ギミックてんこ盛りの超大作マルチプレイFPS『Titanfall』でRespawnは再び伝説を築きあげるか?【E3 2013】

エレクトロニック・アーツが今年のE3で特に力を入れているのが、Respawn Entertainmentの新作FPS『Titanfall』だ。

●『Call of Duty』級のメガヒットになるか、期待!

 エレクトロニック・アーツが今年のE3で特に力を入れているのが、Respawn Entertainmentの新作FPS『Titanfall』だ。E3会場の正面には、本作の巨大なメック(ロボ)“タイタン”のモデルがそびえ立ち、E3参加者を迎えている。

 Respawn Entertainmentは、『コール オブ デューティ』シリーズを生み出したInfinity Wardの創設者であるJason West氏とVince Zampella氏が新たに創設したスタジオだ。
 となるとまぁ、期待は『Call of Duty』か、同じSF系のFPSなら『Halo』クラスにまで跳ね上がっているのは当たり前なわけだ。でも実際、それだけのゲームに仕上がるのだろうか?

 今のところは、「結構イケちゃったりするんじゃないだろうか?」と記者は思う。エレクトロニック・アーツのブースで見られるE3デモもド迫力で、大作感もある。そして、かなりチャレンジングなことにも挑戦しているのが非常に惹かれる。

 本作は基本的にマルチプレイのゲームなのだが、シングルプレイのキャンペーンモードのようなインパクトがあるシーンを体験できることを目標としており、戦闘中にNPCキャラクターからの通信がバンバン入るほか、アクション面でもカッコいいギミックを山ほど詰め込んでいる。

 プレイヤーは歩兵状態では、ジェットパックを使ってロングジャンプしたり、壁を走ったりすることで、一見ちょっとたどりつけなさそうな場所にもアクロバティックに移動できる。普通はこういうのを実現すると“目新しいけど結局は使いにくい”といった問題が起きそうなものだが、デモなどではかなり軽快にピョンピョンいけているのがさすがといったところ。
 一方、歩兵と対をなすタイタンでは、電磁力のようなものを使って戦場に落ちている銃弾を飛ばしたり、強力な砲撃を放ったり、敵を踏み潰したりとパワフルな戦闘ができるのが特徴。だがそれだけでなく、鈍重と感じない程度にはスピード感がしっかりあり、歩兵状態で迫ってこられると中々の絶望感がある。

▲歩兵状態の高機動な戦闘、タイタンに乗ってのパワフルな戦闘。2種類の爽快感がミックスされているのが本作の特徴だ。ちなみにデモ内容は公開されている映像とあまり変わらないので、動画を見てもらうのが一番早いと思う。

 となるとタイタン最強ってな感じに思えるかもしれないが、いま出ているデモのマップではタイタンでの拠点占拠はできなさそうだし、ただでさえ入り組んだマップで歩兵に立体的な機動性を発揮されるとロケットを撃ち込まれて苦戦しそうだし、頭上から歩兵に飛びつかれると大事な部分に銃を撃ち込まれまくるという意外な脆さもあったりする。

 ギミックという点では緊急脱出もあるのだが、緊急脱出からのタイタン飛びつきという逆転技もある一方、飛んでる最中は結構無防備でもあって、これもまた一長一短。でも普通は実装しないだろう「あったらいいな」という夢のアクションをこれでもかと詰め込んでいるのはうれしいところ。

 そして再び歩兵に目を向けると、ロケットは携行できるし、ロックオンでホーミングするピストルなんかもあって、対人、対タイタンへの攻撃方法がかなり豊富。
 それでもやっぱりタイタンと正面でぶつかると辛いわけで、歩兵もタイタンも「どちらも強いが無敵ではない」という方向でバランスが取られているのが印象的。

 本当にギミックのせいで崩れたりせずにゲームバランスをちゃんと取れるのか、マップに不利がなくバリエーションをいろいろ揃えられるか、マルチプレイオンリーのゲームとして飽きられないようにコンテンツをどんどん投下できるのかといった部分が気になるが、正直な所、そういった細かい部分は一度忘れて、とにかく早くやってみたいというのが感想。
 だってロボに乗ってドンパチしたり、ジェットパックで飛び回って変なガジェット武器を駆使してロボを翻弄したりできるんですよ? とにかく触ってみたいじゃないですか! なお本作は2014年にXbox OneとPC、Xbox 360でリリース予定。