『マクロス30~銀河を繋ぐ歌声~』チャック小美野プロデューサーインタビュー

2013年2月28日にプレイステーション3で発売予定の『マクロス30~銀河を繋ぐ歌声~』。本作のプロデューサーである、バンダイナムコゲームスのチャック小美野氏に話を伺ったぞ。週刊ファミ通2013年2月7日号(1月24日発売号)102ページ"ファミ×ロボ"のコーナーでもインタビューを掲載しているので、そちらも併せてチェック!

● 『マクロス30~銀河を繋ぐ歌声~』プロデューサーインタビュー

 2013年2月28日にプレイステーション3で発売予定の『マクロス30~銀河を繋ぐ歌声~』。本作のプロデューサーである、バンダイナムコゲームスのチャック小美野氏に話を伺ったぞ。週刊ファミ通2013年2月7日号(1月24日発売号)102ページ"ファミ×ロボ"のコーナーでもインタビューを掲載しているので、そちらも併せてチェック!

バンダイナムコゲームス
『バトルロボット魂』プロデューサー
チャック小美野氏
あまたのロボットゲームを手掛けてきた、若手スーパープロデューサー。「チャックなくしてロボットゲームなし」と言われているとか言われていないとか。

――まず、ゲームのコンセプトを改めてお聞かせください。

小美野 これまで『マクロスエースフロンティア』、『マクロスアルティメットフロンティアといった『マクロス~フロンティア』シリーズ、さらに『Hybrid Pack』という形でゲームを作っておりました。今度はプレイステーション3でガッツリとゲームを1本作りたいなと思ったんです。しかも、『マクロス』シリーズ30周年という節目でもありましたので、シナリオ、キャラクター、機体まで、すべて新しいモノを入れ込み、オフィシャル感のあるゲームにしたいと考えました。

――本作はいろいろなキャラクターが登場しますが、プレイヤーはどの人物になるのでしょう?

小美野 ゲームオリジナルキャラクターのリオンです。本作はフライトアクションRPGになっておりまして、自分を投影する主人公としてリオンを中心に物語が進んでいきます。ちなみに、一度ゲームをクリアーすると、キャラクターを自由に変更できるようになります。

――RPGということで、パイロットの成長要素もあるのでしょうか?

小美野 もちろん、戦闘を重ねるごとに各パラメーターが成長していきます。

――これまでのシリーズのように、スキルもあるのですか?

小美野 ありますよ。僚機が2機まで連れていけて、さらに自機と2機の僚機には歌姫をサポートキャラクターとして選べるんです。たとえばシャロンをサポートキャラクターに選ぶと、敵を混乱させるスキルが使えたりします。

――ゲームの設定を見てみると、敵側に捕らわれている歌姫も多いですよね。

小美野 なので、ストーリーの進行具合に応じて、選べるキャラクターが増えていきます。最初に仲間になるのはアルトとシェリルですね。

――もうひとつ主人公周りについてお伺いしたいのですが、最初に乗るバルキリーは何になるのでしょう?

小美野 最初はVF-0Dですね。

――『マクロスゼロ』に出てきた、かなり初期の機体ですね。

小美野 プロローグでもう少し新しい機体に乗っているのですが、撃墜されて惑星ウロボロスに墜落するところから物語が始まるんです。墜落した結果機体が壊れてしまったので、S.M.Sウロボロス支社にあるVF-0を使うことになると。ちなみに、この惑星ウロボロスは特殊なフォールド波で覆われていて、物流がすごく悪いんですよ。なので、多少古い機体もレストアして使っているわけです。

――バルキリーの開発システムについて詳しく教えてください。

小美野 ショップやサブクエスト報酬などで設計図を入手し、ザコ敵を倒してパーツを集めて、新しい機体を開発していく仕組みです。

――機体を開発すると、新たな機体に生まれ変わるのですか?

小美野 もとの機体は残ったまま、新しい機体が手に入る形になります。なので、前の機体を強化してそのまま使い続けることもできますし、新しい機体に乗ってさらにつぎの機体の開発を目指すのもありです。

――機体の開発は、基本的に時系列順になっているのでしょうか?

小美野 そうですね。VF-0から始まって、VF-1になり、どんどん新しい機体が開発していけます。

――やはり、新しい機体のほうが性能は高いのですか?

小美野 そうですね。VF-0よりもVF-25のほうが圧倒的に高性能です。なので、ある程度開発していかないと、終盤はきびしい戦いになると思いますよ。

――バルキリーの追加パックはどういう扱いになっているのでしょう?

小美野 たとえばVF-1用のスーパーパックを開発すると、すべてのVF-1系統でスーパーパックを装備できるようになります。

――歌システムはあるんですかね?

小美野 ありますよ。熱気バサラでVF-19改ファイアーバルキリーに乗ると、歌を使って敵を退けることになります。

――ゲームオリジナル機体、YF-30について教えてください。

小美野 本作用の新機体として、河森監督に新たに描き下ろしていただきました。変形機構、コンテナウェポンなど、いままでのバルキリーにはないギミックがついているんです。ゲーム中ではコンテナウェポンはミサイルポッドで固定なのですが、設計上は付け替えできるようになっていて、レーザーをつけたりもできるんです。

――今後、それが活かされたアイテムなどが発売されるかもしれませんね。

小美野 そうなるとうれしいですね。ちなみに、YF-30を開発したのはS.M.S.ウロボロス支社長のアイシャになります。ウロボロスは物流が止まっているんですが、歌の力を受けて機体が強くなると言うシステムを搭載しています。

――YF-30はゲーム中でもかなり強力なのでしょうか?

