“破壊する爽快感”の楽しみつつ、“パーツの収集欲”をかきたてる!
バンダイナムコゲームスとクラフト&マイスターが共同で開発する、“ガンプラ”を題材にした新機軸のアクションゲーム『ガンダムブレイカー』。本作の体験版が2013年3月14日から配信される。そこで、いち早く体験版のインプレッションをお届け!
『ガンダム』を題材にしたゲームは数あれど、“ガンプラ”にフィーチャーしたゲームは珍しい! まずはそこがスゲエ! でも、珍しければいいってもんでもない!! ゲームがおもしろくなければ、ただのイロモノになっちまうからな! というわけで、「見せてもらおうか」『ガンダムブレイカー』の実力とやらを!」と思って早速プレイしてみると……。なるほど! コイツはザックリバサバサな爽快感溢れるゲームじゃねーか! ゲームのプレイ感覚は、あえていままでのガンダムゲームにたとえるなら、『ガンダム無双』シリーズに近い感覚と言える。敵が「わーっ!!」と攻めてくるので、ビーム・サーベルやビーム・ライフルでひたすら壊しまくる!! そんな感じだ!! で、攻撃していると、頭部が吹っ飛んだり、腕のパーツが取れたり、とにかくいろいろなところがブレイカーしまくる!! この“ぶっ壊す快感”は、まさに本作ならではってやつだな。ちなみに、プレイヤー機も敵の攻撃で各部位が破壊されることもあるから要注意! たとえば、頭部が破壊されるとロックオンが機能しなくなって、攻撃を当てづらくなっちゃう! 「たかがメインカメラがやられただけだ!」っていうけど、マジ無理だから。メインカメラ、超重要。あれは、感覚がすぐれたニュータイプならではのセリフだろうね。部位が破壊された場合は、ガードボタンを押しっぱなしにすると出るリキャプチャービームを使えば、部位を引き寄せることができるぜ! もしくは、自機が破壊された部位のところまでいけばすぐに修復される仕組みだ! 狙って破壊するのはいまのところ難しいが、ボコボコぶっ壊れる様がとにかく爽快!! コイツはスゲエぜ!
もうひとつのポイントは、パーツ集めが超楽しいってところ! ゲーム中で敵を倒すと、パーツを落とすことがある。たとえば、ザクII(みんなが知ってる緑色のザクのこと)を倒すと、ザクIIのランナー(切り出す前のプラモのパーツのこと)をドロップする。そして、ステージをクリアーしてハンガーまで戻ると、“パーツ作成”でランナーからパーツを切り出すことができ、パーツがカスタマイズに使えるようになるって寸法だ。なお、パーツ作成を行うとビルダーレベルが上昇していき、ビルダーレベルが高いほど、“パーツ作成”時にパーツが高性能になる確率が上がっていく。つまり、パーツを作れば作るほど、いいパーツが手に入るってこと! 無限のスパイラル!! 体験版ではビルダーレベルは10がマックスだが、製品版ではもっと上のレベルまであるはずだ。同じザクIIのパーツでも、ビルダーレベルが高いときに“パーツ作成”すれば、強力なパーツが手に入るかも? そんなわけで、何度も何度もミッションに挑んじゃう中毒性がある! 一部の機体パーツしか手に入らない体験版でもこれなんだから、製品版になったらこいつは止められないぜ?
きっとお役立ちなテクニック
まず、操作タイプはAとBがあるんだけど、オレのオススメはBだ。Aは敵との距離で近接攻撃と射撃攻撃を自動で使い分けてくれるので、遊びやすいという点ではとてもいい! が、Bのほうは任意で近接攻撃と射撃攻撃を使い分けることができるので、「格闘で打ち上げてから射撃でトドメ」、「遠くの敵をロックしているけど近くに敵がいるからビーム・サーベルで!」みたいなことができちゃう。というわけで、「オレはテクにはちょい自身があるぜ?」って人は、ぜひBタイプでやってみてほしい。
もうひとつ、俺的戦いかたのポイントも伝授しちゃうぞ! まず、敵は“ある程度近づく”か“こちらから攻撃を加える”まで、動かないので、下記のようにうごくと戦いやすいはずだ!
●ロックできるギリギリの範囲まで近づく
●射撃で攻撃。ビーム・ライフルなら小攻撃→小攻撃→大攻撃など
●攻撃が当たると敵が近づいてくるので、そのあいだにさらに射撃or射撃のEXアクションで攻撃
●敵が近づいてきたら近接攻撃or近接攻撃のEXアクションで攻撃
●溜まったらEXアクションで攻撃、近接攻撃で蹴散らす
これで決まり!! 最初は闇雲に突っ込んでもなんとかなりがちだが、敵が強くなるとそうもいかなるなるぜ。遠くから射撃で先制攻撃が基本だ! あとEXアクションのゲージはわりとガンガン溜まる(種類にもよるが)ので、ドンドンつかっていくべし! うまく戦えば、高難度のミッションもひとりでこなせるようになるよ! あ、機体のカスタムは忘れずに! 機体性能が低いとどうしようもないからな! シャアのセリフは信じるな! ガンプラの性能の差が決定的な戦力の差になるぞ!
■著者紹介:バサラ佐藤(週刊ファミ通編集部)
週刊ファミ通のロボットゲーム担当。近年コンシューマーで発売された『ガンダム』のゲームは概ねプレイ済み。基本、“強いのが好き”なので、ガンプラのカスタマイズも性能重視。というより性能のみ。強さこそ正義なり!