最後はミクさんが降臨して大団円! トークありライブありのイベントをリポート
2013年3月7日、屋内型テーマパーク“東京ジョイポリス”(東京・お台場)にて、セガのプレイステーション3用ソフト『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- F』(2013年3月7日発売)の発売を記念するイベント“DAIBA de Thanks!”が開催された。
豪華ゲストが登場し、トーク・ライブを行った“DAIBA de Thanks!”。3時間以上にわたったこのアツいイベントの模様を、写真とともにリポートする。
■トークショー
『初音ミク』、『鏡音リン・レン』、『巡音ルカ』のベースとなる声を担当した声優の藤田咲、下田麻美、浅川悠が東京ジョイポリスに集結! 浅川は、この日のために友人が作ってくれたという、スリットがセクシーなルカ風の衣装を着て登場。藤田と下田も、ミク・リンをイメージさせる、緑・黄色を意識したコーディネートで登場した。
3人は、VOCALOID収録の思い出を語り、藤田は“魔法の呪文(VOCALOID収録時に言う言葉)”が多かったことが印象に残っていると述べた。3人の中では最初の収録だったため、試験的にさまざまな言葉を収録したようだ。下田は、リンの収録の後、レンの収録スケジュールがなかなか決まらず、「本当に自分はレンの声を担当できるのか?」と不安に思ったエピソードを語った。浅川は、VOCALOIDがこんなムーブメントになるとは想像もせず、ふつうの仕事のつもりで引き受けたが、いま思えばラッキーだった、と当時を振り返った。
また、トークの途中で、きぐるみのミクダヨーさんとミクナノーさんがステージ横に登場。これを見た藤田が、「ミクダヨー、ミクダヨー」と、ミクダヨーさんを演じ始めると、モノマネ好きの下田も、「さあ、ひざまずきなさい」(リン)、「セーガー」(レン)と演技を披露。自分でルカを演じることがあまりないという浅川も、藤田らから求められ、ルカの声で「ひざまずきなさい」と話し、会場を沸かせた。また、浅川が「よっこらせ……」と言い、続く言葉を藤田と下田に止められるという一幕もあった。
■ミニライブ
コンサート“ミクの日感謝祭”などでおなじみのバンド“The 39s(ザ・サンクス)”(安部潤、黒田晃年、田中晋吾、折田新、宮崎隆睦)によるミニライブでは、メンバーのオリジナル楽曲や、アルバム「アコミク」に収録されている「magnet」、この日のためにアレンジされた「炉心融解」が披露された。
また、ミニライブには、『MEIKO』の声を担当した、シンガーソングライターの拝郷メイコも登場。自身の楽曲「music」、「悲しみcloset」、「海月」、「ものがたり」のほか、パレットP氏のMEIKO曲「Color」を歌い上げた。MEIKO曲を拝郷がカバーするのは初めてで、かなりの練習を重ねたとのことだった。
『MEIKO』の仕事を引き受けた理由について、「世の中には、曲を作っても、歌ってくれる人がいなくて困っている人がいる。VOCALOIDは、(その人たちの力になり)音楽の幅を広げる」という担当者の言葉に感銘を受けたから、と語った拝郷。新しいVOCALOIDの収録をしている、という気になる発言もあったが……!? 新発表を楽しみに待ちたい。
■会場限定! 声優陣によるライブ
イベントの模様はニコニコ生放送で配信されていたが、配信終了後、会場にいるファンのために、声優陣も参加するスペシャルライブが行われた。下田はリン・レンの曲「リンリンシグナル」、浅川はルカの曲「Reon」、藤田はミクの曲「crack」を歌い、ファンはそれぞれのキャラクターに対応する色のサイリュームを振って応えた。最後は、拝郷も交え、全員で「君の手、僕の手」を歌い、ライブはフィナーレを迎えた。
■“初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- F×千本桜 in JOYPOLIS”スペシャルムービー
2013年3月8日よりスタートする、東京ジョイポリスと楽曲「千本桜」のコラボレーションイベント“初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- F × 千本桜 in JOYPOLIS”。来場者に向けて、ひと足先に、このイベントで流れるスペシャルムービーがお披露目された。トークショー&ミニライブでは登場しなかった歌姫が、ここでついに降臨。ファンは大いに盛り上がり、イベントは大団円を迎えた。