ソフト購入は、単品購入と月額固定プランを用意
既報の通りブロードメディアは、クラウドゲーム機“G-cluster(ジークラスタ)”を2013年6月20日より国内で発売する。全国量販店およびインターネットで5月30日より予約が開始され、価格は本体が9980円[税込]、ゲームコントローラーを同梱した基本セットが13800円[税込]。
“G-cluster”は、テレビの背面に簡単に設置可能なWi-Fi接続の本体で、手軽にクラウドゲームが楽しめるという製品。女性の手に収まるほどの大きさ(幅49mm×高さ90mm×奥行11mm)で、重量も45グラムという軽量を実現。また、ゲームのプログラム処理はすべてサーバー側で行い、ゲーム画面がストリーミング映像として端末に配信される。ゲームディスクもセーブデータも不要で、すべてがクラウド側で管理されている。コントローラーには市販のPC用ゲームコントローラーを使えるほか、スマートフォンやタブレットなどもコントローラーとして利用可能だ。
“G-cluester”では、ゲームはポータル画面から購入するスタイルで、単品購入(500円~2940円[税込])タイプと、月額525円[税込]で約30タイトルが遊び放題という“月額500円プラン”を用意。初回購入時には、月額料金が最大2ヵ月無料となる発売記念キャンペーンを実施する予定とのことだ。さらに、すべてのゲームには10分間無料のお試しプレイが可能となっている。配信タイトルは、公式サイトで随時発表されていく予定だ。
都内で開催した製品発表会では、同社代表取締役社長の橋本太郎氏が登壇し、“G-cluester”の魅力をアピールした。
橋本氏によれば、“G-cluster”のコンセプトは、“家族で遊ぼう”“家族ひとりひとりのゲームライフ”“ゲームは購入が基本”という3つ。ターゲットとなる“ライトユーザー”、“一般的なゲーマー”、そして“コアゲーマー”というそれぞれの層に向けたタイトルを投入する予定だ。“G-cluster”で発売されるタイトルは、当面はPCからの移植や既存タイトルを“G-cluster”に合わせたタイトルが中心となるが、発表会でデモプレイが披露された『あにまるパズル・キュービリック』(コナミデジタルエンタテインメント)のように、完全新作も予定されている。
「新しいプラットホームとして、あとから振り返った時に、今年が“クラウドゲーム元年”だったと言われるようにがんばりたいと思います。プラットフォームを目指している以上、早期に100万台が目標です」(橋本氏)