『テイルズ オブ エクシリア2』産地直送リポート その3/背景編

『テイルズ オブ エクシリア2』に込められた並々ならぬこだわりを、開発スタッフがリポート。第3回は、背景制作を担当したバンダイナムコスタジオの松田拓氏だ。

●ぜひ一度、世界をくまなく見渡してほしい!

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 バンダイナムコゲームスより2012年11月1日発売予定の『テイルズ オブ エクシリア2』。前作にあたる『エクシリア』のエンディングから約1年後の世界が描かれる、“選択が未来を紡ぐRPG”だ。当記事では、ファミ通.comの特設サイト“テイルズ オブ エクシリア通”の一環として、本作に込められた並々ならぬこだわりを、開発スタッフに語ってもらうぞ。第3回は、背景制作を担当したバンダイナムコスタジオの松田拓氏だ。



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▲バンダイナムコスタジオ・松田拓氏

 皆さん、こんにちは。
 バンダイナムコスタジオの松田と申します。これまでに、『テイルズ オブ シンフォニア』、『ジ アビス』、『ヴェスペリア』、そして前作の『エクシリア』など、おもに世界が3Dで描かれるシリーズ作品の背景制作に携わってきました。本作『エクシリア2』では、背景班のリーダーを務めさせていただき、イメージボード、背景の制作から、全体的なクオリティーチェックまでを担当しています。

 前作のおもな舞台となった“リーゼ・マクシア”とは対照的に、本作の物語が幕を開ける世界“エレンピオス”は高度な文明を擁しています。街をデザインするにあたっては、アール・デコ(装飾美術のこと。パターン化された模様や形を取り入れた、直線的あるいは幾何学的なデザイン)や、ロシア構成主義(立体的、幾何学的なデザインを重視する芸術)など、近現代的なエッセンスを取り入れつつ、『エクシリア2』の世界設定にマッチするように、曲線をデザインに組み込むなどしています。


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 主人公のルドガーが暮らしている都市“トリグラフ”は、おもに金属や石材で造られており、その雰囲気は都会的かつ無機質。僕たちが暮らしている世界の都市とどこか似ていて、なおかつ、エネルギーが満ち足りてはいない、ちょっと冷たい空気感を出そうと考えました。牧歌的な温かみのある雰囲気が特徴的だった従来の『テイルズ オブ』シリーズとは一線を画するのが、トリグラフという場所ですね。

 トリグラフは前作でも訪れた場所ですが、本作では行ける場所がかなり増えています。また、クランスピア社(巨大複合企業。本作の物語に深く絡む)のビルが中心部にあって、それが人々の生活圏や居住区を分ける、ひとつの境目になっている……といった具合に、都市設計をするような感覚で作り上げました。家を出て、移動して、列車に乗ったり働いたりといった、人の流れや生活感をそこはかとなく見て取っていただけたら、うれしいですね。


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 ちなみに、『エクシリア2』の発表時、イメージボードをいくつか公開しましたが、列車のイメージなどの重要なところは奥村(大悟氏。本作のキャラクターデザイナー)に描いてもらいました。その段階で、通路幅などのディテールも設定します。列車自体の幅は10メートルほどあるので、車内でバトルをくり広げるには十分な広さですね(笑)。


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 背景に配置するさまざまな人やオブジェクトは、企画班のメンバーたちが細かいところまでネタを考えてくれました。壁に掛けられた絵や、クランスピア社内にある小物など、いろいろなところにネタを仕込んでいますので、ぜひ探してみてください。なかには、シリーズの過去作品を連想させるものもありますよ。


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 本作も、前作の背景に負けず劣らず、かなり細かく作り込んでいます。また、物語がダークなテイストになっているので、それに合わせて背景もシックにしたり、光と影のコントラストを引き立てるなどして、大人向けっぽい雰囲気を散りばめたつもりです。街やダンジョンを探索する際は、ただ通り抜けるのではなくて、ぜひ一度、くまなく見渡してみてください。きっと、ニヤリとできる発見がたくさんありますよ!


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(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc.
※画面は開発中のものです。