ベインさん(今井麻美)が大暴走!? ARTERY VEIN『陽炎』発売記念イベント

2012年9月15日(土)、東京・秋葉原のAKIHABARAゲーマーズ本店にて、声優・今井麻美と喜多村英梨のユニット“ARTERY VEIN”の4thシングル『陽炎』の発売記念イベントが開催された。今回の発売記念イベントは、アートリーさんこと喜多村英梨と、ベインさんこと今井麻美がスケジュールの都合で別々にイベントを開催。この日行われたのは、ベインさんによるトーク&ミニライブという内容だった。

●ドSなベインさんにファンも抱腹絶倒!?

 2012年9月15日(土)、東京・秋葉原のAKIHABARAゲーマーズ本店にて、声優・今井麻美と喜多村英梨のユニット“ARTERY VEIN”の4thシングル『陽炎』の発売記念イベントが開催された。今回の発売記念イベントは、アートリーさんこと喜多村英梨と、ベインさんこと今井麻美がスケジュールの都合で別々にイベントを開催。この日行われたのは、ベインさんによるトーク&ミニライブという内容だった。

※アートリーさん(喜多村英梨)がマジメに進行! ARTERY VEIN『陽炎』発売記念イベント

 イベントが開始されると、まずはアートリーさんによるビデオメッセージが上映される。アートリーさんは、ベインさんとともにイベントに参加できなかったことを悔やみながらも、「今日もキレイだな、ベイン」とべた褒め。舞台袖で控えていたベインさんも、ビデオメッセージのコメントに対したびたびコメントで反応し、会場を沸かせる。そしてアートリーさんは『陽炎』と『月幻』の出来映えに「非常にARTERY VEINらしい楽曲になった」と太鼓判を押すが、「こんなコメントは愚問だったな」と言いつつ、「そろそろ“愚問”というネタも一発屋臭がしてきたな。しかし、新しいネタが思いつかないのだ(苦笑)」とすでに持ちネタのようになっている「愚問だね」というセリフの行き詰まり感を口にし、会場のファンの笑いを誘った。また、「ベインと別日になってしまったが、私の回にも来てほしい。このコメントVTRへの叱咤激励を聞いてやっても……よい」と上から目線ながらも、イベントへの勧誘も忘れていなかった。ビデオメッセージの最後に、『陽炎』の曲紹介を行うと、いよいよベインさんがステージに登場。『陽炎』を情感を込めて歌い上げた。

 同曲を歌い終えたベインさんは、「アートリーがいない歌が、こんなに悲しいなんて、私初めて知ったわ。アートリーがいないと生きていけない! みんなどうしたらいいと思う!?」とファンに問いかける。すると会場からひと言「がんばれ!」という完全に他人事な声援が飛び、これにベインさんは苦笑。そして、「みんなが望むなら、このまま続けていいのよ」と応えるとファンから拍手が沸き起こる。しかたなく「そう、私の名はベイン。(このまま)1時間もつかしら?」と不安を隠しきれない様子のまま、イベントを進行することになった。

 今井はベインさんになりきったままトークを展開していくも、会場の様子が気になるようで「どうしてみんなニヤけているの? 私は真剣なのに」とご立腹。そして「ホントにこのまま続けていいの!?」と不安な気持ちを爆発させるものの、ファンの要望はいまだベインさんのまま進行してほしいとのことなので、しかたなくベインさんのままイベントを続けていった。

 『陽炎』発売記念イベントということで、『陽炎』についての話題を始めるベインさん。しかし、「私の口から『陽炎』のことを語るのは、愚問よね」と言うベインさんは、イベント会場でミキサーを担当していたプロデューサーの濱田智之氏を呼び込む。「今日はミキサーさんと呼んだほうがいいかしら?」というベインさんは、濱田氏に「ミキちゃん」というあだ名をつけ、さらには「ベインさんになりきってしゃべれるのなら、発言してもいいわ」とだんだんベインさんのキャラクターをドSキャラとして固定し始めていく。ひとり目の犠牲者となったミキちゃんこと濱田氏。タジタジになりながらもベインさんからの質問に応える形で『陽炎』制作の裏話をすることに。しかし、あまりにもドSになり始め、ベインさんというよりもアートリーさんのような発言をくり返すベインさんに対し、「キャラぶれしてません?」(濱田氏)という恐れ多い質問をすると「違うわよ。私たちはふたりでひとつなの。だから、アートリーがいないときは、私がアートリーの役を担ってしまうのよ。これは運命。しかたのないことなのよ!」(ベインさん)と持論を展開。あまりにもアツく語るベインさんに濱田氏も「はい」とひと言答えるのが精一杯だった。このふたりのやり取りに「何これ」とつぶやいたファンのひと言を聞き逃さなかったベインさん。「ちょっと聞き捨てならないわ」と再びのご立腹。しかし、「そうね。たしかに珍百景よね」と自身もこの状況のおかしさに疑問を持っているようだった。

▲ベインさんの様子に、思わず苦笑してしまうミキちゃんこと濱田氏。

 また、今回のイベントをアートリーさんと別々にやることになった経緯を説明。「どうしても合わなかった。このままいくと年越しちゃう……だからせめて別々でもイベントをやらなきゃって」(ベインさん)とお互いに声優活動の傍ら、ソロでアーティスト活動も行っているため、年間のスケジュールがなかなか合わないことを吐露。しかし、プロデューサーの濱田氏は「その道はしばらくするとまたいっしょになります」と心強いひと言をベインさんはもちろん、ファンに伝えた。

