間違いないでしょう。なぜハードの後期に良作が生まれやすいか、というのは至極簡単な話で、そこまでにさまざまなノウハウが蓄積されていて、開発環境やツールも進歩しているからです。これらが大きく影響するのが、開発工程の時間短縮。これによって、同じ時間をかけても、いわゆる作り込み度合いが全然違ってくるのです。筆者はゲーム開発者ではないですが、仕事柄クリエイターの方にお話を聞く機会が多いのでこのハードの熟成期のことを聞くと、みなさん口を揃えたように「おなじことに掛かる時間が全然違う」と言います。ハードの熟成期に良作が生まれやすいというのは、オカルトとかではなく、きちんとした根拠に基づくゲーム業界の傾向と言っていいでしょう。『パペッティア』で、これがもっともわかりやすく出ているのは、やはりグラフィック、ステージのオブジェクトや演出の作り込み具合です。時間をかければいいというものではもちろんないでしょうが、しかるべき技術者が時間をかければとんでもないものになる、というのはある意味『パペッティア』が証明していると言ってもいいでしょう。個人的にはこの見た目周りは『パペッティア』が“ひとつ突き抜けた”と感じている部分なので、ぜひ実際に体験してほしいところ。体験版でも十分感じられると思います。

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 もうひとつが、『パペッティア』が基本的にはベーシックなスクロールアクションということです。アクションゲームというと3Dアクションが全盛ですが、アクションゲームというジャンル全体を考えると、バリエーションが多いほうがいいですよね。また、奥行きや距離感など、3Dアクションは、例えばまったくゲームを遊んだことがないという人には少しハードルが高い。昔からゲームに親しんでいる人は問題なくなじめると思いますが、そうでない人が同じようにゲーム体験の経験値を積んでいこうとすると、現状やや選択肢が少ない気がします。個人的に、『パペッティア』のようなゲームが増えて、アクションゲームライフの第一歩をスムーズに踏み出す人がたくさん出てきてほしいと思っています。アクションゲームに限った話ではないですが、ゲーム人口が増えて、ゲームが盛り上がれば、それはすでにゲームファンの人にとってもうれしいことでしょう。『パペッティア』は、その導線になれるタイトルである、と断言できます。ビジュアルは綺麗、説明も親切、爽快感も抜群でボリュームもたっぷりと昔に比べたらずいぶん贅沢な導線です(笑)。改めて言っておきますが、3日後に発売ですよ!

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『パペッティア』体験版が配信中
気になった人はこちらをプレイしてみよう!
対応機種:プレイステーション3
配信日:配信中
価格:無料
CERO:A(全年齢対象)
備考:ダウンロードにはPlayStation Networkへの接続が必須となります