同じ“夢”を引き継ぐふたり
セガより、2012年12月発売予定のプレイステーション3用ソフト『龍が如く5 夢、叶えし者』。今回は澤村遥と秋山駿のストーリーを紹介しよう。
■澤村遥と秋山駿
かつて「100億の少女」と呼ばれた奇跡の少女。「澤村遥」。
金に裏切られ、金に救われ、金で他人の人生を変えようとする街金融。「秋山駿」。
東城会を巡る「消えた100億事件」によって、桐生一馬と出会ってから6年。澤村遥は沖縄で、桐生一馬や施設の子どもたちとともに、慎ましくも幸せな生活を送っていた。しかし、そんな彼女にもささやかな「憧れ」があった。
――テレビの向こう側で輝いてみたい――
年頃の少女なら誰しもが思う憧れ。しかしそれが現実のものになろうとしていた。大阪蒼天堀に居を構える芸能事務所「ダイナチェア」。関西の芸能界に広い人脈を持つ敏腕女社長「朴美麗」は、遥の存在に目をつけていた。「私なら彼女を、ギラギラに光る宝石の中でも、特別な存在にすることができる。」朴は遥に接触する。そして彼女を“心の檻”から出すべく、夢を語るのだった……。
それから一年……。遥はダイナチェア芸能事務所のスタジオで、歌やダンスの猛特訓に明け暮れる日々を過ごしていた。沖縄を飛び出し、単身大阪へと渡った遥。孤独な高校生活に戸惑いながらも、大切な人たちの愛情を胸に刻み、夢に向かって前進していた。しかしそんなある日、事件は起こる。自分を支えてくれた事務所の関係者たちに襲いかかる魔の手……。16歳の少女は、恩人の「夢」を引き継ぐため、芸能界という深い“闇”に、闘いを挑んでいく。
そしてもう一人。遥と同じ「夢」を引き継ごうとしている人間がいた。神室町の街金融、スカイファイナンスの社長。秋山駿。新規事業のため、大阪を訪れていた彼のもとに入った悲報。秋山は事件の背後にある大きな権力の存在を感じる。かつて心通わせた人間の死の謎を追い始める秋山。だがその先には、澤村遥の姿があった。交わる2つの点。
遥と秋山、運命の再会を果たした二人は、欲望渦巻く芸能界の暗部へと迫っていく。