 イベント開始から30分。まだイベント時間が半分も残っていることに明らかに焦りを感じ始めるベインさんは、限界を感じ始めつつも、「どうしてみんな目をそらすの? 見るに耐えない?」とファンに再び質問を始める。そして「みんな目を閉じて」とファンに指示。「本当はこの状況を後悔している人、手を上げて?」と、ついに核心に触れ始めるベインさんだったが、手を上げたのは十数名。この人数ではベインさんモードを続けるしかないと感じたのだろうか、目を閉じて挙手をさせたにも関わらず、「じゃあ、この列のイチバン後ろ、なぜ後悔したの?」と手を上げた人物をバラすというドSな行為に走る。しかし生け贄となったファンからの回答は「腹筋が痛くて(笑)」というもので「そんなポジティブな理由だとは思わなかったわ」(ベインさん)と苦笑するしかなかった。時間を持て余したベインさんの毒牙は、お客さんだけではなく、ついにゲーマーズの店員さんにまでおよぶ。用意されたネームプレートに“VEIN(今井麻美さん)”と書かれていることをファンから指摘されると、「VEIN(今井麻美さん)? これを用意したのはあなた?」と店員さんに質問。問いただされた店員さんが「朝お店に来たら“これ作っておいて”と渡されました」と回答すると「それは上司の仕業ということね。言っときますけど、ベインと私は別物だから」とベインさんは返答。しかし、その発言が“ベインと私(ベイン)”となっていることに即座に気づいたファンにミスを指摘されると「こんなに悔しいことはないわ!(笑)」と3度のご立腹となった。

 状況が状況だけに、お客さんの反応にふだん以上に気を遣うベインさん。なぜか涙を流している女の子を見つけると「あなた、どうして泣いているの? 答えてご覧なさい?」と質問。すると女性ファンは「おもしろすぎて(笑)」とまたしてもポジティブな感想。本人はすでに限界を感じ始めているのに、会場は大盛り上がりという状態に「本当に正直なことを言うわ。ウケると思ってウケないとき、ウケないと思ってるのにウケるとき、どっちもダメージが大きいわ。本当よ」と困惑顔。続けて、最前列のファンに「言いたいことがあるなら、言いなさい?」と聞くと「おキレイだなって」と回答。これに「(イベント当日なのに)メイク道具を忘れても?」と切り返すなど、何かが吹っ切れたのかキレのある回答で会場を沸かせた。

 イベントの終盤はサイン入りポスターのプレゼントコーナーへ移行。しかし、ジャンケン大会にしてしまうとすぐにコーナーが終わってしまうと踏んだベインさんは、通常とは異なる方法を模索。席が隣どうしのファンでふたりひと組になりジャンケンをしてもらい、勝った人が生き残りとする方法で人数を半分に絞ると、今度は「私が直接制裁を下すまでもないわ」と告げ、ゲーマーズの店員さんとのジャンケン大会に。残りが6人になったところで、1枚ポスターを追加して、この6人にポスターをプレゼントすることになる。ステージ上で追加の1枚にサインを入れることになったベインさんは「左手で、見ないで書くわ!」と突然の提案。なんだかよくわからない文字になってしまったサインに対し、「地獄のサインよ!」と言い放つと、“地獄のサイン入りポスター”が誰に当たるかがわからないようにして、6人をステージに上げ、抽選会を実施。「ポスター欲しさに前に出て来た、この浅ましい者たちに、もっと拍手を」と完全に晒し者にするドSぶりを発揮したベインさんだったが、地獄のサイン入りポスターが当たったファンは、とてもうれしそうに席に戻っていった。

 ポスターのプレゼント大会が終わったところで、思わず「ツライわ~」と本音を漏らしたベインさん。2012年9月29日に開催されるアートリーさんの単独イベントが“トーク&お渡し会”になっていることについて触れると「私はその理由を知っているわ。あの子はきっと、すぐに変身を解くと思うわ。とくに、今日の私の教訓を活かして!」と、やはり今回のイベントのことを後悔している様子。イベントの最後には、「ARTERY VEINはこれからもいろいろな仕事をしていくと思う」とコメント。アニメ化という途方もない目標を掲げつつも、「いつかきっと、ふたりでARTERY VEIN尽くしでライブ会場を埋めたいわ」とライブへの意欲を見せた。そして「ひとりでやるとこんなことになるんだって、今回で痛感した。私はもうアートリーといっしょじゃないと無理」と言うベインさんだったが、「こんな機会があったら、懲りずに来てほしいと思う」とファンに伝えると「それでは、今日はこの辺で。ご機嫌よう」とステージから下がる。そして、袖に引っ込んだベインさん、もとい今井の「つかれたー」というひと言により、イベントは終了。1時間という短い時間の中で多くの犠牲者を生み出すイベントとなったが、本当の意味での犠牲者は、今井ただひとりだったのかもしれない。

▲剥がれてしまったポスターをベインさんの指示で貼りなおそうとしたところうまくいかず、結局ベインさんから「ポスターを剥がして持って帰りなさい!」と思わぬプレゼントが贈られる。しかも、こちらは濱田氏のサイン入りのポスターとなった。

■オマケ写真館

▲イベント開始前の様子。精神を集中して、ベインさんを降ろしているのでしょうか? それともたんに眠いだけなんでしょうか? 謎。

▲イベント終了後、控え室でぐったりする今井。すでにベインさんはいらっしゃらない様子。

▲そして、ゲーマーズの店員さんに平謝り。

▲再びベインさんモードになると、カッコよくポーズをキメる。

▲2012年9月29日(土)に開催されるアートリーさんのソロイベント用に映像を収録。どんな内容になっているのでしょうか……?

■陽炎
発売日:2012年8月8日発売
価格:1260円[税込]
発売元:5pb.
販売元:メディアファクトリー