魔界の異変に、天界の住人も動き出す!
日本一ソフトウェアから、2013年3月20日発売予定のプレイステーション3用ソフト『ディスガイア D2』。日本一ソフトウェアの設立20周年記念タイトルとして開発が進められている同作だが、次第に“史上最凶のシミュレーションRPG”の片りんが見えてきた。
今回は、戦闘をさらにスリリング&戦略的なものにする要素“ジオエフェクト”や、さらなるアイテム強化への驚くべきアプローチを紹介しよう。
◆ストーリー
魔界中で、咲くはずのない天界の白い花、“ユイエの花”が咲き誇るという異常事態に、ラハールたちとは別に行動を起こしたのが、グロッソ、ガルングン、そしてレーニアという、“クリチェフスコイ派”の面々。彼らは、ラハールを魔王と認めず、みずからが推す次期魔王候補“バルバラ”を立て、動き出すのだが……。クリチェフスコイ派の目的とは?
クリチェフスコイ派に、次期魔王候補として担ぎ出されたバルバラ。他人から指示されないと何もしない彼女だが、その実力は相当のもの。ここでは、バルバラの専用技“指令・武神乱舞”を紹介。次期魔王候補の実力は、ダテじゃない!
◆キャラメイク/天使兵
仲間にできるオリジナルユニットに、天界の住人である天使兵がいることが判明。どうやら、魔界の異変に危機を感じた天使たちが原因究明のため、魔界へと降り立ったらしい。悪魔の宿敵・天使も、仲間に加えられれば心強い限りだ。
これまで、キャラメイクで選択できるさまざまな要素を紹介してきたが、ユニットの“声”を選択することもできるのだ。ただし、実際に声を選ぶのではなく、選択した“性格”によって“声”が変わるというシステム。“性格”は、戦闘時の掛け声はもちろん、魔王城での会話のセリフにも影響するぞ。色や性格(声)によって、パーティーを編成するのもまたおもしろい。もちろん、“性格”によって能力は変わらないので、ご安心を。
職業、種族、カラー、性格、転生、エクストラゲインと、パーティーの組み合わせや特性も千差万別。目的に合わせた布陣や、個性的なユニット編成など、自由自在に楽しむことができる。ここでは、その活用例を紹介する。
◆戦闘/魔法
ド派手な演出と強力な効果が期待できる魔法。最初は魔法を使うことができないキャラクターでも、転生したり、エクストラゲインで師匠の魔法を習得することができる。人気イラストレーターの描き下ろしイラストが使用された最上級魔法を使えるようになれば、戦闘時のテンションもうなぎ昇りだ。
◆戦闘マップ/ジオエフェクト
ラハールたちが戦闘をくり広げるマップには、赤や緑など、色とりどりに染まっている地面がある。これを“ジオパネル”と呼び、魔界を構成する力の源“霊素”が含まれている。その上に乗ったユニットは、さまざまな効果を受けるので、戦略的にも大きな要素だ。
“ジオパネル”の効果は、パネル上に乗っている“ジオシンボル”から発生している。同じ“ジオパネル”に複数の“ジオシンボル”が乗っていれば、それだけ多くの効果が発生。また、“ジオシンボル”を持ち上げて違う場所へ投げて移動させたり、壊すことで効果を消すことも可能だ。邪魔な効果を取り除いたり、不利な“ジオパネル”に敵を投げ飛ばすことで、戦闘をさらに有利に進めよう。“ジオシンボル”が破壊されると、その色の“ジオパネル”全体に破壊の影響が波及する。そのため、同色上に乗っていたユニットや“ジオシンボル”にダメージが及ぶので注意しよう。
また、敵を倒したり、アイテムを使うと貯まるボーナスポイントは、“ジオシンボル”を破壊しても発生する。“ジオシンボル”の破壊の効果が及んだパネルは、その“ジオシンボル”の色に変化。連鎖が起こることもあり、塗り替えたパネルの数が多いほど、ボーナスポイントをゲットできるぞ。
◆アイテム海
