同志とともに励みあえる貴重な合宿が開催

 2012年7月2日~4日の3日間、東京・代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターにて、総合学園ヒューマンアカデミー ゲーム・アニメーションカレッジが主催する全国合宿が行われた。

 この合宿は、ヒューマンアカデミー ゲーム・アニメーションカレッジの全国各地の校舎(札幌校、仙台校、東京校、横浜校、名古屋校、大阪校、神戸校、広島校、福岡校、那覇校)に通う学生約300人が参加し、ゲーム業界への就職を目指す同志とともに、専攻別(プログラム、グラフィック、企画・シナリオ)の授業を受けたり、ディスカッションを行ったりするというもの。ヒューマンアカデミー ゲーム・アニメーションカレッジがこのような合宿を行うのは、今回が初となる。

 ここでは、合宿2日目に行われた、会社説明会と作品講評会の模様をお届けしよう。

 会社説明会では、ゲーム関連企業24社の人事担当者らが集い、自身の会社ではどんなゲームを作っているのか、どのような社風か、どんな人材を求めているのかなどをプレゼンした。学生たちは、興味のある企業のブースを訪れ、熱心に話を聴いていた。

▲会場内に設けられた企業ブースを行き来し、話を聴く学生たち。
▲各企業は、開発現場の様子や、最新開発タイトルの画像など、さまざまな資料を見せながらプレゼンを行った。
▲熱心にメモを取る姿、積極的に質問する姿も数多く見られた。

 “ゲーム”とひとことで言っても、家庭用ゲーム、業務用ゲーム、携帯電話・スマートフォン用ゲームなど、その種類は多岐にわたり、開発にはさまざまな職種の人々が携わっている。この会社説明会は、「自分はどの会社で、どのように働きたいのか?」を学生たちに考えさせてくれるものだったはずだ。

 また、学生たちは“エントリーシート”(みずからの履歴書・アピール文)を書き、プレゼンを受けた企業に提出していた。このエントリーシートがきっかけで、就職が決まることもあるかもしれない。

■会社説明会参加企業一覧(五十音順)
アクセスゲームズ、旭プロダクション、エイチーム、Aiming、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、ギブリー、gumi、サン電子、ジェットスタジオ、CGCGスタジオ、スタジオMC、テシオテクノロジ、デジタルメディアラボ、デジタルワークスエンターテインメント、ドラス、ドリームオンライン、ナツメ、ハ・ン・ド、パオン、プラネッタ、フロム・ソフトウェア、マトリックス、MUGENUP、メディア22世紀

 続く作品講評会は、各校舎の学生たちが自身の作品を持ち寄って展示し、ゲーム関連企業のクリエイターらに講評してもらうというもの。会場には、グラフィッカー志望の学生が書きためたポートフォリオや、プランナー志望の学生が書いた企画書、プログラマー志望の学生が作ったソースコード、そして各専攻の学生がともに作ったゲームなどが展示され、各企業からの参加者はおのおの気になる作品を手に取り、学生と言葉を交わしていた。プロに自身の作品を直接見てもらえるというのは、学生、とくに地方校からの参加者にとってはまたとない機会。学生らはプロの言葉に熱心に耳を傾け、自分の糧としていた。

 また、この合宿は、学生だけでなく、企業にとっても実りあるものだったようだ。会社説明会・作品講評会に参加していた企業のひとつである、ナツメ プロダクションマネージャーの石塚敦氏は、「原石を探しに来た」と語る。

 これまでナツメは中途採用を中心に活動していたが、「これからは新卒採用も行なっていきたい」と石塚氏。即戦力の人材だけではなく、未熟だけれども可能性を持つ人材を採用することで、事業の幅を拡大していきたいとのことだ。「もちろん即戦力というわけにはいきませんが、魅力のある学生がいました」と、本日の活動の成果について語った。

▲学生たちにプレゼンする石塚氏。作品講評会では、学生が作ったゲームを遊び、ソースコードや企画書に熱心に目を通していた。

 “就職はお見合いのようなもの”とよく言われるが、今回の合宿は、学生と企業が理想的な相手を見つけるための手助けとなったことだろう。

▲“洋服の青山”担当者による、就職活動時の理想的な服装についてのセミナーも行われていた。