Xboxの未来を見せるセッション
2013年7月18日～21日（現地時間）、アメリカ・サンディエゴのコンベンションセンターにて開催されているエンターテインメントのイベント“Comic‐Con International”（通称“コミコン”）。開催3日目となる2013年7月20日、マイクロソフトによるセッション“The Future of Xbox Gaming Revealed”が行われた。
このセッションでは、Xbon Oneのタイトルを制作しているクリエイター陣が集合。ケン・ロブ氏（『Killer Instinct』）、ジャスティン・ロビー氏（『Ryse： Son of Rome』）、ニック・バートン氏（『Kinect Sports Rivals』）、ジョシュ・ブリッジ氏（『デッドライジング3』）、ダン・グリーナヴァルト氏（『Forza Motorsport 5』）が、それぞれのタイトルをアピールした。ここでは、その内容をピックアップしてお届けする。
■『Killer Instinct』
先日、格闘ゲーム大会EVOで凄腕プレイヤーの対戦を目の当たりにしたというロブ氏。「『Killer Instinct』のプレイの模様を録画・編集・アップロード・共有できたら楽しいだろうと考えた」と述べ、Project Upload機能を使って作った動画を公開した。
また、本作では、Kinectを通じてゲームがプレイヤーを認識し、プレイヤーが交代すると、自動的にコントローラーの設定が切り替わるようになっているという。
■『Forza Motorsport 5』
1080pの解像度、60フレームを実現している『Forza Motorsport 5』。グリーナヴァルト氏は、本作のマルチプレイについて言及。専用サーバーを用意したため、マルチプレイが改善され、興味やレベルが同じ人とのマッチングが楽しめるようになったという。
本作については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてほしい。
■『デッドライジング3』
オープンワールド化し、前作よりもはるかに広大な街でサバイバルを楽しめるようになった本作（前作に比べ、街がどのぐらい広くなったかは、下の画像を見てほしい）。ブリッジ氏は、オープンワールドの魅力やアイテム合成の奥深さ、SmartGlassとの連動をアピールした。
『デッドライジング3』についても、こちらの記事で紹介しているので、併せて読んでもらいたい。
■『Ryse： Son of Rome』
ロビー氏は、『Ryse： Son of Rome』をSmartGlassを利用する際のユーザーインターフェースを公開。SmartGlassで使用しているデバイス上では、ヒーローのカスタマイズやスキルアップグレードの状態、コミュニティの活動の様子、ニュース、友だちの状況などが閲覧できるとのことだ。
■『Kinect Sports Rivals』
Kinectの性能が向上し、プレイヤーの細かい手や指の動き、皮膚の状態をトラッキングできるようになったと語るバートン氏。センサーが集めたデータで、プレイヤーに忠実なモデルが、短時間（なんと約10～20秒）でできるそうだ。
細かい指の動きが認識されるようになったため、新しいスポーツのゲームを導入することが可能に。ロック・クライミング、ボウリングが収録される予定であるようだ。バートン氏は、「向上した技術でどこまで作れるか、つねに考えている」と語った。また、Kinectの性能の向上により、狭いところでもより正確にトラッキングできるようになったという。部屋の狭さに嘆いていたプレイヤーには朗報だ。
■Q＆A
最後のQ＆Aコーナーでは、Xbox Oneについて、ファンたちがさまざまな質問を投げかけた。「（北米での）発売日はいつ発表されるのか？」という問いには、「この夏に発表できると思う」というコメントが返された。遠くないうちに明かされる発売日はいつなのか、注目が集まる。
『デッドライジング3』は新動画も公開！
ジョシュ・ブリッジ氏は、“The Video Game Culture of Zombies - How Dead Rising 3 on Xbox One Kicks Off a New Generation of Mayhem”というセッションにも参加。『デッドライジング3』のメイキング動画を公開した。タックルをしてくる元アメフト選手のゾンビ、主人公ニックのヘンテコなコスチューム、爆弾を野球のバットで打って落下させるプレイなど、見どころ満載の内容になっている。ただし、表現は過激なので、閲覧には注意してほしい。
