『エスカ&ロジーのアトリエ』以外のガスト20周年記念タイトルは今後発表予定!?
2013年6月7日(金)、神奈川県・コーエーテクモゲームス日吉本社にて、ガストより2013年6月27日(木)発売予定のプレイステーション3用ソフト『エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~』(以下、『エスカ&ロジーのアトリエ』)の完成発表会が開催された。本作は、『アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~』に続く、“黄昏”シリーズの2作目。シリーズ初となるダブル主人公が登場しており、従来の『アトリエ』シリーズの雰囲気を楽しめる女性主人公“エスカ”と、シリアス寄りの雰囲気を楽しめる男性主人公“ロジー”の好きな方を選べるようになっている。挨拶に登壇したコーエーテクモゲームス代表取締役社長の襟川陽一氏も、「本作では、男性と女性、ふたりの主人公から選べるようになっていますので、幅広いファンの方々に楽しんでいただけると思います。どうぞ、ご期待ください」と、ダブル主人公システムに期待を寄せていた。
また、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(以下、SCEJA)の河野 弘プレジデントからのビデオレターも到着。河野氏は、「『アトリエ』シリーズは、初代プレイステーションから、プレイステーション2、プレイステーション3といっしょに歩み、進化してきた、プレイステーションシリーズにとってはなくてはならない大切なタイトルです。本作ではコーエーテクモゲームスさんのグラフィックノウハウを大いに活かせたと伺っており、私もとても楽しみにしています。ぜひ、新しくなった『アトリエ』シリーズをお楽しみください。SCEJAも、いっしょに盛り上げていきたいと思っております」とメッセージを送った。
本作のディレクターである、ガストの岡村佳人氏も登場。「『エスカ&ロジーのアトリエ』は、ガスト創立20周年記念タイトルのひとつとして作られていますが」と、“創立20周年記念タイトル”がほかにもあることを匂わせつつ、本作のシステムや新要素などを解説し、前作からのパワーアップをアピールした。本作がダブル主人公になったことについては、「男性主人公でプレイしたかったユーザーのニーズに答えるとともに、これまでのシリーズ同様、女性主人公で楽しみたいという、双方のニーズに答えるため今回のシステムを採用しました。“ストーリーが大きく違ってしまうのでは”という声もいただきましたが、テイストが少し異なるだけで基本的なストーリーの流れはかわらないので、どちらでも安心してお楽しみください」と説明。また、初回封入特典として、プレイステーション2で発売された『マナケミア2~おちた学園と錬金術士たち~』(以下、『マナケミア2』)のダウンロードコードをつけたことについては、「新しい試みをどんどん展開していきたいと思い、初回特典としてゲームソフトそのものをつけることでお得感が楽しめると思いました」と、コード同梱に踏み切った理由を語った。数あるタイトルの中から『マケナミア2』が選ばれたのは、『マナケミア2』が、ガストのゲームで初めて主人公選択性を採用していることと、『エスカ&ロジーのアトリエ』の戦闘システムが、『マナケミア2』をベースにした入り乱れバトルとなっていることからだと明かされた。
つづいて、ゲストとして『エスカ&ロジーのアトリエ』のキャラクターデザインを手がけたイラストレーターの左氏、女性主人公エスカ役を務めた声優の村川梨衣が登場し、それぞれ制作の思い出をふり返った。左氏は、「キャラクターデザインはやっぱりとても苦労したのですが、前作での経験を活かした時間配分ができるようになったと思います」とコメント。村川は「エスカちゃんはひと目見て気に入ったので、声を担当できてとてもうれしいです。また、個人的にロジーがすごく好きなので、ロジーがほかの女性と喋るシーンではエスカちゃんではなく私がちょっと嫉妬してしまいました(笑)」と熱い(?)思いを吐露していた。
今回発表会には来られなかったロジー役の声優・石川界人からのビデオレターも。石川は、「台本を初めてみたとき、その重さと分厚さに戦々恐々としたことが記憶に新しいですが、ロジーは初めてゲームの主役を演じさせていただいたキャラクターなので、思い入れもひとしおです。まだシリーズ未プレイなので、このタイトルを機にぜひ遊んでみようと思います。また、ガストさん創立20周年記念タイトルに関わらせていただけて大変光栄でした。今後も関わらせていただければうれしいです(笑)」とメッセージを送った。
最後に、「続編ということで、前作のファンの皆さまが気に入っていただけるかどうか、前作とは違った緊張感を持っています。ぜひ、遊んで頂けるとうれしいです」(左氏)、「エスカ役として選んでいただいたからには、多くのファンの方々のご期待に添えるような演技をお届けできればと思います」(村川)、「まだまだ伝え切れていない魅力もありますが、今後も追加情報をできる限り発表していきたいと思っています。ぜひ、発売まで楽しみにまっていただけるとうれしいです」(岡村氏)とそれぞれコメントし、発表会を締めくくった。