サンディエゴの夜の街でXbox 360三昧!
2012年7月12日~15日(現地時間)、アメリカ・サンディエゴにて開催されているエンターテインメントのイベント“Comic‐Con International”(通称“コミコン”)。開催初日となる2012年7月12日の夜、会場近くのHard Rock Hotelにて、マイクロソフトの関係者向けイベント“Midnight Xbox 2012 Media Showcase”が行われた。
このイベントでは、コミコンに出展されている数々のXbox 360タイトルを試遊することができる。中には、E3 2012ではプレイできなかったもの、E3 2012とはデモのバージョンが違うものもあるのだ。
見逃せないのは、カプコンの『バイオハザード6』。レオン、クリス、ジェイクの3人の主人公について、すべて新規のステージが用意されていたのだ。レオン編は、ゾンビの巣窟と化した大学(E3 2012で出展されていたデモの直後)、クリス編は雪深き東欧、ジェイク編は中国が舞台。
また、E3 2012バージョンのデモから改善された点も多々ある。代表的なのは攻撃時のカメラで、敵を攻撃する際、キャラクターが左端か右端に寄るようになり、照準を合わせやすくなった。そのほか、映像のティアリング(画面のゆがみなど)も改善。目的地を示すマーカーについては、目的地までの距離を非表示にすることが可能に。
■小林裕幸エグゼクティブプロデューサーのコメント
――今年のコミコンはいかがですか?
小林 コミコンには何度も来ていますが、ゲームだけでなく、コミックやアニメ、ドラマなどいろいろなものがあって、魅力的なコンテンツが多いイベントだなと思います。日本とは違って、年齢が高めの方でもコスプレをしている方が多いのは、コミコンの歴史を表していますよね。また、コミコンで取材を受けると、システムよりはストーリーやキャラクターに関する内容が中心になることが多いのも特徴ですね。
――カプコンは例年コミコンに力を入れていますよね。
小林 数年前から力を入れています。コミコンに来られる方というのは、カプコンのゲームのお客様の層に近いと思いますので。
――今回のデモは、E3とは違うバージョンだとか。
小林 E3版からゲームを調整しなおしたバージョンです。E3版を遊ばれた方も驚かれているのではないでしょうか。E3版より、戦闘アクションが多めな、よりアグレッシブな内容になっています。
――ファンの皆さんの反応はいかがですか?
小林 すごく好評で、行列を作っていただいてありがたく思っています。サイン会も行いましたので、ファンの皆さんからお声をかけていただく機会もありまして。コミコンはそういう場所ですので、うれしいですね。毎年会う男の子もいますよ。
――最後にひと言お願いします。
小林 発売まであと3ヵ月もありませんが、最後までチームは調整をかけて、よりいいものに仕上げていっています。体験版からもまた変わっていますので、期待していてください!
『Gears of War: Judgment』ベアードの過去に迫る物語
『Gears of War: Judgment』は、Eマルチプレイの新モード“OVER RUN”を、E3出展版のときよりも多いボリュームで遊ぶことができた。ここでは、エグセクティブ・プロデューサーのロッド・ファーガソン氏(Epic Games)のインタビューをお届け。
ロッド・ファーガソン氏
――“OVER RUN”について、あらためて教えてください。
ファーガソン これは、前作『3』における“ホード”モードと“ビースト”モードを混ぜたものです。COG軍とローカスト軍の立場に分かれ、ジェネレーターを巡って攻防をくり広げることになります。今回は、新たにCOG軍の兵士に“クラス”という概念を設けました。ソルジャー、メディック、スカウト、エンジニアというクラスがおり、エンジニアなら防衛設備の修理ができるし、メディックなら仲間の回復ができます。
――『Gears of War: Judgment』というタイトルの意味を教えてください。
ファーガソン 本作は、シリーズ1作目の14年前の物語です。Judgementというのは“審判”という意味。物語は、ベアードが審判の前に連れてこられるところから始まります。彼は何かの罪を犯して連れてこられるのですが、いったい何をしたのかは、物語を進めていくと明らかになります。
――とすると、プレイヤーは過去の物語を追体験することになるのですね。
ファーガソン そうです。また、プレイヤーは、ベアードだけではなく、ほかのキャラクターの視点でも物語を見ることになります。
――最後にメッセージをお願いします。
ファーガソン 『Gears of War: Judgment』は前作とはまったく違うものになっています。プレイしていて手に汗握るものになっていますので、初めてプレイする方にも、これまでのシリーズ作をプレイしてくださった方にも楽しんでいただけると思います。
『TOMB RAIDER(トゥームレイダー)』か弱きララのサバイバル
スクウェア・エニックスの『TOMB RAIDER(トゥームレイダー)』については、E3ではクローズドブースで披露されただけで、プレイは不可能だった最新デモを実際に体験することができた。(最新デモの内容は→こちら)
圧倒的な身体的能力を持つものの、表情はとても弱々しく、倒れてしまうそうなララ。そんな彼女が、死体が持っている弓を手に取り、初めて動物を殺めてサバイバルしていく。ララの辛さが伝わってくるようでなんだか胸が痛くなってくる。このララが、どうやって一流トレジャーハンターになるのか、気になるところだ。
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