新たに発表されたタイトルなど、気になる部分を直撃!

コーエーテクモゲームスTeam NINJA早矢仕プロデューサーインタビュー【TGS2012】_01

 2012年9月20日から開催されている東京ゲームショウ2012(一般公開は22日、23日)。その会場でコーエーテクモゲームスTeam NINJAの早矢仕プロデューサーにインタビュー。早矢仕氏が手掛けるタイトルについて聞いた。

<まだある新情報! 『デッド オア アライブ 5』>
──まずは、発売直前となった『デッド オア アライブ 5』についてお伺いします。コーエーテクモゲームスブースには多数の試遊台を出展していますね。
早矢仕 そうですね。発売間近ということで、買おうかどうか迷っている人や気になっている人に、実際に足を運んで頂いてプレイして頂けたらうれしいですね。もう買うと決めてくださっている方も、スタートダッシュを決めるために練習に来ていただければと(笑)。試遊バージョンはコレクターエディションという特別なコスチュームが選べるものを使っていますので、興味のある方はそちらも注目です。

──発売ギリギリになっても新情報が公開されている本作ですが、もう未公開の情報はありませんよね?(笑)
早矢仕 えーっとですね……(笑)。実はロンチトレイラーで最後に霞が刺されているシーンがあったと思うのですが、アレの謎は……実際にプレイして確かめてください!(笑)

──まだあったんですね!(笑)
早矢仕 それから、このTGS期間で公開された情報ですが、プレイステーション3版は発売と同時にダウンロード版もリリースされることもお伝えしておきます。Xbox 360版もご用意していますが、こちらは三ヵ月後になります。おっとそうだ、もうひとつ。来週の週刊ファミ通(9月27日発売)は、『DOA』ファンの皆さんは読む用と保存用で2冊買ったほうがいいものになっていますので、ご期待ください。

<お披露目はそう遠くない!? 『YAIBA:NINJA GAIDEN Z』>
──では次に、稲船氏とのコラボで話題の『YAIBA:NINJA GAIDEN Z』についてお聞かせください。
早矢仕 実はこれも来週の週刊ファミ通で……って、ファミ通の宣伝ばっかりに(笑)
──ありがとうございます(笑) ということでチラリとでもお話いただければ!
早矢仕 はい(笑)。『YAIBA』はじつはα版くらいまではできていて、PVでも実機で動いているシーンを使っています。なるべく早くに皆さんに触っていただく機会を作りたいなと思っています。タイトルからもわかるように、『NINJA GAIDEN』のファンの皆さんにも、そして稲船さんということでゾンビゲームファンの皆さんにも楽しんでいただけるものを目指していますので、期待してお待ちしていただければと。
──基本的には『NINJA GAIDEN』のスピンオフという捉え方でいいのですか?
早矢仕 いえ、そうではなく、『YAIBA』という新規タイトルとして大きく育てていきたいと考えています。『YAIBA』と聞いただけですぐにわかるようなタイトルになるように頑張ります。

<シリーズファンも納得の仕上がりに 『NINJA GAIDEN 3 RAZOR'S EDGE』>
──Wii Uのロンチタイトルであることも発表された『NINJA GAIDEN 3 RAZOR'S EDGE』についても聞かせてください。
早矢仕 これは先日の”Team NINJA NIGHT 2012”でもお話しましたが、『NINJA GAIDEN 3』が、シリーズを初めて遊んだ方には好評だったのですが、シリーズを遊び込んでくださっている方からは、物足りない、ゲームの方向性が変わりすぎている、というご意見を頂いてしまいました。そこで『NINJA GAIDEN 3 RAZOR'S EDGE』は、初めて遊ぶ人でも楽しめるといういい部分は残しつつ、シリーズファンにも納得いただけるコアなアクションに仕上げています。
──任天堂ハードでのCERO Zというのも珍しいですよね。
早矢仕 そういうイメージはありますね。ただ、任天堂さんからは、魅力的なタイトルがWii Uに来てくれることが大事、とおっしゃっていただいていますし、我々としても、こんな刺激的なタイトルが出るんだ、という驚きを持って迎えていただけたらな、という気持ちです。
──Wii Uの印象はいかがですか?
早矢仕 自分たちがHD対応のタイトル制作に慣れてきたということもありますが、非常に開発のやりやすいハードですね。

<『NINJA GAIDEN』シリーズ、そしてTeam NINJA>
──では最後に『NINJA GAIDEN Σ2』について。お話しできる範囲でお聞かせいただければ。
早矢仕 『Σ2』は、PS Vitaで『NINJA GAIDEN Σ plus』をリリースさせていただいて、これが全世界で好評を頂けたので、次を作ろうと。おもしろい仕掛けも用意していますので、楽しみにお待ちください。
──『NINJA GAIDEN』が付くタイトルだけでも3タイトルが開発中、Team NINJAはフル回転の状態ですね。
早矢仕 そうですね(笑)。これは『DOA』もそうなのですが、ファンの皆さんに支えられて、おかげさまで名前を聞いただけでわかるキャラクターたちが育ちました。もちろんゲームとしてはひとつひとつ違う魅力を持ったものを目指しますが、大きいくくりでは、こういったキャラクターたちが活躍できる舞台をより多く用意したいと考えています。IPというよりもキャラクターが広がっていく、Team NINJAはそういう形を目指したいですね。