なんでもアリの魔界では、なんと、アイテムの中に潜ることができるのだ。アイテムの中には、さながら広大な海が広がっているようで、本作ではそれを“アイテム海”と呼んでいる。“アイテム海”には、さまざまな島々(ステージ)が浮かび、そこには住人たちが住みついているぞ。
「“アイテム海”に潜るメリットは何ぞ?」といえば、島々(ステージ)を巡り、そこの住人を倒すことで、アイテム自身の性能を強化することができるのだ。ただし、強力な武器や防具など、アイテムの強さに応じて住人も強くなるので、“アイテム海”への冒険には注意が必要だ。
“アイテム海”のマップは、通常のマップに比べ独特の形状になっている。起伏に富んだ地形、冒険しているアイテムをモチーフにしたオブジェなど、じつに個性的だ。また、ジオパネル&ジオシンボルも通常マップより大量に配置されているので、ただ力押しで挑むだけではクリアーすることは難しいだろう。
また、アイテムの性能アップは、“アイテム海”で制圧した島々の数、ボスや敵を撃破した数に応じて上昇する。たくさんの島々を回り、強敵をガンガン倒せば、それだけアイテムも強力になる。
アイテムの性能アップは、“アイテム海”から無事生還したタイミングでまとめて行われる。特定のアイテムを使ったり、10回ステージをクリアーするごとに帰還が可能なので、時には無理をせず、帰還することも大切だろう。
アイテムの性能をグンと高めてくれる“アイテム海”への冒険。ほかにもたくさんの魅力があるので、ここで4つ紹介しよう。アイテムの中なのに、大海原の魅力を持った“アイテム海”。どんどん潜って、アイテムを強化!
◆出演声優からのコメント
ここでは、本作に登場するメインキャラクターの声を担当した声優陣からのコメントを紹介しよう。日本一ソフトウェア同様、『ディスガイア』キャラにも歴史あり!
水橋かおり(ラハール役)
もはや説明不要な感もあるラハール殿下ですが、本作でも魔王ぶりは健在です。と言っても、『ディスガイア』の中の魔王なので、理不尽な目に遭いまくりなのですが……(笑)。
まぁ、そこは殿下のチャームポイントなので、個人的には演じていておもしろかったです。
エトナ、フロン、そして『ディスガイア』ファンの皆様と、こうして再会できてなによりです。いっしょにラハール念願の“主役奪還(?)”をお祝いしていただけたらうれしいです……!
半場友恵(エトナ役)
初代『ディスガイア』のその後ということもあり、エトナはやっぱり傍若無人な人でした。むしろ本作では、他人事っぷりがパワーアップしています。演じていて不安になるくらいの他人事っぷりを、ぜひ皆さんの耳で確認してください。
じつは、いろいろなところでエトナをやらせていただいているおかげで、メインキャラとしては1作目と2作目にしか出ていなかったことに、今回初めて気づきました(笑)。節目を飾る作品で、またエトナを演じられて幸せです♪ バカバカしい掛け合いも、アレも健在♪ お楽しみに!
笹本優子(フロン役)
『1』からのメンバーで、また新しいお話に出られるのは、とてもうれしいです。
フロンは“愛マニア”で、熱血ヒーロー大好きな堕天使です。本当は、ラハールさんとエトナさんと掛け合いで録りたかったけど、そんな無理言っちゃいけませんね。
『ディスガイア』も10年になります。こんなに長く続けてこられたのも、皆さんの愛のおかげです。これからも末長く『ディスガイア』を愛してくださいね!
石原夏織(シシリー役)
シシリーちゃん、楽しみながら演じさせていただきました。
見た目のかわいらしさも含め、とても魅力的な女の子だと思いますので、皆様にかわいがっていいただけたらうれしいです。
お話も、キャラクターもとてもワクワクする要素がたっぷり詰まっていますので、『ディスガイア D2』、どうぞよろしくお願いします!
