『DARK SOULS(ダークソウル) with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION』の新エリアは数百年前の世界【E3 2012】

E3 2012のバンダイナムコゲームスブースで、『DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION』の最新情報を得た。

●E3 2012の会場でインタビュー

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 フロム・ソフトウェアとバンダイナムコゲームスが共同開発し、2012年10月25日にフロム・ソフトウェアから発売予定のプレイステーション3、PC(Games for Windows LIVE)用ソフト『DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION』。同作は、2011年9月に発売された『DARK SOULS(ダークソウル)』のゲームデザインはそのままに、新たなステージやボスキャラクター、アイテムといった新しい要素を加えた拡張版だ。また、すでに『DARK SOULS(ダークソウル)』を持っている人向けに、追加要素だけを収録したダウンロードコンテンツ『DARK SOULS DLC ARTORIAS OF THE ABYSS』も提供。これから遊ぼうと思っている人も、以前からのファンも大注目の作品となっている。

 ご存知の方も多いと思うが、『DARK SOULS(ダークソウル)』は海外でも非常に高い人気を誇る作品だ。E3 2012では、海外での販売を担当するバンダイナムコゲームスのブースに『DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION』(海外名『PREPARE TO DIE EDITION』)の映像が出展され熱心なファンたちが食い入るように見つめていた。ファミ通.comでは今回、同作を出展するためにE3 2012を訪れていた、バンダイナムコゲームスの海外版プロデューサーを務める内山大輔氏に話を聞く機会を得た。


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▲バンダイナムコゲームスの内山氏。

 最初に聞いたのは、本作の開発経緯について。内山氏いわく『DARK SOULS(ダークソウル)』で追加要素を提供するという展開は、当初「絶対にやらない」と決めていたそうだ。その理由は、フロム・ソフトウェアが作り上げた完成されたゲームバランスおよび世界観を壊してしまう恐れがあるから。しかし、ある事件をきっかけにフロム・ソフトウェアとバンダイナムコゲームスの両社は考えを改めることになる。2011年末にヨーロッパを中心に起きた、『DARK SOULS(ダークソウル)』のPC版発売を求める署名運動だ。最初は静観していた両社だったが、署名件数が10万件を越えるという事態になったところで、ユーザーの熱い期待に応えるためにも開発を決心。そして、せっかく作るのであれば何か追加要素があったほうがいい、という考えからPC版向けに新要素を“ちょっとだけ”作ることにしたのだが……蓋を明けてみると「増やしすぎてしまいました(笑)」(内山)というボリュームに。これをPC版のみ展開するのは、いままで応援してくれたコンシューマー版のユーザーに対して不誠実になってしまうという判断から製品リリースされることになったのだ。つまり、ヨーロッパの熱心なPCゲームユーザーのおかげで、『ARTORIAS OF THE ABYSS』が誕生したとも言えるだろう。

 『ARTORIAS OF THE ABYSS』の内容は、新エリアが3つに新ボスが4体、それに伴う新たな敵や武具が複数というもので、なるほど“増やしすぎた”という言葉に深くうなずけるボリュームだ。新エリア3つはいずれも、本編の数百年前という設定。前述した“完成されたゲームバランスおよび世界観”に矛盾が起きないようにするため、過去を舞台にしたのだという。今回のインタビューでは、3つのエリアのひとつが、本編にも登場した“黒い森”であるという情報も内山氏より明かされた。同氏いわく、マップの構造や配置は本編の黒い森と似ているが、登場する敵や建物の雰囲気は異なり、数百年という時の流れが感じされる作りだという。注目の難度については「フロム・ソフトウェアさんの開発スタッフが“ちょうどいい”と感じるバランスは、ふつうのユーザーさんにとっては難しい(笑)今回登場するマップはいずれも“ちょうどいい”そうですよ」という答えが。つまり、心して臨むべし、ということである。なお、そのほか2つのマップに関しては続報を待ってほしいとのことで詳細は聞けなかったが、すべてクリアーするまでには平均で10数時間程度かかるとのこと。とは言え、『DARK SOULS(ダークソウル)』は死にながら攻略方法を見つけていくことが楽しいゲームだ。勘よく“答え”を見つける人もいれば、なかなか“答え”に辿り付けない人もいるわけで、「個人差はかなりあると思います」と内山氏。「我々はただ難しいゲームを作ろうとしているのではありません。トライ&エラーの末にある達成感――それを得てもらうのがいちばん大事ですね」と、本作の楽しみかたを改めて話してくれた。




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