Crawmeraxの恐怖ふたたび! エンディング後の最強クリーチャーも登場

『ボーダーランズ2』超楽しいぜ! スペイン人と「俺たち最強だよな」と遊んできた【ボーダーランズ2ツアー】_01

 テイクツー・インタラクティブ・ジャパンから2012年10月25日に発売が予定されているプレイステーション3、Xbox 360用ソフト『ボーダーランズ2』を開発している燃える男のデベロッパー、Gearbox Softwareに潜入! 最新デモのプレゼンテーションを受けるとともに、実機デモで遊んできた。

 プレゼンテーションは、まず開発用のステージ“プレイグラウンド”での各キャラクターの紹介から行われた。この“プレイグラウンド”は、好きなようにテストしたいキャラクターを選び、武器やスキルをセットし、敵を呼び出して試せるというゲームデザイナー用の射撃場のようなもの。各キャラクターの概要は以下のとおり。

Axton(職:コマンドー)
 Axtonのスペシャルスキルは、タレットの召喚。スキルもタレット関連のものがあり、例えば“ロングボウタレット”では、遠くへとブン投げることができる。その他、周囲にバリヤーを張るものや、壁や岩の側面などに設置できるようにするスキルも。
 極めつけは最終スキルのひとつ“Nuke”。これは、タレットを出現させる際に核爆発を起こすというもの。ガンザーカーが敵をイラつかせて集めたところに落とせば、一気にダメージを与えることができる。ロングボウタレットと組み合わせることで、タレット自体を強力な武器に変えられるのだ。

Zero(職:アサシン)
 サイバーニンジャZeroには、忍者をイメージしたスキル、スナイパー系のスキル、そして打撃系のスキルがある。痩せ型の外見で誤解するかもしれないが、Zeroはかなり接近戦もイケるクラスだ。
 スペシャルスキル“Deception”は、自分の姿のデコイ(囮)を出し、自身は姿を消すというもの。Deception系のスキルを強化していくと、Deception中に敵に急接近して強力な一撃を繰り出し、見事倒すとDeception解除までのタイマーをリセットして、次々と一刀両断にするといったプレイも可能になる。Zeroが次に姿を現した時、敵の一団が全員ブッ倒れているという塩梅だ。

『ボーダーランズ2』超楽しいぜ! スペイン人と「俺たち最強だよな」と遊んできた【ボーダーランズ2ツアー】_04
『ボーダーランズ2』超楽しいぜ! スペイン人と「俺たち最強だよな」と遊んできた【ボーダーランズ2ツアー】_05

Salbatore(職:ガンザーカー)
 Salbatoreは見た目通りタフなキャラクターで、両手に銃を構えてバリバリ撃ったり、いわゆるオンラインRPGの“タンク”のような役割もこなせる(実際に戦車のアイコンのスキルもある)。敵の注意をひきつけ、戦場のダメージコントロールを行うのだ。
 究極のスキルのひとつ“Come at Me Bro”(かかってこいよアンちゃん)は、Double Bird(両手でファックサイン)を出して敵全員をブチきれさせ、自分に攻撃を集中させる。この際に体力全回復と90%ダメージ減少が受けられるので、仲間は攻撃に専念できるというワケ。

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Maya(職:サイレン)
 Mayaは攻撃的に仲間をサポートできる。スキルツリーには、属性ダメージに関するものや、回復系のスキルツリーも用意されている。スペシャルスキルの“Phaselock”は指定した敵を浮かせて一定時間空中に固定するというものだが、Phaselock関連のスキルを強化すると、捕えた状態の敵を倒すと回復用のヘルスオーブが出てくるようになるものがある。敵を固定して仲間とキッチリ倒し、回復も同時に行えるなら、長く生存できるはずだ。
 サポート専門と思うかもしれないが、「全キャラクターがソロで十分に戦える」というのが本作の哲学。例えば“Scorn”という強力なスキルを取得可能だ。これはエネルギー球をブン投げて、経路上にいた敵にボーナスダメージが入る状態異常に追い込むというもの。敵をうまくコントロールし、エネルギー球がより多くの敵を通過するように狙えば、近中距離戦もうまくさばけるようになるだろう。

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メクロマンサー
 発売後60日~90日ほどでDLC(ダウンロードコンテンツ)として提供されるという第5のキャラクター。特徴はふたつあり、まずひとつはスペシャルスキルにもなっているロボット“Deathtrap”を召喚し、戦ってもらうという能力。Deathtrapが敵に駆け寄って大爆発するという強化スキルもある。
 そしてもうひとつユニークなのが、“Close Enough”などの初心者用スキルだ。弾が外れても反射して敵に当たってくれるというもので、このキャラクターを用意しておけば、家に遊びに来たFPSがあんまり得意じゃない友達とも本作を楽しめるというワケ。

『ボーダーランズ2』超楽しいぜ! スペイン人と「俺たち最強だよな」と遊んできた【ボーダーランズ2ツアー】_02

 スタッフによるデモでは、“Teramorphous The Invincible”と戦う“You. Will. Die.[Seriously]”というミッションを見せてもらえた。その名前でピンと来た人がいるかもしれないが、これは『ボーダーランズ』DLCで導入された超強敵“Crawmerax The Invincible”と戦うミッション“You. Will. Die.”が人気だったことから作られた、一度クリアーした後の“True Vault Hunter Mode”用ミッションだ。
 エイリアンの祠から秘密の通路をアンロックすることで挑戦することができるのだが、その姿は超巨大で、フツーに銃弾を叩き込んだだけじゃほとんど体力バーが減らないという凶悪な敵。ゲームのメカニズムを把握し、戦略にそってキャラクターを作り上げ、きちんと装備を整えた最上級のプレイヤーでないと倒せないという。倒すと豪華なレジェンダリーアイテムが手に入るそうなのだが、デモでは見事に失敗していた……。

 また、世界からやってきたメディアを2人組にして“Ore Chasm”というミッションをプレイすることもできた。ちなみにこのミッション名、発音すると“オァ・カズム”となるのだが、何かわかった人だけ「しょうもねぇギャグだなぁ」とニヤニヤして欲しい。
 このミッションはアリーナ型になっており、1セットで出てくる敵を倒すラウンド制で進行していく。次第に敵は強くなるし、回復やバリヤーを張ったりするサポート型の敵も出てくるので、序盤は適当に撃っていれば何とかなるのだが、ラウンドが進むに連れてジリ貧になっていく。
 記者はAxtonを選択し、貰ったスキルポイントを基礎能力中心に割り振って、スペイン人記者とプレイ。相棒が前線に出つつ、自分がタレットで攻撃力を底上げしながら確実に仕留めていくスタイルで、プレスツアー参加者の中では数少ないラウンド4に見事進出。次の取材の時間が来ちゃったので終了になったのだが、ほかの記者にも参考にされるプレイをすることができ、「俺たち、最強だったな」とふたりで固く握手した。
 本作はアクションRPG+FPSというゲーム性から、連携が非常に重要。暗黙の了解でカバーし合えると最高に気持よかった! オレの背中はお前に預けたぜってヤツである。もちろん言葉が通じるなら、もっと深い連携やコミュニケーションができる。日本発売の暁には、オンラインやリアルの友達とジャンジャンバリバリ撃ちまくって欲しい。FPSが下手だったらメクロマンサーもいるしね!