小美野 最強クラスの性能を誇っています。乗れるのもかなり終盤になってからなんですが、中盤にテストフライトという形で乗ることになります。変形機構もかなり独特で、ガウォークも脚が出てるだけじゃなく、腰の部分で捻れるようになっていたりするんですよ。

――楽しみにしています。続いて初回限定特典や、限定版についているマーキングバルキリーですが、これは市販されていたプラモと同じものなんです?

小美野 違いますよ。ゲーム中でプレイヤーが使う場合、後ろ側から見ることが多いですよね。なので、後ろから見たときにカッコよくなるようなデザインにしている専用の機体なんです。シェリルやランカの顔が背中側にくるようになっていたり、見ていて楽しい機体になっています。

――つぎにマップについて教えてください。本作では、大きなワールドマップがあって、自由にどこでもいけるスタイルなんですよね。

小美野 はい。自由に飛びまわれるのですが、RPGなので、「ここに向かってくれ」といった目的地があったりします。

――ワールドマップの移動中には、敵と出会ったりするのでしょうか?

小美野 レーダーに敵が映っていて、敵に見つかったり攻撃を仕掛けると戦闘になります。また、敵には縄張りがあって、縄張りを統治している戦艦を破壊すると敵が沸かなくなり、戦艦を破壊しなければ敵がまた大量に出てきたりします。

――マップ内のどこかにプレイヤーの拠点となる街があるのでしょうか?

小美野 母艦がありまして、S.M.Sのウロボロス支社がその母艦になります。プレイヤーは母艦を拠点に出撃して、いろいろな街にいってアイテムを買ったり、クエストを受注したりするんです。

――サブクエストは、メインストーリーを進めるとなくなったりするんですか?

小美野 一部のサブクエストには期限があります。また、シナリオの進行上、特定のエリアにいけなくなる場合がありまして、そのときはそこで発生するクエストが一時的に進められなくなったりします。

――中には高速スクロールステージもあるんですよね。

小美野 自動で高速でスクロールして、レースのような感じで戦っていくことになります。よりスピード感が得られる、これまでとはひと味違った感覚の戦闘が楽しるとおもいますよ。あと、"フライトアクションRPGって難しそう"と思うお客さんもいると思いますが、本作では触りやすさに重きをおいております。完全にオートで戦闘する操作方法と、従来の『マクロス』シリーズと同様の操作方法、細かく微調整して射撃できる操作方法の3種類を用意しております。なので、ゲームが苦手な方もストーリーを楽しんでいただけますのでご安心ください!

――そういえば以前、週刊ファミ通本誌でコメントをいただいたとき、エンディングが複数あるとおっしゃってましたが?

小美野本作はマルチエンディングになっています。いくつ用意されているかはプレイしてのお楽しみと言うことで!

――キャラクターはどのくらいでるのでしょうか? たとえば、柿崎やフォッカーは出てくるんです?

小美野 いないですね。ゲーム中にさまざまな『マクロス』作品が登場するんですが、作品ごとに"劇中のどのタイミングでこの時代に呼ばれたか"が決まっておりまして。たとえば『超時空要塞マクロス』の場合は、柿崎やフォッカーは戦死したあとのタイミングなので、ゲーム中には登場しないんです。ほかにも、この世界に呼ばれているのは歌姫と関連性がとくに強いキャラクターだったりするので。

――なるほど。ちなみに、マックスとミリアは『7』の時代のみが登場するのでしょうか?

小美野 そうですね。初代と両方いるとおかしなことになりますしね(笑)。

――マクロスと言えば歌ですが、ゲーム中にはどのくらい収録されているのでしょう?

小美野  たくさん入っていますよ。どれかは聞いてからのお楽しみということで! 『マクロス』なので当然、歌は物語の重要なキーになっています。

――新曲についてお聞かせください。

小美野 オープニングとエンディングテーマを千菅春香さんが歌っております。また、キャラクターのミーナの声も当てていただきました。ほかにもゲームの各所で曲が流れることになります。ミーナは歌が好きで、"さまざまな歌姫たちの歌を聴くうちに自分も歌いたくなる"といった感じですね。

――オリジナルキャラクターも原作キャラクターも多数の新規アニメーションが用意されているんですよね。

小美野 アニメーション及びアニメカットは多数新規で収録しております。サラとシェリルのからみや、ミレーヌとカムジンなど、本作でしか見られないクロスオーバーも多数あります。オリジナルキャラクターも豪華な声優さんを起用していますので、そちらも注目していただければと。ちなみに、メインストーリーの会話シーンはすべてフルボイスです!

――では、最後にコメントをお願いします。

小美野 今回30周年記念作品と言うことで、ビックウェストさんやサテライトさんにもご協力いただいて、オフィシャル感溢れるゲームになっております。ぜひとも、マクロスファンすべてにお届けしたいなと思っておりますので、皆さんよろしくお願いいたします!


マクロス30 〜銀河を繋ぐ歌声〜
メーカー バンダイナムコゲームス
発売日 2013年02月28日
価格 8380円[税込]
ジャンル アクションRPG / アニメ・ロボット
備考 開発:アートディンク

(C)1982,1984,1994,1995,1997,1999,2000,2002 ビックウエスト (C)2007 ビックウエスト/マクロスF製作委員会・MBS (C)2009, 2011 ビックウエスト/劇場版マクロスF製作委員会 (C)2012 NBGI
※画面は開発中のものです。