非業の天才バッター、再びその手にバットを握り締める
セガより、2012年12月発売予定のプレイステーション3用ソフト『龍が如く5 夢、叶えし者』。今回は品田辰雄のストーリーを紹介しよう。
■品田辰雄
名古屋の貧乏風俗ライター。しかしその過去を知る者はいない。非業の天才バッター。
「品田辰雄」。不潔、無頓着、無神経。おまけに金にだらしない。名古屋の繁華街・錦栄町の中心にある雑居ビルのペントハウスで極貧生活を送る貧乏風俗ライター。それが彼のいまの姿だ。だがこの街で品田の輝かしい過去を知る者は殆どいない。
時遡ること15年前――。
プロ野球「名古屋ワイバーンズ」×「東京ギガンツ」。0対0で迎えた9回裏。4年間のファーム生活を経て、この日一軍に昇格したばかりの品田に、代打出場のチャンスが訪れる。そして放ったサヨナラホームラン。しかし、その直後、衝撃のニュースが品田を襲う。
「品田辰雄、野球賭博関与」
協会が下した裁定は、品田辰雄の球界永久追放だった。そして彼の人生の“夢”だったプロ野球選手としての人生は、わずか一打席で終わりを迎えた……。
それから15年の月日が流れ、2012年12月のある日。その日も借金取りの男に脅され、二束三文にしかならない仕事のため家を出た品田。いつも通り風俗店に行き、トラブルに巻き込まれながらもどうにか仕事を終え帰宅した彼を待っていたのは、謎の「マスク姿の男」だった。男の容姿を見て怖がる品田。だが次の瞬間、男の意外な一言に足を止める。
「お前が15年前に全てを失うことになった、9回裏のサヨナラホームラン……その真相を調べて欲しい。」
かつて天才と呼ばれた男。品田辰雄。“夢”を失った男が、隠された自らの「夢舞台の裏側」を暴くべく、再びその手にバットを握りしめる。全ては、15年前のあの一球を取り戻すため……。