『キングダム ハーツ 358/2 Days』の切ない物語がHD化!
シリーズの3タイトルがHDリマスター化される『キングダム ハーツ -HD 1.5 リミックス-』(以下、『KH 1.5』)。その1タイトルとして収録される『KH 358/2 Days(スリー ファイブ エイト デイズ オーバー ツー)』は、ニンテンドーDSで発売されたオリジナル版の物語を、2時間50分ほどにまとめた映像作品だ。今回は、オリジナル版からの変更箇所と、一部のシーンを公開! 加えて、開発スタッフのコメント&ミニインタビューもお届け。
■『KH 358/2 Days』オリジナル版からの変更箇所
・オリジナル版のイベントシーンを高画質化
・オリジナル版のボイスがついていなかったイベントシーンをHD画質で映像化し、ボイスを収録
・チャプター機能で特定のシーン(日付)を鑑賞可能
・“ロクサスダイアリー”は最初から、“シークレットレポート”は映像鑑賞後に全開放
・登場人物についての詳細な解説が見られる“キャラクター辞典”を追加
・すべてのコンテンツを閲覧すると、プレイステーション3用のカスタムテーマが手に入る
・トロフィー機能に対応(閲覧内容に応じて獲得)
●開発スタッフのコメント&ミニインタビュー!
『KH 358/2Days』のカットシーンディレクターを務める岡勝氏のインタビューと、効果音やエレキギターを担当したサウンドデザインの廣瀬裕貴氏のコメントをお届け!
■『KH 358/2Days』のカットシーンディレクター 岡 勝氏インタビュー
――HD化にあたって、どのような作業を担当されたのでしょうか?
岡 『Days』はシアターのみの収録だったので、映像だけでメインのお話がわかるように、シナリオから選定して、100シーンほどを新規作成しました。新規作成のカットシーンは既存のカットシーンと制作環境が大きく変わったのですが、一連の映像として違和感がないように、できるだけグラフィックの調整をしています。
――ユーザーにとくに見てほしいところはどこですか?
岡 今回、新規カットシーンに音声が加わったことで、豊かな表情とあいまって、テキストだけでは伝えきることが難しかった繊細な感情表現を感じることができると思います。同じシーンでも、あのセリフの「……」は、こんな想いがあったのかと新鮮な驚きも得られるんじゃないでしょうか。今回のシアターでは、複数のシーンを一連にして、ひとつのチャプターとしているところがあるのですが、それに合わせて、BGMもチャプター単位で設定しています。以前とは異なるBGM設定のシーンもあるのですが、今回のシアターならではの表現として楽しんでいただければ幸いです。また、2画面の映像で表現されていたシーンは、片方の映像をなくすのではなく、1画面で成立するように編集しています。どのようにつながっているかは、製品でご確認ください。シアターの総尺は2時間50分あります。最初からすべて観る場合は、腰を据えてじっくり堪能していただければと思います。
――そのほかに、印象深い出来事がありましたらお聞かせください。
岡 今回のHD化にあたって、過去に作成した『KH』や『Re:チェイン オブ メモリーズ』、そして『Days』のカットシーンを改めて見返すことになったのですが、制作当時の思い出が蘇り、懐かしさを感じながらの制作となりました。『KH』にいたっては、10年前! ですからね。その当時はこんなに長く、またこんなにたくさんの『KH』に携わることになるとは思いもしませんでした。あれから10年。これからの10年よりも、もっと未来に向けて、皆さんに愛される『KH』を作っていきたいと思います。
■サウンドデザイン 廣瀬裕貴氏よりコメント
プレイステーション3初のシリーズ作ということもあり、『KH』と『KH Re:チェイン オブ メモリーズ』のリアルタイム部分は、5.1chサラウンドに対応いたしました。また、『Days』では、ストーリーシーンの大幅追加にともない、ボイスも追加収録しております。シオンのかわいさに胸キュンしてください。楽曲の面では、下村陽子さん監修のもと、あんな曲やこんな曲まで生楽器に差し替わり、アレンジし直されております。生まれ変わったサウンドに、ぜひご期待ください。最後に……よい子のみんなは、あんな高いところでアイス食べちゃダメだよ(笑)。
※詳しくは週刊ファミ通2013年2月7日号(2013年1月24日発売)をチェック
キングダム ハーツ -HD 1.5 リミックス-
メーカー | スクウェア・エニックス |
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対応機種 | PS3プレイステーション3 |
発売日 | 2013年3月14日発売予定 |
価格 | 6980円[税込] |
ジャンル | アクション・RPG / ファンタジー |
備考 | ディレクター:野村哲也、Co.ディレクター:安江泰、プロデューサー:西理江 |