茅原実里(バルバラ役)
バルバラは、ビジュアルも強そうだし、凄腕悪魔ではあるのですが、誰かの命令がないと自分では何もできないという、ツッコミどころ満載のキャラクターでした。収録中は、とにかく上から目線の言い放つセリフが気持ちよかったです!
たとえば、「さぁ、私に命令を与えろ!」とか……(笑)。ぜひ、ゲーム内でも注目してくださいね!
それから、『ディスガイア D2』では、テーマ曲“CRADLE OVER”を、茅原実里が歌わせていただいております。佐藤天平さんが作曲してくださったドラマチックな楽曲の中には、運命を切り開いていく強さが秘められています。ゲームといっしょにぜひ聞いてくださいね! 応援よろしくお願いします。
平川大輔(ゼノリス役)
基本的にクールな性格ということではありましたが、その中でも、状況によっていろいろな感情をちょっぴりだけにじませるカンジでやらせていただくシーンが多々あり、ついつい出し過ぎてしまったり、クールすぎてしまったりして、たいへんでした(苦笑)。
歴代『ディスガイア』の中でも、屈指の人気を誇る初代キャラクターたちをメインにした作品とうかがっています。そんな作品に参加させていただくことができて、光栄です。新しいストーリーも、きっと楽しんでいただけると思いますので、ぜひプレイしていただけたらと思います。
三澤紗千香(レーニア役)
レーニアちゃんは、言葉づかいが荒く、サバサバした感じですが、憎めないかわいい女の子です。ほかのキャラクターとの、心の距離感のとりかたを意識してお芝居しました。言葉づかいは荒くても、魔王への忠誠心があってのことですし、仲間をすごく信頼しています。ツンデレっぽいのかもしれないですね。そのギャップが、またかわいいです。お宝に目がないところも、ちゃっかりしていて女の子っぽいです(笑)。
こういったしゃべり口調のキャラクターは初めてだったので、「マイクの前でこんな言葉づかいでいいのかな?」とドキドキしながらも、レーニアちゃんの言葉の後ろの感情を考えて演じました。
ムチムチで、言葉づかいは荒々しいレーニアちゃん。でも、内面は憎めない!! きっと、ストーリーのいいスパイスになってくれると思います。『ディスガイア D2』、いっぱい楽しんでください!!
間島淳司(プリニー役)
毎度おなじみ、僕らのマスコットキャラ・プリニーを演じさせていただきました。もう長いこと、演じているキャラクターなので、改めて何かを意識して、ということはありませんでしたが、毎回毎回、楽しく好き勝手にやらせていただいております(笑)。
日本一ソフト20周年ですし、「『ディスガイア』は……何かやる!」とは思っていましたが、殿下やエトナ様、フロンさんの話がみられるとは思いませんでした。もちろん、プリニーも魔界最底辺に恥じない活躍をしています! 発売を楽しみにお待ちください!
◆オープニングアニメをちょこっと紹介
本作のオープニングアニメには、軽快でハイテンションなオープニング曲“CRADLE OVER”(歌:茅原実里)に合わせて、ラハール、エトナ、フロンたちが大活躍!
このオープニングアニメは、前作『ディスガイア 4』でもオープニングを担当した“白組”と、アニメーション制作の老舗スタジオ“スタジオ雲雀”による共同制作! ハイクオリティーなオープニングアニメも要チェック!
アニメーション制作:白組、スタジオ雲雀
監督:別役裕之、作画監督:澤田譲治、美術監督:竹田悠介(Bamboo)
◆次回予告
魔界にいま、白と黒のヒーロー&スーパーアイドル(?)が舞い降りる。異変が巻き起こる魔界に、新たな騒動の予感!?
また、自分のユニットを“強く”&“モテモテ”にする、とっておきの方法も伝授!
ディスガイア D2
メーカー | 日本一ソフトウェア |
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対応機種 | PS3プレイステーション3 |
発売日 | 2013年3月20日発売予定 |
価格 | 7140円[税込] |
ジャンル | シミュレーション・RPG |
備考 | 初回限定版は11340円[税込] |