昇竜拳も出せちゃいます
2013年8月21日~25日(現地時間)、ドイツ・ケルンメッセにて欧州最大のゲームイベントgamescom 2013が開催中だ。会期中には、マイクロソフトにより『Dead Rising 3』のプレゼンテーションが行われた。プレゼンを行なったのは、開発元であるカプコンバンクーバーのプロデューサー、マイク・ジョーンズ氏とアートディレクターのアル・シャーヴィ氏。
E3で発表されて以降、話題沸騰のオープンワールドのゾンビアクション。まずは、おさらいとしてE3や“コミコン”における、同僚記者たちの気合いの籠もった記事を参考にしてもらいつつ、gamescomのタイミングにあわせて公開されたシネマティックトレーラーをご覧いただこう。
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『デッドライジング3』シネマティックトレーラー
Xbox Oneのロンチタイトルとしてリリースされることが決定した『Dead Rising 3』。今回のプレゼンでは“コンボ武器”の魅力が前面に押し出されていた。改めてご説明すると、“コンボ武器”とは、異なるアイテムや道具を組み合わせて、独自の武器を作るシステム。創意工夫によって、いくらでも楽しそうな武器が作れそうな勢いだ。今回のプレゼンでは、ボクシングのグローブにロケットみたいなものをつけて昇竜拳を出せるようにしたり(正式名称は”ドラゴンパンチ”というらしい)、ブランカのお面にバッテリをつけて、電撃による攻撃を仕掛けられたりと、カプコンファンならおなじみの武器が披露され、取材陣からは歓声が沸き上がっていた。
さらに『Dead Rising 3』では、食品を組み合わせて新しい食べ物や飲み物を作れるようにしたという。ついうっかりと火を吐く液体を作れちゃうこともあるようで、プレゼンでは、牛のお面を被って火を吐く……というおバカなプレイが披露されていた。
で、この組み合わせにより新しいアイテムを生み出す“コンボ”は、乗り物にも有効なようで、“ビークルコンボシステム”が紹介された。たとえば、「ローラーカーは絶大な威力を誇り、これでゾンビを倒すと爽快ですが、いかんせんスピードが遅い。そこでオートバイの前輪をローラーカー仕様にかえると、威力+スピードを併せ持った乗り物が手に入ります」(ジョーンズ氏)といった具合だ。
Xbox SmartGlassへの対応も『Dead Rising 3』の特徴。これは、主人公のニック・ラモスが死んでしまった政府のエージェントのPDA(携帯情報端末)を勝手に借りて使っているという設定なのだが、このPDAを操作して、ゲーム内に自分の進むべき行く先を表示させるといったことも可能だ。このようなミッションをクリアーすれば、アビリティが蓄積されてサポートも受けられるようになるとのことだが……。
『Dead Rising 3』の楽しみかたは、オープンワールド同様に幅が広そうだ。